【写真旅行記】連想させる記憶(San Xavier del Bac Mission)
数日時間ができたので、友人がツーソンの南にあるミッション・サン・ザビエル・デル・バクに連れて行ってくれた。ここは、17世紀に建てられたアリゾナ州最古のミッション。歴史の教科書にも出てくるお馴染みのイエズス会によって設立された教会の1つだそうだ。私は、今回が初めて。実は2日連続で行ってしまった。初日は、夕方に到着したので中に入ることができず周辺をウロウロしていた。
実はこの教会を見た瞬間、姫路の白鷺城がパッと頭に浮かんだのだ。
白亜の建物だからか?白さ加減が同じ?
正直、『白い』ということ以外共通するところないのに、と不思議に思い、歩きながら、写真を撮りながらずっと考えていたのである。
最終的に、教会の前の広場のような場所と白鷺城の前の広場が恐らく同じくらいの広さということ、それと、私が白鷺城を訪れた時と、この教会を訪ねた時の人のまばら加減が同じだったということではないだろうか、と結論づけた。脳は、色や大きさなどから過去の記憶の破片を引っ張り出してきて、何か一つの形を作ろうとするが、人の記憶はいい加減でもあるのだ。
大体、ミッション・サン・ザビエル・デル・バクを見て白鷺城を思い出すのは私ぐらいであろう。
2日目は中に入ることができた。
カトリック教会なので、それなりに内装も派手だと予想はついていたが、ここまで煌びやかだとは思わなかった。過去に見てきたカトリック教会とは天井に描かれた絵などが異なり、蔦や花などの独特なデザインに暫し心を奪われた。
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