幽霊列車 5 ayumu aizawa 2016年9月22日 06:18 幽霊列車の食堂車できのこのスープを飲んでいる。若い幽霊のウエイトレスが、あら、雨、とつぶやいた。窓の外は白夜の森が続き、朝の雨が窓に降りかかった。わたしは、わたしがもう幽霊なのだから、悲しむこともないんだな、と思い、ほっとしてきのこのスープを飲みながら、朝の暗い雨を眺めた。 #短編 #おはなし #小説 ダウンロード copy #小説 #短編 #おはなし 5 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート