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紫電 21

浜風が嘶きながら走り去る。


 百階相当を歩いた。


 優しい御老人だった。


 肉体的に疲労が溜まったが、精神的に満たされた一日だった。


 私の現状は何処へ行く?


 あと一年、血反吐を垂れ流してでも動くか、或いは節制を極めて止まるか。


 機会はあと一度であろう。もう一度踏み潰されたならば潔く引こう。


 羊達の絶望に深く共感。何度聴いても何度聴いても全身に鳥肌が立つ。


 ともかく生きろ。


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