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【詩】最後のさようなら

白い吐息が流れる空へと
「よろしくね」を放った

季節外れの楓の造花
ひらひら揺れていた

凍った雪が太陽を映して
「あぶないね」と話した

深海のくらげたちが
ふわふわ泳いでいた

あざらしたちに囲まれて
「さようなら」を伝えた

これで最後のさようなら
今度はずっとよろしくね

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