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道程

 忙しい一日だった。間違えて一時間早起きし、一本SSを書き、家中のゴミを集め、台所を掃除し、床をクイックルワイパーで拭き、泊まっていた友人とゴミ捨てを兼ねて朝の散歩・筋トレを行い、十一時に出発して市内の野暮用を終わらせ、買い物し、友人を一旦家まで送り、それから友人を役所まで連れて行ってバイクの手続きを済ませ、そのバイクがある父の職場まで送り届けて解散し、母の帰宅時間まで母の家の近くにある漫画喫茶で数年ぶりのヒトカラを少し楽しんで仮眠し、母の家に行って一日早い誕生日プレゼントのケーキを渡し、飼い犬の散歩をして、約六十キロの道程をオープンカーで走って全身に夜風を浴びて帰宅したのが二十三時半。

地味に嬉しかったので撮ってしまった。
DAMのAiは俺に優しい。

 帰宅後、日課の筋トレを行って台所を片付け終え、一服して記事を書き始める頃には日付が変わっていた。今日は母の誕生日。頑固でなかなか話が通じないことも多く、何度もぶつかり合ったが、やはりたったひとりの大切な母親である。「happy birthday my mother」とプレートに書いてもらい、渡したらとても喜んでくれたので何よりだ。正直英語読めるかな、と思って「これ読める?」と聞いたら笑いながら「馬鹿にしすぎ。」と言われてしまった。笑
 先日も書いたが、復帰までの道程が少しずつ見えてきた。母にも話し、自分のペースで頑張んな、と珍しい一言を貰えた。「自分のペース」ということが大事だと自分や友人を見ているととても感じる。
 無理をすれば、必ずどこかでそれが形となって出現する。身体が思うように動かなかったり、呼吸が上手くできなくなったり、思考がまとまらなかったり。人それぞれだが、無理をしてペースを乱してまで何かに突進したところで、いつか砕けてしまうと俺は思う。
 「無理してでもやってみたらできた」という人は、俺個人の勝手な考えだが、その人自身が持つポテンシャルが相当高く、最初「無理」だと感じていたものが実は「無理」ではなかったのではなかろうか。そんなことないか。それができる人は素直に羨ましいなぁ。
 一度無理をして潰れた身である。無理をせず、マイペースで、一歩ずつ自分の道程を歩んでいきたい。今できることは何だろうか。自己を磨くための筋トレ、我が家へ足を運んでくれた友人に「楽しかった」と思ってもらえるおもてなしをする、極力無駄を削ってお金を少しでも貯める、家中を綺麗な状態に保つ、早寝早起き、一日三食(これが意外と難しい)、毎日の感情を此処に残す。あとは何かあるかな。ほろ酔い飲んでiQOS吸いながら書いているからか、これくらいしか浮かんでこない。でも、まだまだあるはずだと思うのだ。ふとした思い付きでもいい。今できて、これはやっておくべきだと感じたら、迷わず行動しよう。俺はやらずに後悔するくらいならやって後悔した方が余程マシだと考える人間である。
 自分の道程を探し、見つけたらそこに踏み出す。一歩目が踏み出せれば、自ずと二歩目、三歩目がついてくると信じて動こう。昔よく聴いていたONE OK ROCKの「キミシダイ列車」から言葉を借りるなら、「過去の自分が今僕の土台となる」のだ。この休職期間、給与と賞与が少なからず削れるのはかなり厳しいが、これを乗り越え、銭ゲバ精神全開で土台を造り上げ、未来の自分の笑顔に託せるよう、道程をマイペースに探していこう。
 最後に、これからも恒例として続けていこうと思う今回の一曲。敬愛し、今の自分を支えてくれるDEZERTの「デザートの楽しいマーチ」。初めてフルで聴いた時の衝撃は今でも忘れない。「これは曲なのか…?」と思ったら、思いっきり曲であり、強烈かつストレートなメッセージが込められた一曲であった。是非とも聴いて頂きたい。

死にたきゃ死ね 生きたきゃ生きろ
やりたきゃやれ あんたに任せるさ

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