【入浴日記】超自然的現象
科学で説明出来ないものはある、と信じる人はどれくらいいるのだろうか。
身近な例だと、「幽霊は存在するか否か」。目撃情報はあるが、やろうと思えば科学的に説明出来てしまうものの方が多いだろう。或いは、気の所為や偶然と言った簡単な言葉で終わってしまうこともあるだろう。
精神を病んでもうすぐ1年になる。あの魔の20連勤が最初のトリガーだったと言うのであれば、もう1年経っているけれど。
その中に、本当にこれはどう説明すれば良いか分からない現象を何度か経験した。
直近で言えば、高速道路SAバッテリー事件。道端でアスファルトに迷い込んだ螳螂を草藪に帰してやった次の日、螳螂の様な厳つい風貌の男性に助けられた。バッテリーが上がってから僅か5分程の間に、である。数多の駐車場の中から、私の車の横に停めた車の運転手が、隣にいるバッテリーが上がっている車に気付く事って確率的に言うとどれくらいなのだろう。計算不可能。
後は、腕に十字の傷を入れた時、「もうこれ以上身体傷つけたり死ぬような真似したりするのは止めてくれ、お前の飯食えないのは悲しいんだよ。」と言ってくれた朋輩に(謝らなきゃなぁ)と思いながら眠りに就いて、起きたらその朋輩から連絡が入っていたこと。過去に彼の助けとなったことを報告してくれて、電話を寄越して話していく内に気力が湧いてきて、職場になんとか行くことが出来た。奇跡的なタイミング。
そして何より、露払いの朋輩の話。これに関しては本当に分からない。彼は超自然的な何かを宿して生まれてきたのでは無いかと疑うことすらある。昨日だってそうだ。薄明るい曇り空の中を車で走り、彼の家に見舞いのおにぎりと茶を届けに行った。その時に、あれだけ曇っていた空が突如、さながら雲が彼を避けていくように太陽が満面の笑顔で私達を照らしたのだ。彼とはよく家から歩いて飲みに行くが、直前にどれだけ雨が降っても、飲んでいる最中に雨が降っても、往復路で歩いている時に雨は降らない。
逆を返せば、私はド級の雨男である。外に出れば雨が降り、洗濯物を干せば雨が降り、雨の中移動して目的地に着くと雨が止む。これは一体どういうことなんだい。
どれもこれも、「こじつけ」「偶然」「たまたま」という言葉で全て片付くが、こうも色々あると、やはり超自然的運命という言葉が脳内から離れない。科学では説明不可能な、まるで神の御加護のような。
今日の一曲は、俺の背番号の由来であり、地元の朋輩が気に入っているAK-69「START IT AGAIN」。歌詞の世界観としてはややズレる所もあるが、サビ直前からの静かに心に火を灯すような歌詞が堪らない。彼とはついさっきまで電話してたけど、クソ寒い中でも根性キメて頑張っているようで何より。身体壊すなよい。
目を閉じれば そうスタートはもうすぐ
I already know
一度燃え尽きようとも 再起不能でも
こいつの火は消えない
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