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「BAR」

 昨日も書いたが、八月があと一時間ちょいで終わる。九月、復職が正式に決定。今まで支えてくれた方々、本当にありがとうございました。
 「要・軽業、要・通院」というギリギリのラインだが、無事に給料を従来通りに戻せることが何より安心する。金はあればある程心を安心させてくれるから。今の生活水準なら、カード代を多めに返済しても多少余るくらいには出来る。月一、二くらいのペースで行きたいのが、表題のBAR。

 今日は自分に「八月お疲れ、九月から頑張れ」を言いたくて、浴衣で行ってきた。浴衣+Bluetoothイヤホン+下駄+BARという何とも合わない組み合わせな気がするが、アバンギャルドと言わせてもらおう。

この格好で飲んでた。
二十一時には帰るつもりが楽しくなって二十二時半までいた。
和服のシルエット、超好きなんだよね。

 今日はマスターと店員のお姉さん、常連さんと思しき二名と俺の計五人だった。一人は以前顔を合わせたことがある女性だった。もう一人は初対面で、開店待ちの時に話して親しくなった。

 俺は何でも本当のことは隠さず喋る。元々独り言が激しいので、話し相手がいるとより話したくなる。でも、話を聞くのも好き。常連さんの女性が帰った後、俺が帰るまで客は来ず、初対面で親しくなった人とマスター、お姉さん、俺の四人で話していた。特に六月頃の経験はとても刺さったようで、ニコラシカを一杯ご馳走して貰った。お礼に、愛飲しているバタースコッチをお返しした。甘くて若い頃を思い出す、とその人は言っていた。

 そのBARに行くと、毎回誰かしらと初めて話し、親しくなる。「喫煙目的店」なので、紙煙草をいくら吸っても誰も何も言わない。何ならマスターが吸っている。マスターとは地元が同じ市で意気投合し、下の名前で呼んで貰えるくらい親しくなった。嬉しかった。正直毎日通いたいくらいだが、時たま行くからこそ、この雰囲気を味わえるのだろう。給料日と、二週間後に財布と相談して月に二回は行けるように節制したいな。

 さて、明日から復職。思い残すことは何もない。やりたかったことはやり遂げた。正確にはもっとやりたかったことはあるけれど、とりあえずやり遂げたと言っていいレベルである。不安の種は先輩・上司に事前に伝え、布石も打った。これでまた潰れたらいよいよ仕事向いてないなってレベル。

 一月間お局様はほぼ目を合わせてくれなかった。色々一緒にやらねばならない人に対してそのスタンスなんだな、と素直に思った。別にこっちから求めている訳では無いし、そのお方が「不要」と判断したら引き下がるまで。必要以上の御機嫌取りなぞもうせんよ、クソ面倒だし。金になるなら喜んでやるけど一銭にもならんし。シマのボスが有難いことに平和主義の温厚な方なので、寄りかかれる時は寄りかからせてもらって、その分恩返ししていけばいいよね、うん。

 今日はアルルカン「世界の終わりと夜明け前」。今日はこの曲ってずっと前から決めてた。この陰鬱とした世界が終わる。次に踏み出す世界はどんな世界か、まだ漠然とさえ見えていない。それでも、流れに逆らわず、流されず、流れに乗ってあとは自分次第。お上の理解も貰えてるし、しんどい時は素直に休ませてもらって、再来年辺りに羽ばたけるようにやっていこう。無理せず、無理せず。

照らせよ 照らせよ 個の世界を
照らせよ 照らせよ 束の世界を

いつまでも いつまでも
眩しすぎる世界で
いつまでも いつまでも
消えてしまわないように
輝きだす 希望の光
届かない声も 想いも 絶望の朝に

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