読んだらハマる行動経済学|おすすめ本を紹介
行動経済学という分野をご存知でしょうか?「人がどのように行動するのか」ということを理論化したとても面白い比較的新しい研究分野です。
例えば
・この手術の結果「死に至る確率は20%です」と言われるより「80%の確率で手術は成功します」と言われるの方が安心する(実際の確率は同じ)
・人が並んでいるお店は、なんとなく人気そうだと思って行ってみたくなる(でも本当に良い店かはわからない)
・飛行機事故のニュースを見たので、飛行機に乗るのが怖い(実際は自動車事故のほうが確率は遥かに高い)
このように、人は時に「合理的ではない行動」をしてしまいます。ただ、それはランダムに行動しているわけではなく、ある一定の原理に則って行動している。それを学問化したのが行動経済学といえます。
個人的には、とても人間味があって(そいういう学問なので当然ですが)面白い分野だと思っています。なのでこれまでかなりの本や講座を購入して勉強してきました。そこでここでは、行動経済学を学ぶためにおすすめの本を3点に厳選してご紹介したいと思います。
予想どおりに不合理
行動経済学ブームの立役者、ダン・アリエリーの著書。私が行動経済学に出会った最初の本です。筆者のダン・アリエリーはとてもユーモアがある人で、文章がとにかく面白いです。学者が書いた本とは思えません。また具体例がかなり豊富で理解が深まります。「行動経済学?なにそれ食えんの?」という方には最初に読んでいただきたい1冊です。
ずる--嘘とごまかしの行動経済学
こちらもダン・アリエリーの著書ですが、この著書は行動経済学の中でも「うそとごまかし」という点にフォーカスした非常にユニークな本です。本書ではとても面白いエピソードが紹介されています。
「ある大学で、学期の終わり頃になると、学生の親戚の訃報が相次ぐことが分かった。しかもそのほとんどが、期末試験の1週間前と論文の締め切り直前に集中する」というものです。当然ですが、大学の期末試験が学生の親族の致死率に影響するわけはありません。人がズルをするのはどのような心理によるのかなど、こういった興味深い研究結果が多く紹介されています。
行動経済学見るだけノート
3冊目はちょっと毛色が変わりますが、イラストでわかりやすく行動経済学の基礎がまとめられている「見るだけシリーズ」です。超入門書としてはおすすめで、行動経済学の概要をざっと知るにはとても便利な1冊です。
行動経済学はとにかく面白い分野です!ぜひ騙されたと思って手に取ってみてください。もちろんビジネス、マーケティングについて考える上でもヒントになることも多いと思います。
Udemyでは行動経済学の基礎を1時間弱で学べる講座をご提供しています、こちらもぜひチェックしてみてください。
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