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おやすみ日記 12月後半

noteでは何かひとつのテーマに絞ってつらつらと綴ることが多くて、ずっといろんな方の日記に憧れていた。誰かのたわいもない、けれど愛おしい日々がすきだ。わたしの休日もそうあってほしい。そう思って、いつまで続くかは分かりませんが、気が向くままに覚えているかぎり、綴ろうと思います。好きなところだけつまみ食いしていただけたら幸い。
12月前半の日記はこちらから。


🎄

12月17日
前日から夜が明けた記憶がない。
というのも、例のワクチン5回目の接種翌日だったのだ。誰ですか「5回目は余裕」って言ったのは。誰ですか「打ったこと忘れそうだった」って言ったのは。毎度周囲が慄く記録を出しがちなので、己だけを信じていたらまあ当たり前のように撃沈した。ほらー!!!!!
布団に丸まってウンウン唸り、しゃがみ込んで冷えピタシートを貼り、加湿器を焚いてくれる夫に死にそうな声で「ありがとう……」と言ったきり翌日朝までの記憶がなかった。スマホのメモ代わりにしているLINEに「22:28 KT38.6℃ 解熱剤服用」と記録が残っていた。カルテか?

結局解熱剤で誤魔化しつつ「元気になった気がする」と調子に乗って近くのスーパーまで彼と一緒に自転車で向かったら、帰路にかけてだんだんと具合が悪くなり、また布団に丸まってウンウン唸るという無限ループだった。それでもスーパーで買ったお寿司は美味しかったです。


12月21日
インターホンの音で目が覚める。ずっと前にAmazonで予約注文していたリンネルの特別号だった。これ幸いとばかりにコーヒーと毛布お供にリビングのダイニングチェアにて地蔵と化す。

最近やたらミッフィーが好きです。卯年になるから?

完全に付録目当てで買った。ミッフィーのレターセットなんて最高すぎるのでは?有り難く缶はお手紙入れに。付録さいこ〜と思っていたけれど、本誌の内容も最高だった。時間をかけて隅々まで読みきり、お昼ごはんがてらお散歩へ。
リンネルには色々な方のライフスタイルや仕事観について書かれていて、色々と考えてしまう。「楽するためではなく、楽しく生きるため」に、働き方の方向性を変えていってもいいのかも?という気持ちが芽生えた。来年はキャリアについて悩む1年になるような予感。

ふたりだから選べること、ふたりだから選べないこと、人生にはどちらもあるような気がしている。圧倒的に前者のほうが多いけど、ときどき分からなくなる。誰かにもたれかかって生きられるようになったからこそ、どう働き、どう生きていきたいのかは悩ましいな。「今の職場で働く」ことが東京に移り住んだ理由のすべてだった頃より息がしやすくて、でもだからこそ空が広すぎて難しい。

いろいろなことを考えては悩んでしまうけれど、そんな話を含めて夜は彼とふたりでロイホ忘年会をした。

腹ペコだったら一人前

冷製コンソメジュレ、アンガスサーロインステーキサラダ、ガーリックトースト、ちいさなペンネグラタン、この後にシーフードドリアも頼みました。コンソメジュレはひとつずつ、他は半分ずつ。美味しいを少しずつ、が最近は良いな。

今後のキャリアのこと、結婚式のこと、親族との関係のことみたいな深い話から、芸名をつけるなら?いいなと思う芸人さんのコンビ名は?来年やりたいことは?みたいな楽しくてくだらない話まで出来るの、人生において最高の話し相手を得たなと思う。ひさびさにゆっくり話せて、良い夜だった。


12月24日
結婚式の打ち合わせで、渋谷方面へ。
結局いろいろなことを考えた結果、フォトウェディングをメインとしているところにお願いして、ごく身内だけのちいさな式を挙げることにした。

いつかきっと細かく書くと思うのだけど、①両親と自分たちの写真を沢山撮ってほしい ②自然な写真を撮ってほしい ③自分たちが圧倒的主役!!!!な結婚式は( 他の方がどうであれ、我々は ) したくない が主な理由だった。ということで、幾つか見た中で写真の雰囲気が好きだったこちらにお願いすることに。
初めてお会いした「プランナーさん」にあたる方は終始にこやかで、ああ、安心してお願いできるなと思った。披露宴はしないし、ほんとうにごく身内だけなのであれこれどうこう、決めたり準備したりを極限まで削れるようにしたものの。それでも舵取りをしてくださる方だもの、素敵な方に巡り会えてうれしい。と言ってもドレスどうする時期どうする誰呼ぶどうする云々かんぬん、は尽きないので、きっとどこかで文にする。

そのあとは新宿まで歩き、高島屋で各自義実家に贈るお菓子を買って帰路に。
かつて高校時代に部活の全国大会に出たことがあって。そのときに泊まった場所が「デパートの近く」「デパートに行くときに橋がある」「近くにクリスピークリームドーナツのお店があった」ということだけを覚えていたのだけど、彼が「前言ってたの、ここでしょう?」と連れてきてくれて驚いた。そうですここです!探偵ナイトスクープかと思った。サンタさんから思いもよらぬプレゼントを貰ったみたい。

夜ごはんは野菜とチキンのオーブン焼き、スープパスタ。
夫の部屋着、いつ見てもダサくて愛しい
砂山崩しスタイルで食べるクリスマスケーキ、3回目


12月28日
起きたら10時過ぎだった。最近は休日でも仕事の日と同じ時間に目覚めていたのにな。そんな日もあるよね〜〜と、ここぞとばかりに布団の中でモゾモゾゴロゴロする。M-1のアナザーストーリーを観た。人を傷つけないお笑いが好きなので、正直今回の結果はウーンと思うところが無かった訳ではない。けれど、そういう論争こそ彼らが揶揄していたもので、でもそういうのって自由だし、そういうふうに揶揄するのって、と堂々巡りしかけるのでやめる。誰が何を良しとし、世間が何を評価しようと、男性ブランコが個人的に1番好きです。それだけ。

さすがにベッドの中で午前が終わってしまったので、お昼ごはんついでに近くをお散歩した。帰りにスタバに寄って年末で期限が切れるクーポンを使ってドーナツを買い、図書館で本を返却する。

ヨシタケシンスケ「思わず考えちゃう」
西加奈子「ごはんぐるり」
松浦弥太郎「ベリーベリーグッド」
樹木希林「一切なりゆき」

年末の空気感に背中を押されるようにして本を選んでいたものの、そういや年末年始の休日は30日くらいで、そこから3日までは毎日出勤なのだった。慌てて担いでいた本を数冊棚に戻し、前述の4冊にした。
帰宅してすぐ「思わず考えちゃう」を一気読み。買ってお迎えしようかしらと思うくらい良い本だった。

つき合った人、自分に影響を与えた人。
本当にあなたのおかげで、もう私はあなたが要りません、って。
でも、あなたのおかげなのは間違いないから、本当に今までありがとうございました、っていう。
ヨシタケシンスケ「思わず考えちゃう」

好きだったもの、たとえば作家さんやバンドやアーティストに対して、あとは男女、関係性を問わず親しくしていた人に対して、抱く感情が薄れてしまったことに気付く瞬間が増えた。
もう何年も揺るぎない1番だったのに、心を寄せる時間が減ってしまうことに対して罪悪感や後ろめたさを抱いてしまうようなことが。でも、「あなたのおかげで私はとうとうあなたが必要なくなりました 本当にありがとうございました」という気持ちは、すごく前向きで、救われたような気がした。
来年も沢山の本に出会っていけたらいいな。

12月30日
休み納めの休日。明日から3日まで4連勤なの、毎年のことながらシフトを出した過去の自分を恨みたくなる。ということで今年を締めくくるべく、朝からロイホに遠征してロイホ納めをして、午前中のうちから彼と大掃除をすることに。

引っ越して一緒に住み始めてから、週に2回以上は家中掃除機をかけるし、コンロや五徳は毎回掃除している。一人で暮らしていた頃は衛生観念が欠落していたので、酷い家に住んでいたのが嘘みたい。だからこそ大掃除で細かなところまで掃除をする余裕があるのが新鮮だった。「普段やらないところまで掃除する」大掃除は、普段こまめに掃除している人のものだったのか……
浴室の壁面に沿って水垢防止で貼ったテープを貼り替え、鏡をクエン酸とラップで掃除し、冷蔵庫の中のトレーや調味料を磨き。普段気になっていたけれど見ないふりをしていたところが綺麗になっていくのは気持ちが良かった。

そのあとは昨晩彼が作ってくれていた煮物と、あとは新しく2人でお雑煮を作って昼ごはんを食べた。
九州出身のわたしと、関東出身の彼ではお餅の形も出汁も入れていた具材も、お雑煮におけるすべての構成要素が違って面白い。とりあえず今回はリュウジさんのレシピでお雑煮を作ることに。

ちゃんとできました


これからこれが我が家の味になっていくのかもと思うと、改めて家族になったのだと思って嬉しくなるな。


あっという間に過ぎ去っていった2022年。
仕事でフロアを異動したり、私生活では結婚して引っ越しをしたりと、何かと変化に満ちた一年だった。noteでいうと、初めて公式のコンテストで賞をいただけたのが嬉しかったな。
自分の好きなこと、やりたいこと、どう生きていきたいか、どう歳を重ねたいかは常に悩み考えている。どうなるか分からないけれど、沢山の物事に向き合っていく一年にしたいと思います。

今年も大変お世話になりました🐅
また来年も、どうぞよろしくお願いいたします🐇

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