おやすみ日記 5月後半
noteでは何かひとつのテーマに絞ってつらつらと綴ることが多くて、ずっといろんな方の日記に憧れていた。誰かのたわいもない、けれど愛おしい日々がすきだ。わたしの休日もそうあってほしい。そう思って、いつまで続くかは分かりませんが、気が向くままに覚えているかぎり、綴ろうと思います。好きなところだけつまみ食いしていただけたら幸い。
5月前半の日記はこちらから。
📚
5月15日/16日
待ってました2連休!
GWというものが存在しないシフト制の人間なので、過去の自分が気を利かせて連休を作っていたらしい。夫が出張だというので、神保町のブックホテルでホテルステイをすることにした。
詳しくはここに書いたのだけれど、ま〜〜〜非常に良かった。読書が「体験」であることを思い出させてくれる空間。ここに携わっている方々は、皆さん本当に本というものを愛しているのだろうなとヒシヒシ伝わるような場所だった。幸せ……
デジタルデトックスを兼ねていたので、スマホは玄関近くの棚に置き、ベッドで本を読んで読んで読み漁った。当たり前だけど、この世には読んだことのない本、出会うことも叶わないまま人生を終える本が星の数ほどあるのだ。その事実にクラクラする。
良い2連休だった。
ちなみに翌朝10時にチェックアウトを済ませて、そのまま自宅へ帰り、自室のベッドで二度寝したところまで含めて多幸感に満ちた休日だった。なんだかんだ言っても、自分のベッドがこの世でいちばん最高。
5月20日
午前中、産婦人科にピルを貰いに行く。
PMSによるメンタルの低下が尋常ではないのを気にして飲み始めること早数年、もうこれが無いと生きていけない……とわりと真剣に思う。
子を迎えず2人で生きていく人生を選択をした身としても、またその分社会に出てガツガツ働くぞという気持ちとしても、飲むことでうんと楽になった。自分なりの答えで生きていく。
午後からは夫と合流し、お蕎麦を食べてから日暮里へ。初めて行ったお蕎麦屋さん、揚げたお餅が3つも乗っており、届いた瞬間ウワー!!!!と内心声が出た。嬉しすぎる。
お蕎麦自体はお上品な味で、そこにしっかりと食べ応えのある揚げたお餅が加わり、なんというかもう、祭りである。
日暮里には特別用事がある訳ではなく、ただ知らない街をお散歩したいというだけで夫を誘った。かつてトタンに展示を見に行ったり、ひみつ堂でかき氷を食べたりした記憶はあるけれど、しっかりと歩くのは多分初めて。ちいさな鎌倉小町通のようで楽しかった。喫茶ニカイに行きたかったが、予約で満席とのことで断念。またリベンジしたいな。
来月で付き合って3年、もうすこしで結婚して1年が経とうとしている時の流れの速さに2人で驚く。毎日変わり映えのしない日々で、特別なことは何も起きない。でも夫がいる生活が特別ではなく日常になったことこそがスペシャルだなと、ふと思う。
5月25日
件のワクチンで寝込んでいたら1日が終わった。
そろそろ打つのをやめようかな〜……とは思っているが、身内だけとはいえ結婚式がもう目前に迫っているのと、7月頭に新婚旅行で北海道へ行くのとあり、接種することにした。毎度きちんと寝込むので万全の対策こそしているものの、ある程度ちゃんとキツイ。職場で接種するときの問診で院長から副反応の有無を聞かれ、毎度39℃近くまで熱が出る話をしたらたいそう憐れまれた。本当にね?!?!?!
ベッドで1日の大半を過ごすとはいえ、基本的に動かなければどうにかなるので、図書館からたんまりと借りておいた本を読んで過ごす。
松浦弥太郎「それからの僕にはマラソンがあった」後藤由紀子「日々のものさし100」を読み終える。どちらもさらりと読めるエッセイ/スタイルブック。
マスク必須の世の中になる少し前、数ヶ月だけ仕事終わりに外を走っていた時期があったことを思い出す。また走り出したくなるな。暑くなるのでよくよく考えておきたい。
いつもより早く目が覚めて身体が重だるいなか、買っていた焼きプリンが今までで1番美味しく感じた。
ここしばらくおやつ我慢生活をしていたのと、熱で身体が熱い中に沁みたのと。ありがたや。
5月27日
式直前の駆け込み美容①
と言ってもいつもお願いしている美容院で髪を染め直したにすぎないのだけれど。今回もブリーチ+カラーをお願いした。毎回こちらが「こうなりたいな〜」と思い描いていた予想以上の出来栄えにしてくださる方。
ヘアメイクリハーサルが無いので当日の髪型をどうするか決めかねており、ヘアアクセサリーやイヤリングを美容室に持ち込むという奇行に出た。前回お邪魔したときにご相談したら「持ってきてくれたら一緒に考えるよ」と言ってくださったお言葉にありがたく甘える形に。少しでも自由度が広がるように〜と伸ばしていた髪型は相変わらずボブくらいの長さしか無い。染めたてのインナーカラーを撫でながら、こういうハーフアップは?とわたしの髪とパソコンで調べた画像をそれぞれ見せてくださった。これにします!
帰宅してからは夫と一緒に夜ごはんの作りおきを仕込んだ。野菜や肉や魚を切る作業が好きなわたしと、丁寧に調味料を計測するのが得意な彼、たいへん相性がいい。
5月30日
式直前の駆け込み美容②
いつもお世話になっている眉毛サロンでの眉毛&睫毛パーマに加えて、朝から銀座に出向いてシェービングをしていただく。初めての経験!
いつもは電気シェーバーでザザッと剃り、医療脱毛で毛根を焼き散らかしている( 表現 ) けれど、これだけプロに丁寧に剃ってもらうと違うのか……!と驚く。細やかなところまで剃ってくださる上に肌トーンがどこもかしこも上がる。あとはホットタオルで肌を温めてくださったり、オイルを塗っていただいたりと、「プロの手によって施されている」という感じがヒシヒシと伝わり、贅沢な時間だった。
空き時間には銀座松屋と伊東屋をハシゴして、お土産用のお菓子とそれに付けるポストカードを購入した。本当はルスルスのクッキー缶を狙っていたのだけれど、縮小営業で販売しておらず……!
同じスペースで売っていた、別のお店のお菓子をいただいた。
その後はいつものサロンへ。
もう年単位でお世話になっており、なんなら最近「式の直前だから」と夫も同じ方に眉毛を綺麗にしていただいたのだけれど、それでもやっぱり緊張するとのこと。いつもに増して「本当にこれで良いですね?!」って確認してくださるので笑ってしまった。プロの力を信じておりますので。そして安定の美しさに、ノーメイクながらウキウキしてしまう。睫毛がグンと上がり、眉毛が綺麗に整うだけでもかなり印象が違うな……
美容室でもシェービングのサロンでも眉毛サロンでも「どうか当日少しでも良いお天気になりますように」と皆さんにお声かけをいただき、有難いやら「いやもう本当にね?!」という気持ちやら。
感染状況や梅雨や暑さを避けて考えた日程に、まさか歴史に残る異例時期の台風が来るとは思ってもいなかった。なんでやねん。
遠方から来る両親や友人が無事に着けたらそれでいいや……と思いつつも、( でもお天気が良かったら外でも写真撮っていただくことになってたのにな…… )という気持ちは捨てられず。人間、ほんとうに欲求に忠実である。
あとは祈ることしかできないので、塩っけの薄いものと野菜をたんまりと食べつつ、徳を積もうと思います。6月、始まったね!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?