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おやすみ日記 12月前半

noteでは何かひとつのテーマに絞ってつらつらと綴ることが多くて、ずっといろんな方の日記に憧れていた。誰かのたわいもない、けれど愛おしい日々がすきだ。わたしの休日もそうあってほしい。そう思って、いつまで続くかは分かりませんが、気が向くままに覚えているかぎり、綴ろうと思います。好きなところだけつまみ食いしていただけたら幸い。
11月後半の日記はこちらから。
前半のまとめと言いつつ年の瀬も近付いておりますが、通常運転( ? ) ということでひとつ。

🌨️

12月1-2日
有給を取ってくれた夫と一緒に、日光へ。
書き残しておきたいことがチラホラあるので、日光旅行記はまた別の記事で書き綴れたらな。
なにより夫とゆっくりいろんな話ができたこと、食べるものすべてが美味しかったことが1番良かった。

これはこぼれ話というか、日光に関する話ではまっまく無いけれど、な話。
我々は普段別の寝室で眠っている。だからこういう旅先でしか一緒の部屋で寝ない( しかも同じベッドだと寝られないので必ずツインを取るようにしている )のだけれど。仕事が忙しかった夫が今回の旅でやたら早く寝てしまい、これどう過ごしたらいいの?!?!となってしまった。過ぎ去ってからこうして振り返ると笑い話になっているので全然構わないのだけれど……電気点けておくのも憚られるし、持ってきた本は2冊とも読んでしまったし、 布団が変わると寝られないタチなのでこちらは寝付けないし、といった様子。
つくづく我々は同じ部屋で寝れないわ……と思ったし、人には人の暮らし方だわね〜〜と思った。いつもどちらかの部屋までお互いを送り、おやすみを言って別れる直前まで声を出して笑うような毎日だ。それでいて、部屋に戻ってからは眠りに落ちるまで好き好き過ごすスタイル。我々はこの生活が好き。
女友達と旅行すると寝落ちるまで話倒しているから気にしたことがなかったのだな、と。気が置けない話が尽きない女友達と行く旅行の楽しさ、夫と行く旅行の居心地の良さ、どっちも大事だな。

日光、良いところでした
標高が高いというのもあるとはいえ、完全に雪景色で驚いた


12月6日
出張により夫不在の休日。ピルの休薬期間で体も心も重怠い。9時に起きたのにぼんやりとスマホを弄っていたら13時を過ぎていた。虚無すぎる。
迫りゆく夫の誕生日に向け、夫がいないうちに手紙を書こうと思っていたがやめた。今のまま書くと( わたしなんかと結婚しない方が良かったのでは…… ) という悲観的な言葉ばかり並ぶ手紙になるのが目に見えていたから。寒暖差、シンプルな寒さ、空腹、仕事におけるアレとコレ、休薬期間、と冷静に自分の心の不調が俯瞰できるようになったのは大成長。シンプルに体調も悪かったので休むに徹することとする。何もしないのはそれはそれで心の調子が狂うので、夕飯の作りおきや掃除やらといった最低限の家事だけを済ませて早めに休んだ。こんな日もある。


12月9日
珍しく、ほぼ単独行動の土曜日。
予定の調整が面倒ということもあり、平日のどこかと土曜日が休みになるようにシフトを組んでいる。必然的にカレンダー通りにお休みがくる夫と何かするときは土曜日、という感じ。けれど今日は夫がサッカー天皇杯決勝を見に行くとのことだったので、昼過ぎから別行動することに。

夫を見送り、わたしは買い物へ。友人と忘年会をすることにしたのだが、その時に予算4000円でプレゼント交換をすることにしたのだ。今回はその調達がメイン。AUX PARADISのボディミルクやヘアオイルなどのセットを買った。少し前に会ったときにお付き合いし始めた相手がいると話していたので、そのお相手の自宅で使ってくれるといいな。可愛い女の子は、持ち物が嵩張るので。
買い物を済ませてからは、少しだけ走りに行く。まだ2km走るだけでヒィヒィいっている始末。みんなどうして……そんなに沢山走れるの……?走ってお気に入りのパン屋さんにパンを買いに行ったら帰り道、地域のお祭りに遭遇した。お祭りの楽しい雰囲気に導かれるがままお団子を買い、食べ歩いて帰った。軽装備でお団子を食べ歩く20代女性、我がことながらシュールだったな……

お祭りの出店で団子、おもしろい


12月12日
休日ではないけれど、楽しかった日の備忘録として。
仕事終わり、友人と新橋へおでんを食べに行った。

日本酒とおでん、をやろうの会
細々したものたち、愛している

たたききゅうり、名物コロッケ、マグロたたきのなめろう、サーモンとクリームチーズのクラッカーのせ……ウッ思い出すだけでまた食べたくなる……!
「おでんを食べに来たからね」「まだお腹の容量空けておこうね」と言いながらも、あまりにも美味しそうだから色々と頼んでしまった。名物のコロッケはじゃがいも自体の甘みで中はほっくりしっとり、外の衣はサクサク。それにメープルシロップをつけて食べるという、カロリーの背徳感たるや。
友人が「夢の国で出会う味がする」と言っていた。わかる。

おでんもすべて美味しかった〜〜……厚揚げが絹豆腐なのがうれしい。卵、大根、こんにゃくなどの定番もさることながら、海老団子やとうもろこしの天ぷらみたいなちょっと珍しい品々が美味しかった。甘口が好きなわたしは高知の「酔鯨」を、出汁と合わせたいと言って友人は石川の「加賀鳶」を合わせつついただいた。夫も友人のお相手もあまりお酒が呑めるタチではないので「こういう、お酒ありきで食事を選ぶの楽しい」という話になる。それぞれに最適な時間があるのは豊かだ。

そのあとはカフェに移動して、クリスマスプレゼント交換会をした。スキンケアの師匠と呼びし友人からはオバジの美容液をいただくなど……もったいなくてまだ開けられてない( 早よ開けなさい ) 大事に使います……!
ところで、楽しく喋っていたら隣に来た方がアクシデントによりコーヒーをこぼし、「カフェでコーヒーをかけられる」という人生イベントを踏んだ。幸い荷物置き場が無くて黒の安いコートを着ていたのとごく軽傷で済んだのもあって笑い話なんだけど。よくドラマとかでコーヒーをかけられる( ? ) シーンってあるじゃないですか。アレやん……!!!!と思って、美味しいもの尽くし&プレゼント交換までして多幸感に満ちていたのもあり楽しくなってしまった。人生、物語よりも愉快にできている。

12月15日
夫の誕生日。
シフトを合わせた記憶は無いが、ありがたいことにお休みだったので2連休である。夫は在宅勤務。
普段は手抜きのご飯ばかり作っているけれど、毎年この日だけは自分なりに背伸びしたご飯を作ることにしている。翌日はちょっと贅沢な和食を食べに行く予定にしていたので、この日は本人のリクエストで洋食を作ることに。いつも思うけれど、なにしろレパートリーが少ないので、新しい料理に挑戦するにも浮かぶメニューが少なくて難しい。「記念日のごはん」「誕生日のメニュー」なんかで検索をかけてやれYouTubeだインスタだTwitterだを漁りつつメニューを考える。いつも美しき美味しきお料理を作っている方々、尊敬しかない。

結局、今年やりたいことリストに掲げていたということもあり、キッシュを焼くことにした。ちなみに付き合って初めてのクリスマス、パイシチューをトースターで焼いて焼け野原を爆誕させた前科がある。同じ轍を踏みたくないと思いつつも大事な日の夜ごはんにパイシートを扱うあたりの行き当たりばったり感たるや。パイシチューが上手くできる想像はできないし、焼け野原がまた出来るといよいよメインがそれになってしまうので今回はキッシュとシチューで分散させた。リスク管理、だいじ。

ちなみに当時のLINE

迫り来る夫( 当時の恋人 )の来訪を前にして絶望し、
いっそパイシチュー捨てる?!?!でも捨てたら何もご飯無いな?!?!パイ剥がす?!?!剥げないな?!?!となったことを思い出す。今回はオーブンレンジだから大丈夫なはず……と言いつつも怖すぎて、VIPを守るSPばりにオーブンを見守った。オーブンも圧が怖かったよねごめんね。

無事に完成した、安心

作った料理に対していつも多すぎるくらいの賛辞を送ってくれる夫がやさしい。「美味しい」もそうだけど「こんなに手間のかかる料理を」「考えてくれたことが嬉しい、ありがとう」と見えない時間を想像してくれるところまで含めて。
夫のこういう優しさにいつも救われている。

結婚してからいろんな気持ちになるけれど、それでもいつも必ず「この人と結婚してよかった」と思う。出張で毎週2日間以上は家を空けていることがある夫との生活を、最初は寂しいと感じることが多かった。付き合っていた頃は毎週末しか会っていなかったはずだし、物理的に一緒にいる時間は増えたはずなのに、どこか寂しいような気もしていた。
けれど最近は、ただ帰る家が一緒であることがすべてだなと思う。もちろん感情は流動的なものだし、来年のこの日どういう気持ちでいるのかは分からない。でも、関係性に甘んじずにちゃんと人として向き合い続けてはいたいな。その上で日々を重ねた先に1年後があるといい。それより先のことなんてわ分からないから。29歳、うんと良い年にしてくれよな。


年の瀬といえども仕事がおさまる気配はなく、なんなら例年通り、大晦日も元日も仕事である。なんだかんだ慌ただしい日々だけど、まだきっと大丈夫。もうちょい走るぞ2023🏃‍♀️

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