ロイヤルホストの話をしていいですか?します。
ロイヤルホストの個人的大ブームが巻き起こっている。
ブームのきっかけは、昨年の夏過ぎから始まった恋人とのモーニング開拓だった。もう何波か分からなくなるほどの昨今の事情から、仕事終わりに待ち合わせて夜ごはんを外で食べることが叶わなくなっていた頃のことだ。せめてと悪あがきするように、せっせと2人で過ごす休日朝にモーニングを食べにお散歩するようになった。
その頃に見つけたのがロイヤルホストのモーニングだったのである。
なんといってもまず驚いたのが、メニューの充実度!
バタークリームが美味しいパンケーキや、野菜の存在をちゃんと感じるオムレツ、画集に出てきそうなほどに美しいフライエッグ。奥で彼が食べている和食のセットも美味しそうだったし、本格的なビーフジャワカレーに、アンガスサーロインステーキ膳まである。朝からパーティーでも開くんか?
ちょっとした( 豪勢な、でも、ちゃちな、でもないところがポイント ) ホテルの朝ごはんみたいで嬉しい。あとドリンクバーのココアがバンホーテンなのも。今よりもうすこし情勢が落ち着いている頃は、よく2人で朝ごはんを食べに行った。「今日はわたしが勝ったら」とか決めながらジャンケンして、数回に一度ドリンクバーを付けるのが楽しい。
ドリンクバーの話でいうと、トロピカルアイスティーなる魅惑の飲み物があるのはご存知だろうか。はじめて飲んだときの感想は「なんじゃこれ」だった。フルーティーですっきりとしていて、でも甘みの感じられる……紅茶?という表現はしっくり来ないけどジュースではないし……という不思議な飲み物。とびきり好きなわけでは正直無いのだけど、一口飲むだけで違う国に吹っ飛ばしてくれるのでいつも少しだけ飲んでしまう。美味しい!!!!という飲み物ではないのに、なんだかじわじわとハマってしまう、ほんとうに魅惑の飲み物だ。
モーニングをきっかけにハマったわたしがロイヤルホストで1番好きなのが、この食いしんぼうのシェフサラダである。まず名前がいいよね。食いしんぼうのシェフ!「○種のサラダ」とか「アボカドとエビのサラダ」とかではなく、食いしんぼうのシェフ。
だいすきな平野紗季子さんのPodcast「味な副音声」でも稲田俊輔さんゲスト回でこのお話があったのだけれど、この「ちまちまちまちまと食べ続ける」「最高にわんぱくな」「食いしんぼうのシェフが『とりあえずこれで食べて軽く飲んどいて!』と言って出してくれそうな」サラダ。わたしはこれが本当に好き!
たまにフラッと仕事終わりや出かけた帰り道に立ち寄ってこれだけ頼み、ちまちま食べては、ハァ〜好き……としんみりする夜がわたしはだいすきなのである。
あとはこういう、ロイヤルホストの本気を見せつけられるメニューも好き。これは昨年の暮れに1人ロイホ忘年会なるものを開催したときの2品。他のファミレスもわりと好きでちょこちょこ行くのだけれど、こういう「うちはファミレスというよりも、ファミリーレストランでございますが?」と略称で呼ぶことを許さないようなメニューがあるところがロイヤルホストだな。ロイホ様と呼ばせてください。
ほんとうはこれにコスモドリアやパフェも付けたかったのだけれど、お腹いっぱいになってしまったので断念。この2品でも充分に満足だった。お肉はぎゅっと味が締まっていて美味しいし、冷製コンソメジュレは繊細なお味の中にもこっくりとしたコクがあって美味しい。これは飲める点滴だった。こういう本気度と、決して安価でテキトーなご提供ではない誇り高さもロイヤルホストの魅力だと思う。
あとは底の底まで一切妥協しない季節のパフェも美味しいし、なんならテイクアウトのティラミスも気になる。とまあ語り始めれば尽きないほど、どっぷりとロイヤルホストの虜である。
と言いつつもわたしより魅力に取り憑かれているのは彼のほうで「あなたは歩いていける距離にあるのずるい……」「生活圏内にロイヤルホスト欲しいしあなたのエリアで新しい家探そう……( もちろんその他のメリットもあるけれど! )」と言い始めるほど。
これだけ気軽に行けて、でも気軽に良い気分にさせてくれるロイヤルホストがわたしはだいすきだ。
実は昨今の感染事情により、絶対に感染できない病院勤務の職業柄、今年に入ってからまだ一度もロイヤルホストに行けていない。その恋しさ募るあまりにこんなnoteを書いてしまった。今はロイヤルホストのアプリでメニューを眺めながら、さていつかテイクアウトしてやろうとワクワク意気込む日々である。