完璧じゃないと駄目?
こんにちは。めここです。
わたし塾でバイトしているんですが、最近困ったことがありました。
小学5年生の国語を担当した時のことです。
はじめに、前回の授業で出した宿題の答え合わせから、授業が始まります。
以前から担当していた子なので、あまり国語が得意でないことは知っていました。
ですが、なんと全問正解。
いや、普通は、とても素晴らしいことであるはずなんですが……。
中学受験用のテキストで、難易度はかなり高いです。また、選択問題だけでなく、分量の多い記述問題もたくさんあります。
そして、その子は模範解答の冊子も持っているという事実。
要するに、宿題を解く時に解答を見ているのではないか、ということです。
記述内容までも、ほぼ模範解答 (ほんの少し言い回しを変えたくらい) で、疑いたくはないですが、正直疑わざるを得ません。
ただ、その時わたしは、初めから疑ってはいけないかもしれない…と、その子に「解答を見ているのではないか」ということを聞けませんでした。
次、同じような状況になってしまったら、必ずきちんと聞こうと思います。
ですが、その子の気持ちは正直、とてもよくわかります。
言うなれば、完璧主義でしょうか。
わたしも昔は、何かを間違えてしまうことが悔しいのと、恥ずかしいのとで、ひたすらに"失敗"を恐れていました。
それこそ、学校の宿題でも、間違っていることが嫌で、それを指摘されなくなくて、
出来ている "フリ" をしていました。
それが自分のためにならない、と感じたのは、たぶん高校受験を意識し出した時です。(遅いな)
そこそこ頭のいいほうではあったので、学校のテストなんかは器用にこなしていました。中学までなんてほぼ暗記だし。
それが、高校受験を前にして、今まで "出来ているフリ" をしていたツケが、一気にまわってきたような気がしたのです。
そこから、すこしずつ、出来ないことは出来ないと自分で認められるようになりました。
むしろ、出来ないことに対して、どう向き合うのかということのほうが重要だと、ようやく理解しました。
今でも変わらず負けず嫌いではありますが、出来ないことと向き合いつつ、出来ることを増やしていきたいですね。
なんか真面目になってしまった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?