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”甘やかし”と”先読み行動”の違い

今日も息子に振り回される日々

まだ息子が赤ちゃんのころは、とにかくなんでもやってあげないといけないし、目が離せないし、ということで忙しかったような気がします(もう、バタバタしすぎて当時の記憶があまり…(笑))
ただ最近ふと「あれ?まだ私は息子にかかりきりじゃない?」と思ってしまうのです。

なんかもたもたとしているようなことがあると、さっと手が出てしまうんですよね。
息子にさせるより、自分がやったほうが早いから、という理由が大きいのですが。

でも晩御飯を作って、みんなで一斉に食べ始めているのに「牛乳おかわり」「ごはんにふりかけふって」「このおかずに入っているネギ取って」などなど。
なんだかんだ息子の世話をやいて「さあ食べよう!」と思うと、みんな食べ終わっているんですよね(汗)

なんか甘やかしすぎ!?

自分の面倒は自分で見れるように

発達障害って困っていることを「困っている」と周りに助けを求められないことが多いというのは、かなり最初のほうに聞いていました。
なので、息子が困っていそうな様子があると、さっと手を出すようにしていました。
しかしその癖が今も抜けないというのはどうかな…とか。

息子とともに通っている心療内科でその話をしたときに医師には「先読み行動、いいんじゃない」と言ってもらいました。
やはり困ってなかなか先に進めなかったり、「助けて」って言えないことのほうが問題みたいで。
家では”わかってくれている人”っていうのが必要みたいです。

ただ「朝なかなか目が覚めないから、着替えをしないんですけど」と言うと、「それは自分でできるようになってもらおっか」とのこと。
自分のことは自分でできるようにはなってもらわないと、ということかもしれません。

はたからみると、甘やかしの部分もあるかもしれませんが、たぶんこの部分は苦手だから、ここを手伝ってあげるとその先がスムーズに進むな、と思うと、ちょっと手を出してしまったり。
息子は試行錯誤することもあるのですが、繰り返しやってあげる(やってもらう)ことによって、学習することが多いように思うんですよね。
単に楽したいだけではないように思う…。

番外:心の声を読んでしまう(笑)

思っていることをうまく表現できない、という点で「困っている」と助けを求められないこともあるわけですが、療育で教えてもらったのは「たぶんこう思っているなー」ということを、代わりに言葉にしてあげることで、どう言えばいいか学習していくようになるとのことでした。
なので「今の嫌な気分だったねー」とか「きっと相手はこう思ってこんなことしたんだよー」とか話すようにしていました。

それが癖になっているのか、息子が黙り込んでいるとついつい「あー後からやろうと思ってたのにー」とか、「恥ずかしいから知られたくなかったのにー」とか、つい代弁してしまいます。

するとある日、いつものように代弁していたら「〇〇くんの心の声を言うなー!」と怒られました(笑)
私が読んでいたのが間違いじゃないことが証明された瞬間でもありましたが、確かに自分の心を読まれたら嫌ですよね(汗)

それ以来、できるだけ「こう思っているだろうなー」と思っても声に出さないようにしていますが、やはり癖はなかなか抜けないものです。
読めるのも今のうち、そのうち「何を考えているんだか…」という日もくると思うと、少しさみしい気もします。

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