見出し画像

ひとり旅は思い出に残りやすい

最近、ひとり旅をした。

帰ってきてから、旅行について考えてみた。どうも友達と出かける旅よりも、ひとり旅の方が心に残っている気がする。

私はいま大学生で、これまでひとり旅はたくさんしてきている方だと思う。ひとり旅に目覚めたのは、高3の1月が最初だ。この件についてもまた触れられたらいいな。

いままで、茨城、千葉、鎌倉、京都、大阪とひとり旅をしてきた。どの旅行も、思い出そうとすれば旅先の景色が頭に浮かぶ。
「あのときは快晴で、海がとてもきれいだったな」「夜のネオンの下でたくさん人が歩いていて、賑やかだったな」とか、すぐに街の様子を思い出すことができる。それだけ濃い旅をすることができていたんだな。

友達と遊びに行った時はどうだっただろうか?
結論を言うと、あまり記憶にない。
思い出そうとすれば、ここに行ったよね、とか思い出せるのだが、日常でふと思い出したりはしない。
でも、楽しくなかったわけではない。
写真を見返すと、笑って写る自分がいるし、楽しく話したり楽しんだりしていた記憶があるから。
たしかに、友達たちと見た景色や、水族館のクラゲ、一緒に食べたパンケーキはよかったと思う。けれど、「なんか心の底から味わっている感じがしない」と今になっては思う。
 

おそらく、人に気を遣っているからかもしれない。
おいしいと評判のお店に行っても、「どちら側に誰が座るか」「何円くらいのものを食べるか」「前に座っている友達はいま楽しいだろうか」「次は何をしゃべろうか」などなど、考えることが多い。
そんなに考えなくとも良いんだろうけど、何をしなくても脳が勝手に人に気を遣っている。

とりあえず、何か会話をしなくては、と思って、てきとうにオイシーネーとかコレカワイーとか口走っている。本音はあんまりだな、と思っていることも多いのに。

ほんとうに、自分に素直になって旅行を楽しめるのは、真のひとりの時だけなのかもしれない。

家族と一緒のときは結構美味しいものはおいしいし、景色もきれいだったと覚えている。長年ずっと一緒に暮らして慣れている相手だから、気を遣わずに旅行を楽しんでいるのだろう。でも、家族との旅行は私にとって、納得がいかない。親が金を出しているから。景色がきれいで、温泉が気持ちよくても、それは結局親がお金を出した、親による親のための旅行なんじゃないか?そう思っている。

だから結局、ひとり旅が最高かつ最強だ。

ちなみに、わたしは友達と旅行に行ったことがない。修学旅行はあるけど、旅行に誘われないし、こちらも誘わない。わたしは行きたい所があると、ひとりで行ってしまう傾向がある。友達もそんなわたしを知ってか、旅行に誘ってこない。また、旅行に行ったら違う感覚を得るのかもしれないから、ちょっと寂しいので、今度は誘ってみようか。

これからも旅行を楽しめますように!

めっこ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?