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【まくら✖ざぶとん】①③⑤『車中泊』

えー、開放的解放的な夏がやっとやってきたってことで喜び勇んで飛び出してきたあっしの出番、どっこい一体全体なにが起こってるのか、うだるような外の暑さうざいような人の暑苦しさといった夏っぽさをこれっぽっちも感じられぬまま近づいているのは夏の終わり、開け放つことも解き放つこともできぬ憂さを晴らすべく今宵も下ネタ全開でお送りしたい所存。

今宵のネタはこの夏に某N国の政見放送で醜くも連呼されたかと思いきや有名俳優がファンに手を出すSUV・SEX不倫を連発していたことも発覚した「カーセックス」、若い頃のドライブデートにゃこれが付き物、異性交遊においてウブな初心者からズブズブの熟練者までその経験を語れる普遍的なプレイとあっちゃまくらで取り上げぬわけにはいかぬってわけ。

誰に見られるものかまったくリラックスできない状況に不慣れな二人なら緊張感マックス、車のサイドブレーキをかけても性のブレーキペダルはないぞとばかりにアクセルを踏み込んであくせくとはじまるカーセックス。彼女が乗り気なら運転席でそのまま上に跨ってのプレースタイル、声は筒抜けだし姿は丸見え、車高が足りず後ろに傾けた背中で押したクラクションが連続で小刻みに鳴ったら「ア!・♡・シ・テ・ル?」のサイン。

未来予想図ではなく現状報告音を響かせたら後部座席に移動して攻守交替、トランクまでのスペースをフルフラットにできたらもうそこは簡易ベッドだがムラムラっとしてるなら座席よりも早く相手を押し倒したいところ、キカン坊となったムスコがたぎらせる欲望のまま暴走機関車のように突っ走るドライブ・ミー・クレージーな疾走感こそが醍醐味、ギシギシと揺れる車の曇った窓ガラスに手の平が押し付けられたらカーセックスの画が完成ッス。

いっそのこともうそれをメインイベントに据えて待ち合わせ、理想は高台の丘の上に車を停めて夜景を眺め、ロマンチックな雰囲気になったらそこは男女、チュッチュイチャイチャからギアを上げてワチャワチャ、そこなら果てたまま疲れて朝まで眠りこけちまってもよし、これぞ車中泊よろしくカーセックスを言い換えての車中FUCKってわけで、お後はさしてよろしくないが夏の終わりにお熱を上げてやったぜおあいにくサマー!

えー、「一字千金」という故事ことわざもありますが、【まくら✖ざぶとん】を〈①⓪⓪⓪文字前後の最も面白い読み物〉にするべく取り敢えず①⓪⓪⓪作を目指して積み上げていく所存、これぞ「千字千金」!以後、お見知りおきを!!