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【まくら✖ざぶとん】㉞『椅子取り遊戯』

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台風の中継リポーター役に野次馬鹿の起用は字余りを避けて見送り、ただでさえ少ない読者にケツまで読んでもらえなきゃざぶとんの意味なし、まくらを高くしちまったら頭でっかち尻すぼりどころか頭隠さず尻隠れ、〈ヘイsiri〉と落ちを先に聞かれた日にゃ〈まくら✖ざぶとん??何のことだかしりません〉と出落ち受け答え出落ちといえば口調査、与党を支持する与太郎たちと野党を担ぐ野郎ども、議をめぐる争いが開票の時を迎えれば、王をかけた闘いのリングにも開戦ゴング

挙げて椅子取りゲームっただの列島どに上陸したのは台風二十一号政に新風吹かせた希望の党の失目に全縦断、ヒュッヒュ切るジャブジャブの応ヒュオンヒュオン巻く驟(しゅう)雨で道路はジャブジャブ台風の目立憲民主拳闘ならクラス替えだが新党鞍替えして落選した挑戦者たちは健闘むなしく見当違い門違い

したほうは防衛成功して票決しなかったほうは政権交代、受け応えあるパンチを繰り出した両腕を突き上げた挑戦者と万歳を繰り返す当選者、「希望なし」と揶揄された絶望の党は終わってみれば無謀の党ボウボウ重ねて重なったのはボウシングではなく暴風雨人も出たが助かった者もいたのは言やら不倫問題で政治家生命を賭した議員もまた然り、勝者と敗者生還者と落命者が入り乱れた夜も明ければ台風一過新規政権だからってここぞと心機一転を図るのもいいが、前内閣のツケと再試合のワケ鉄砲水に流しちまってはいけませんよってか。

えー、「一字千金」という故事ことわざもありますが、【まくら✖ざぶとん】を〈①⓪⓪⓪文字前後の最も面白い読み物〉にするべく取り敢えず①⓪⓪⓪作を目指して積み上げていく所存、これぞ「千字千金」!以後、お見知りおきを!!