見出し画像

看護師ならではの視点でご提案!医師の「最適な選択」をお手伝いする目利き医ノ助コーディネーター

こんにちは。目利き医ノ助note編集部です。

目利き医ノ助では ” 専門のコーディネーター " が先生方のご相談を受け最適なシステム選びのお手伝いをしています。

そこで、ご質問をいただくことも多い「どんな人がコーディネーターをしているの?」という疑問にお答えするべく、またしてもインタビュー記事にしていただきました!是非ご覧ください。


「製品を販売しない中立な立場」をコンセプトに、クリニックの医療ITシステム選定をサポートしている目利き医ノ助。実際にご活躍されている目利き医ノ助コーディネーターへのインタビュー第2弾として、今回は佐藤さんにお話を伺います。

▼目利き医ノ助についてはこちら

【佐藤 美月(さとう みづき)さん】
大学病院、クリニックに看護師として従事した後に中央ビジコム株式会社へ入社。おいしいごはんを食べることと旅行を好み、趣味はX(旧Twitter)投稿。最近はイラストも練習中。

 医師に「最適な選択をしてもらう」ために

――本日はよろしくお願いします。はじめに、佐藤さんが目利き医ノ助コーディネーターとしてどのようなお仕事に取り組まれているのか教えてください。

佐藤:先生方が抱える課題やシステム選定に関するお悩みをお伺いし、それぞれに合ったご提案やメーカー比較、運用方法をご紹介させていただきます。簡単そうに聞こえるかもしれませんが、医師によって抱える悩みの粒度は様々です。

「ITシステム」とひとまとめに言っても、電子カルテや予約システム、精算機などたくさんの製品があります。クリニックのIT化に世の関心が高まった一方で、製品の数がありすぎて選ぶ時間がなかったり、組み合わせが無数にありすぎて何を優先的に考えたら良いかわからなかったりといった、悩みを抱えている医師が増えている印象です。

最終的にシステム選定の判断をするのは医師ですし、導入後に使いづらくてシステムを入れ替えるとなるとクリニックの大きな負担になるので、「医師にとって最適な選択をしてもらうこと」を心がけてお悩みを聞くようにしています。

――目利き医ノ助の仕事の中で、大変だったエピソードはありますか?

佐藤:大変だったのは、無数にあるITシステムの特徴などを頭に入れることでした。医師に提案をするためには、自分が製品を理解していなければなりません。

目利き医ノ助では、電子カルテ・予約システム・WEB問診・レジ・精算機といった多数のシステムを取り扱っており、トータルでご提案できるのが売りの一つです。ただ、予約システムだけでも約20種類の製品があるため、システムの概要やメーカーごとの違い、診療科ごとの運用パターンなどを覚えるのは、とても苦労しました。

しかし、その経験があるからこそ先生方が多数の製品を比較し、自分のクリニックに合ったシステムを選定する大変さを共感できます
各メーカーさんにも勉強会開催などのご協力をいただき、今では自信を持って製品のご説明ができるので、苦労はありましたが先生方に喜んでもらえた時はやりがいを感じますね。

目利き医ノ助のSNS担当

――佐藤さんは医療ITシステム選定のサポート以外にも、X(旧Twitter)で発信活動をされていると伺いました。

佐藤:はい、目利き医ノ助公式アカウント(@mekiki_inosuke)と、目利き医ノ助コーディネーター「さとみ」(@satimi_cdc)の2つのアカウントで発信を担当しています。

もともと目利き医ノ助の事業が開始される前からさとみアカウントは運用しており、当時は販売代理店事業に従事していたので、メディコム(※)の製品紹介などをしていました。目利き医ノ助が立ち上がってからは、医療ITシステム関連の発信にシフトしています。

医師が「情報を入手する場」はホームページのコラムやセミナーなど多数あるものの、それらは先生方がご自身で検索をしたり、申し込みをしたりしなければなりません。目利き医ノ助でもコラムの配信やセミナー開催をしていますが、医師の時間的な制約を考えると、ハードルが高いケースも多いんです。

一方で、Xでお役立ち情報などを流せば、目利き医ノ助アカウントやさとみアカウントをフォローしていただくだけでタイムラインに情報が流れてきます

最近はXを利用されている先生方も増えているんです。ですので、コラムやセミナーとは別のアプローチで有益な情報をお届けしたり、日々の投稿で少しでも多くの先生方に「目利き医ノ助」というサービスの存在を知っていただけるように意識して発信をしています。

※メディコム…中央ビジコム株式会社にて販売している電子カルテ・レセプトコンピューターの名称。

――2つのXアカウントを運用しているとのことですが、発信内容はどのように差別化されているのでしょうか?

佐藤:公式アカウントでは、医療ITシステムの詳細やクリニックで悩みがちな問題点などを発信しています。実際にあった相談事例を掲載することもあり、先生方の悩みに寄り添った発信を心がけています。

一方で、さとみアカウントで意識しているポイントは、目利き医ノ助コーディネーターの私が「どのような人間か」をお伝えし、親しみやすさを持っていただくことです。さとみは「医療DXナース」という肩書なので、医療DXに関する内容はもちろんですが、それだけではなくプライベートな内容も交えて発信しています。

目利き医ノ助の利用を検討している先生の中には「この企業は本当に怪しくないのか?」「どんな人が相談に乗ってくれるか分からない」という不安を抱く方もいらっしゃるんです。

さとみアカウントでは、そのような障壁を崩すために「目利き医ノ助コーディネーターの佐藤はこんな人間ですよ」と発信し、安心して相談申し込みをいただけるよう心がけています。

看護師が挑む「医療従事者の働きやすい環境づくり」

――以前は看護師として医療機関に勤めていたとのことですが、医療機関を離れようと考えたきっかけはあったのでしょうか?

佐藤:病院を退職しようと思ったきっかけは、医療従事者の労働環境の悪さや看護師の離職率の高さに問題を感じたことでした。看護師は夜勤ありきの給与体系であるため、精神的にも体力的にも負担が大きいです。

それを考えたとき、生涯看護師として働き続けるビジョンが見えませんでした。それと同時に、自分が「医療従事者の働きやすい職場づくり」に携わる側の人間になりたいと思ったんです。

もちろん、勤務していた病院を退職しても、クリニックや施設、訪問看護師など「看護師」として働き続ける選択肢はたくさんあります。しかし、看護師以外の世界を知らないまま人生を終えたくないと感じ、自分の可能性を広げるべく転職を決意しました。

――看護師としての経験が目利き医ノ助コーディネーターの仕事に活きている、と感じることはありますか?

佐藤:看護師として現場で医療ITシステムを使用していましたし、実際に先生方と面談をすると「看護師さんなんだね」と反応をいただくこともあります。私は大学病院だけでなく、クリニックの看護師経験もあるのですが、そこは電子カルテもなければ、会計も現金精算しかできないアナログなクリニックだったんです。

そのクリニックで働いたからこそ、「こんなところをシステムで効率化する選択肢がある!」といった発見があります。

また、看護師としてのスタッフ目線はもちろんですが、私自身が患者としてクリニックを受診することもあるので、看護師と患者の双方の視点でご提案が可能です。そのようなスキルが求められる場面に立ち会うと、自分のバックグラウンドが活きていると感じます。

――最後に「より良いクリニックにしたい」とシステム選定に悩まれる医師にメッセージをお願いします。

 
佐藤:クリニック業界の競争が激化する今、生き残るためには患者さん・スタッフから「選ばれる」クリニックになることが必須です。

今後より良いクリニック運営をしたいと考えたときに「システムをどのように活用するか」が要になると思います。特に、電子カルテや予約システムは、全体の業務効率だけでなく収益にも影響するので重要なシステムです。

先生方の中には選定に悩み、知り合いの医師や開業医オンラインサロンなどで成功事例を聞いて、全く同じシステムを選定される方もいます。しかし、他のクリニックで成功したシステムを導入したからといって、自身のクリニックでも成功するとは限りません。運用スタイルや診療科、患者層を掛け合わせて考慮したうえで最適解を出すことが大切なんです。

その最適解を見つけ出すために「どこで誰に相談したら良いんだろう」と悩まれたときは、ぜひ目利き医ノ助の存在を思い出してください。
ひとつひとつのクリニックの特性に合わせた選択肢をお伝えし、理想のクリニックづくりをお手伝いさせていただきます。


目利き医ノ助では医療ITシステムに限らず、全国のクリニックのご相談を承っております。「システム選定の意見を聞きたい」というお話から「何から始めたら良いかわからない」といったご相談まで、医療ITシステムの専門家であるコーディネーターが伺います。ご相談は無料ですので、ぜひお気軽にご利用ください。

【取材協力】
ライター・編集:遠藤たまこ
医療関連の執筆を中心とするフリーランスWebライター。医療事務として大学病院・地域急性期病院・クリニックとさまざまな形態の医療機関に従事し、診療報酬請求から医師の診療補助まで多岐にわたる業務経験を持つ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?