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【相談事例#02】皮膚科・美容皮膚科|自費メニューの新患予約を伸ばすためのヒントとは?

こんにちは、目利き医ノ助の滝村です。
【相談事例シリーズ】では目利き医ノ助メンバーが実際に相談にのらせていただいたIT化・DX化の相談内容と『重要なポイント』を紹介しており、今回は皮膚科の事例をご紹介します。


ご相談クリニック情報

■状況:新規開業
■診療科目:皮膚科・美容皮膚科
■検討システム
 電子カルテ|予約システム|問診システム|セミセルフレジ|

初回面談

ご相談いただいた皮膚科・美容皮膚科では『保険診療と自費診療』の割合が、システム選定をする際の1つのポイントです。皮膚科のクリニック様でよく困りがちな「同意書の管理」と「スムーズな予約」が重要だと考え、準備をして臨みました。

先生からお話を伺い、特に自費の診療メニューをHPからカウンセリング予約にスムーズにつなげたい要望。また、現在お勤めのクリニックで、紙の同意書の管理に課題を感じているとのことでした。

皮膚科・美容皮膚科のポイント

今回のご相談のポイントは『カウンセリング予約』と『同意書の電子化』で、先生のご要望を叶えるために以下のポイントが重要でした。

■Point①|自費メニューの新患予約を伸ばすためのヒント
美容皮膚科では、無料のカウンセリングを実施した後に脱毛・肌治療などの患者さんにあった施術メニューへ誘導するケースが多いです。そのため、初回の無料カウンセリングの予約ハードルを下げることが重要です。予約システムのメーカーによって『予約可能枠の確認方法』に大きな違いがあり、今回の選定ポイントになっています。

一般的な予約可能枠の確認方法
1.個人情報(氏名や電話番号)の入力し、ログイン
2.予約可能なカウンセリング枠を確認
3.予約の実施
今回選定したメーカーの予約可能枠の確認方法
1.予約可能なカウンセリング枠を確認
2.個人情報(氏名や電話番号)の入力し、ログイン
3.予約の実施

患者さんの立場に立つと、受診したい日時に空きがあるかわからない状態で個人情報を入力するのは、大きな負担です。
離脱(予約がとりやすい他院への流出)につながりかねない、実はとても重要な比較項目ですが、この内容を確認しないで予約システムを選んでしまうケースも多いようです。

■Point②|同意書の電子化
美容皮膚科では、施術ごとに同意書を取得するため、紙文書の管理が煩雑になりがちです。WEB問診システムの電子同意書機能を活用することにより、院内のタブレットでサインを取得して、管理する体制をご提案。
電子同意書をご提案した背景としては、クリニックの立地が都市部であっため、文書の保管スペースが有限であることと、紙同意書のスキャン等の手間削減を見越してのものです。

このような選定プロセスを経て、予約システム3社と問診システム2社を選定、検討をいただき導入決定となりました。

院長先生の方針が重要

今回、自費診療を伸ばしていくためにカウンセリング予約をスムーズにとれるようにしたいというご希望があったため、明確な基準をもってシステム選定を実施することができました。

基準がないままシステム選定をしてしまうと
・コストが安かった
・画面がキレイだった
・デモ担当のトークが上手だった など
印象が強い項目に引っ張られて導入を決め手しまうケースもあります。実際に運用してみると「機能が不足」したり、スタッフさんから手間がかかると不満があがってしまう可能性もあるため、基準をきめておくことが重要です。

さいごに

目利き医ノ助では、先生方が「落し穴にハマってしまわないよう、気付いていないこと」を、ご案内する役目が出来ればと考えています。
今後もさまざまな診療科の『相談事例』をアップしていきますので、参考になればと思います。

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