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#自語り 39 読書の秋

今日はインプットのターン。サーモスのポットにたっぷり入れたジャスミンルイボスを飲みながら積読を消化。その合間に冬物の寝具を洗って乾燥機にほこほこにしたら眠くなってしまい、昨晩は早く寝てしまった。今年はお尻にまつわる文章をまとめたくて夏頃に出せればいいなと思って資料を集めていたのだけどコロナの後遺症が重く延期になってしまった。最近他の仕事が一段落したので着手している。文化史や服飾史などの書籍を読んで必要な部分をピックアップしている。専門書は面白い。

読書について。若い世代の人で本を読む人は減っているような気がする。読んだ本について尋ねると漫画か、漫画すら読まない人もいる。映像優勢タイプというか、アニメやネトフリ、ドラマや映画などは見る人が多い。文字をひたすら読むのは朝から晩までXにいる人など活字中毒の人しか残っていない気がする。そうは言っても毎日新しい本は出版される。図書館に行くと年輩の方が多い。本屋に行くと若い人も多いが、本棚の前でウロウロと何を買うか決めかねている人は少ない。TikTokなどで物語の存在を知り、若い世代の間でブームになることも多いと知り、入口は10年、20年前と様変わりしている。新しい本の情報は本屋に張り出された文字だけの入荷一覧だけだった時代がよかったかというと、もちろん全然そんなことはない。今のように自分にぴったりな作品のあらすじを知ってから本を手に取る方が読了率が高いに違いない。タイトルだけで博打のように図書館で取り寄せ読んでみたら全然思った本と違ってすぐに返却するということも防げる。効率よく、自分好みの作品に出会うことができると思う。よい時代になったと思う。そういう私もSNSで話題になっている本をすぐに見つけやすくなったし、好みの本を出す出版社を見つけることもできた。
それでもやはり、図書館や本屋に並ぶ本の背表紙のタイトルを読み、どんな本だろうと手に取る瞬間も大切にしたい。本の表紙を眺め、裏表紙や帯のあらすじを読み、著者プロフィールで過去作品を眺め小脇に抱えるあの瞬間。電子書籍もいいけれど、増えていく本の重みにワクワクとする気持ち。帰り道に早く読みたくて焦る気持ち。ページをめくる音、紙の匂い、栞の紐の色。それらすべてを含めて本を愛しているのだと気がつく。読書の秋、始めてみませんか。

機材や資料の購入費に当てさせていただきます。