20190428_ゴブリンズエンジェル_まとめ絵色塗幅600

嫁と遊ぶマジック・アリーナ(1)〜ゴブリンずANGEL(1)〜生誕編

(^v^)/「ホーリー・セイント・パワー!」

(^v^)/「チェンジ・ゴブリン!\(^v^)

\(^v^)/『メイクアップ・エンジェルズ!\(^v^)/


※説明聖なるオーラによって、ゴブリン達は天使へと生まれ変わったのだ!!

誰だって天使になれる。たとえゴブリンであっても。僕たちの背中には羽根がある! たとえゴブリンであっても。

え、ゴブリンでも? ゴブリンが天使に?? …何でそんなことに…

……………………………


最近夫婦は、マジック・アリーナにすっかりハマっている。


※マジック・アリーナ: 基本無料で、マジック・ザ:ギャザリングのネット対戦ができる。
※マジック・ザ:ギャザリング: 1994年から続いている、トレーディング・カードゲームの始祖。夫婦は良く遊ぶ。


毎日クエストが発生して、遊んでいると自然に達成される。報酬でもらったコインでカードパックが買える。無料プレイでも新しいカードを増やすことができて、楽しく新鮮に遊べる。

毎日規則正しく1時間ほど、夫婦でパソコンの前に並ぶのが日課になっていた。

※クエスト: ゲーム内のお題。“赤と白の呪文を20回唱える”、“土地を40回プレイする”など、簡単なもの。
※パック: ランダムなカードの詰め合わせ。異なるレアリティのカードが、一定数封入されている。
※レアリティ: カード獲得の希少度。レアリティの段階に応じて、カードの強さと複雑さが上がっていく。



パックは必ず、めかぶが開ける。物欲まみれの夫より、無邪気な嫁の方が素晴らしいカードを引き当てる。I believe her.

「ドミナリアをあきらめなァい!!」そう叫んでパックを開ける。もずくはウンウン唸りながらデッキを作る。相手が強すぎて、2人で悲鳴を上げる。夫婦で交互に遊びながら、アリーナするのが日常になっていた。

※ドミナリアをあきらめなァい: 当時、〈ウェザーライトの艦長、ジョイラ〉を当てるまで、執拗に〈ドミナリア〉パックのみを買い続けていた。執拗に。
〈ウェザーライトの艦長、ジョイラ〉: イケメン女航海士。不老。
※ドミナリア: 数多くの物語の舞台となった、マジックの広大な次元。パックは“伝説”をテーマとし、もう楽しいカードしか出ない。



ある日のこと。ポケーーーーっとした顔で、めかぶがパックから“神話レア”を引き当てた。

※神話レア: 極希に、パックに封入されているレアカードが“神話レア”というレアリティで出現する。強力な効果である分、運用には工夫が求められる。ただ強の時もあるけど。


アリーナで初めて出た、最高ランクのレア。もずくは油断していたので「オォウ、ワァアッ!!」と悲鳴した。めかぶは結構な確率で、神話レアやら面白カードをパックから出す。その引く力を目の当たりするたび、「オォウ、ワァアッ!!」と感嘆してしまう。やはりパックは、嫁に開けさせると良いのだ…

そのカードは、〈神聖な訪問〉というものだった。



( º ω º )/ミスティック・パワー!!++

この聖域の下では、誰しもが天使へ変身する! 人でもハトでもANGEL CHANCE! とっても派手で、面白いのだ!

〈神聖な訪問〉: カードの効果で発生するクリーチャーを、天使に変貌させる。もう元には戻れない。
※クリーチャー: 対戦相手を打ち負かすために呼び出した、なんらか。ゴブリン、天使、デーモン、ドラゴン、人間、猫、壁、三葉虫… 色々いる。



「クリーチャーをドンドコ並べよう!」「強化するから、みんなでガンガン殴ろう!」的なデッキに〈神聖な訪問〉を入れてみることにした。

既にもらった構築済みデッキの中に、突撃カードを詰め込んだものがあった。ドンドコ並べるクリーチャーが天使になったら面白そうだったので、そこに《神聖な訪問》を入れて遊んでみた。

※デッキ: ゲームに使用するカードの束。好きなイラスト、好きな戦略でカードを選び、組み上げる。趣味が捗り、妙なデッキが生まれ、愛着が湧く。
※既にもらった構築済みデッキ: アリーナを遊んでいくと、特定の戦略に沿って完成したデッキを複数もらえる。それを足がかりにカードを足していくことで、素敵なマイデッキがでっきあがる。



ゴブリンが… 天使になったよ!?? 

人間の兵士やゴブリンを呼び出すカードが数種類、元のデッキには入っていた。《訪問》によってそれらが天使になっていくのだが、ゴブリンがANGELになる絵面がかなり面白かった。

「ゴブリン… ANGEL… ゴブリン……! ANGEL……!」ロクでもない何かが閃きそうだ。『 YES ! MY ANGELS ! 』

「わかった! わかったぞ!! わかっ…」

そう、わかってしまったのだ。

つづく。


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