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クラリネットジャズ紹介

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好きなクラリネットアルバム・演奏などを紹介しています。ジャズと銘打っていますがジャズ・ラテン・ポップス・民族音楽などを聴いています。不定期更新。
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記事一覧

クラリネットアンサンブルでフリージャズ- クラリネットジャズ紹介15

15回目はTHE CLARINET SUMMITのSouthern Bells。 ♪ John Carterが結成したグループ”THE CL…

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1年前
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メインストリーム・ジャズとクラリネット - クラリネットジャズ紹介14

14回目は谷口英治のIn a Mellow Tone。 ♪ 現代の日本を代表するジャズクラリネット奏者、谷…

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楽しいおしゃべりがむずかしい - クラリネットジャズ紹介13

13回目はJoachim Kühn & Rolf KühnのLove Stories。 ♪ Rolf Kühnは、1929年にドイツ・ケ…

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ニューオーリンズのルーツを探るクラリネット - クラリネットジャズ紹介12

12回目はEvan ChristpherのAlmost Native。 ♪ まずジャケットを見て頭に大きな?を浮かべて…

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エリントン・クラリネットへの憧れ - クラリネットジャズ紹介11

11回目はDuke Ellington and His Orchestra with Adelaide Hall から1曲、Creole Love Callを…

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クラリネットでジャズをやること - クラリネットジャズ紹介10

10回目は、Benny GoodmanのThe Famous 1938 Carnegie Hall Jazz Concert。 ♪ クラリネット…

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3年前
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ブラジルとアメリカ、本来は出会わなかった曲たち - クラリネットジャズ紹介9

9回目はPaulo MouraのMood Ingenuo (Pixinguinha Meets Duke Ellington)。 ♪ もともと独自の文化を持っていた地域に西洋文化が侵入してきて、加えてアフリカの文化も入り混じり……という歴史の混沌からも予想されるように、ブラジルは独自の音楽の渦を持っている地域である。それは、ジャズを生んだアメリカと似ているが非なる渦であり、その二つの渦は相互に影響を与え合ってきた。Paulo Mouraは、そんなブラジルにおいて様々な音楽

やっぱりクレズマー・クラリネットが無敵 - クラリネットジャズ紹介8

8回目はDon ByronのPlays the Music of Mickey Katz。 ♪ アルバムの表題にあるMickey Katz…

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4年前
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クラリネットジャズの葛藤 - クラリネットジャズ紹介7

7回目は、Tony ScottのComplete Brunswick Sessions。同時期に録音されたMusic After Midnight…

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4年前
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a la mode音遊び - クラリネットジャズ紹介6

6回目はDave BrubeckのBRUBECK a la mode。 ピアニストDave Brubeckの名を冠したアルバムで、…

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4年前
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土地の香りがする音楽 - クラリネットジャズ紹介5

5回目はAnat CohenのRosa Dos Ventos。 ♪ Anat Cohenはデュオからラージコンボ(Aat Cohen …

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4年前
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たまに無重力になる - クラリネットジャズ紹介4

4回目はKen PeplowskiのEnrapture。 ♪ Ken Peplowskiは現代のジャズクラリネット奏者の中で…

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4年前
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口笛とクラリネット - クラリネットジャズ紹介3

3回目はBrad TerryのAll About Spring。 ♪ クラリネット兼口笛奏者のBrad Terryと、ポーラ…

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4年前
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Jimmy Giuffreのスタイル - クラリネットジャズ紹介2

2回目はJimmy GiuffreのThe Jimmy Giuffre Clarinet。 ♪ Jimmy Giuffreは、ひとことでジャズクラリネット奏者と評するにはおさまりが悪いほど、多岐にわたる作品を残したアメリカの音楽家だ。戦後に作編曲家としてキャリアをスタートさせた彼が、演奏者として発表した3作目のリーダーアルバムがこのThe Jimmy Giuffre Clarinet(1956)だった。作曲家としてはFour Brothersという王道なスウィングナンバ