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めいざんちプロジェクト始めます!

こんにちは。
鹿児島市名山町でローカル新聞「名山新聞」をつくっている編集長の門間ゆきのです。
名古屋出身の私が、偶然、ここ名山町に出会って好きになり、2017年に移住して7年目。この度、お知らせがあります!(号外!!!

お気軽に「ゆっきー」と呼んでください

名山町にある築70年くらい(?)の長屋をリノベーションして、名山博物館・案内所・名山新聞編集室となる「めいざんち」をつくるプロジェクトを始めました。2024年春完成を目指しています・・・!

めいざんち
場所はこちら(〒892-0821 鹿児島市名山町3-22)
めいざんちの開館情報や改修の進捗をお知らせしています!
→インスタグラムはこちら LINE公式はこちら

地図の台形っぽいエリアが名山町。1周1kmくらいの小さな町です。人口は300人ほど。
路地と長屋が特徴的な町で、めいざんちも長屋の一角。
エビ出汁ラーメンのABDCさんやおでんとワインの名山堀 梅屋さんと隣接する物件です。
鹿児島市役所(奥に見えるビル)から徒歩2分。電車通から黒田金物店のアーケードを進んですぐ。もとは八百屋だったそうで、手前の「お金入れ」はお支払いに使われていたそう!

この記事では、プロジェクトの背景や全体像を書きます。名山町について、めいざんちについて、知っていただけたらうれしいです。いろんな人に関わっていただき、めいざんちを一緒につくっていく場所にしたいと思っています!
長い記事ですが、お付き合いいただけましたら幸いです。


自己紹介−門間ゆきの(かどま ゆきの)

まずは自己紹介させていただきます。

高校生の頃からフィールドワークや旅先でいろんな人に会って話を聞くことが好きでした。そんな仕事をしたいなと思って大学卒業後は新聞記者になり、今はフリーでライターやイベントの仕事をしています(自己紹介記事はこちら)。
そんな、好きなことの延長で、名山のことをもっと知りたいな・・・!と思って、2020年から名山新聞を作り始めました。

名山新聞のInstagramはこちら

名山町の紹介

次に、あくまで私目線ですが、名山町について紹介します。
鹿児島市の中心地、鹿児島市役所から徒歩1分、市電もバスも、鹿児島のデパート山形屋も、繁華街天文館も徒歩数分圏内という超便利な場所にありながら、戦後の古い街並みが残り、人と人のつながりが温かいまちです。

狭い路地に漂う生活とちょこちょこ緑のある風景が好きです。

ここ10年ほどで、空き家がどんどんリノベーションされて新しいお店が増えています(私が移住してからの6年間で30軒以上オープンしています)が、ピッカピカの現代的な外観の店ができるというより、名山の街並みに溶け込むような店づくりをされる方や、個性的で新しい企画をされつつもまちや人とのつながりも大切にされる店主さんが多いです。名山で大切にしたいことがみなさんなんとなく通じ合っているのだなあ・・・とうれしく思っています。
そんなことから、私はよく、名山町を人に説明する時、「古きよき、新しきまち」と言ってます。

戦後、市場や飲み屋街として賑わい、「名山堀」の愛称で親しまれているエリア。夜のイメージが強い町でしたが、最近は雑貨屋やカフェなど昼に楽しめるお店も増え、昼も夜も、いろんな人が楽しめるまちになってきています。

2022年には名山堀のシンボルとも言える共同トイレを改修するクラウドファンディングを実施し、多くの方にご支援いただきました。私もクラファンページ作成や広報で関わらせていただきました。

「めいざんち」をこんな場所にしたい!

2017年に移住してから、最初はただ暮らしているだけだったのですが、青年会(という名の、半分以上over seventy! 気持ちは永遠のseventeen♪ な、元気なおっちゃんおばちゃんグループ)に入って祭の運営を手伝ったり、ご近所さんにお世話になったりするうちに、名山のことがもっと好きになり、また、自分なりに名山の課題ややってみたいことも見つかり、ちょっとずついろんなことをやってみました。

そして、こんな場所やこんなことがあったらいいな・・・というものが浮かんできました。
そこで、空き家をリノベーションして<案内所・博物館・名山新聞編集室>をつくることにしました。

以下、めいざんちでやりたいことを一つ一つ書いていきます。

名山案内所−名山の入口、まち歩きの出発点に。

前述のように、名山町は様々な人が、昼も夜もまち歩きを楽しめるまちに変化してきていると感じます。しかし、「名山町ってハードルが高い」「どこに行ったらいいの?」とよく聞かれます。せっかく個性的なスポットや楽しみ方がたくさんあるので、それらを知ることができる、名山町の“入口”となるような場所があれば名山町をもっと楽しんでもらえるのでは?と考えました。
「名山町に行ってみたかったんだよね〜」という人や名山ファンが立ち寄り、名山町のお店やイベント、まちの歴史などの情報を得て、そこを出発点にまちあるきをするような場所、案内所。

イメージは名山のはなぶさクリーニング。はなちゃん(右)がコーヒーを出してくれて地域の人が集っている。こんな風景が好きです。

町内に住む方や近所にお勤めの方なども集って、外からいらした方に「ここに行ったらいいよ〜!」と勧めてくれる。
私は「何が食べたい気分です?」なんて聞いて「だったら〇〇がいいですよ。今席が空いているか電話してみますね〜。空いてますって。行ってらっしゃいー!」みたいに人を名山に迎え入れ送り出す。まち歩きツアーも用意し、名山歩きの拠点にしていただきたいと思っています。

飲み物や簡単なおやつを出したいと思っています。私はそんなに料理や接客が得意ではないので、シェアキッチン・チャレンジショップのような形で出店してみたい人に使ってもらうのもいいかもなあ・・・と考えています。

カウンター周辺だけ片付けて、改修現場飲み「スナックめいざんち」をやってみました。
なかなかいい雰囲気!

名山博物館−名山の歴史を記録し、伝えたい。

「昔はこの道路は堀で泳いでウナギをとったよ。ドブ川みたいで汚かったけどね」
「県庁、県警、新聞社が近くにあった頃、それぞれに行きつけの店(縄張り?)があって、そこで情報交換がされたりしてね」
名山町に長年お住まいの方や昔の名山町を知る方から聞く話がとても好きです。今は無き名山堀の風景が目に浮かびます。そして、その歴史の積み重ねの上に今の名山があるんだと感じます。

改修中のめいざんちからも、歴史を物語るいろんなものが出てきました・・・

天井解体中に 出てきた「祝上棟式」!

一方、名山町はご高齢の方が多く、昔の写真や資料の管理に困っているので廃棄しようかという話を聞くこともあります。もったいない!!!

そこで「名山博物館」は、そんな名山の歴史や資料を、発掘・収集・整理・保管・展示して生かし、名山の今昔を伝える拠点にしたいと思っています。

飲食店が多い名山町ですが、<食べる・買う>だけではなく、<学ぶ・触れる>といった体験があれば、名山を歩き名山で過ごすことがもっともっと楽しくなるのではないか!と考えています。

めいざんちの床下からは約50年前の新聞が出てきました。
これを整理して読む会をしたいです!!!

そういえば私は小さい頃から博物館とか美術館とか大好きでした。今も好きです。「名山博物館」は広さは6畳くらいと小さいですが、ワクワクする空間にしたいなあと思っています。

名山新聞編集室−子どもたちが活動!名山情報の収集・発信拠点

名山新聞の子ども記者たちがここで取材をしたり記事を書いたりする編集室。名山新聞は現在、月に一度、町内の公民館を借りて活動していますが、子どもたちとの活動がとっても楽しいので、もっと子どもたちと遊べる場所がほしくなりました笑

子どもたちが学校帰りに立ち寄って宿題をしたり、遊んだり、子どもも大人も一緒にここで名山のことやまちのことを考えて作戦会議できるような場所にしたいと思っています。

なんと、子どもたちもリノベーションに関わってくれています!一緒につくる空間、ワクワク!!

このほかにも、めいざんちではギャラリーやイベントスペース、チャレンジキッチンといった機能も構想中です!

「めいざんち」という名前
ところで、ここまで書いて、「めいざんち」という名前に込めた思いも書いておきたいと思います。
おばあちゃん家(ち)、〇〇ちゃん家(ち)というように、「名山のお家」という意味、そのまんまです。名山町には、私が「〇〇さんち行こう」と親しませていただいているところもあります。案内所・博物館・編集室という機能としては硬そうなイメージですが、お友達のお家に遊びに行くような気軽さで親しんでほしい。
「めいざんち行こっ」
でぜひ、よろしくお願いします。

物件と改修方法について

物件について調べたり、昔を知る方に聞いたりしていくと、めいざんちとなる建物は、構造的にも、ストーリー的にも、名山町の特徴や歴史を物語る建物ということがわかってきました。

めいざんちの特徴を活かし、名山町の歴史や面白さを伝え、多くの人に名山町を楽しんでもらえる場所にしたいと思っています^^
物件の特徴や、物件との出会い、契約の経緯・・・などはまた別記事にまとめてみます。

改修は、コミュニティ大工 加藤潤さん&愉快な仲間たち と共に、「いろんな方に関わっていただきながら自分たちの手でつくる」ことを大切に、ゆっくりですが楽しく進めています。
コミュニティ大工とは?加藤潤さんとは?→ こちらの記事
(私はこの記事を書いたときはまだ自分が実際に空き家改修するとは思っていませんでした!!!)

自分でイメージ図を書いて意見をもらったり、現場でいろんな判断をしながら修正したり、工具を使えるようになったり構造を理解したり、少しずつできることが増えていくのがとっても楽しいです。そして何より、めいざんちにいろんな人が来て関わってくださることがうれしいです。

2023年8月から始まった改修作業。一旦建物だけでも2024年春には完成させたいなと思っています・・・。やりたいことがたくさんあるのでその後徐々にいろんな機能を追加していく感じを想定しています。
改修の進捗はめいざんちのInstagram と 公式LINE で発信してく予定です。

サポーター募集!

関わってみたい・応援したいと思ってくださった方へ
ここまで、めいざんちプロジェクトについて読んでいただきありがとうございます。めいざんちは、いろんな人に得意なこと好きなことで関わっていただく場を目指しています!関わりしろはいろいろあります。

1)改修作業に参加
2)企画・運営などソフト面を一緒に!
3)資金面・物品面のご支援
(目下、椅子を求めています!パイプ椅子でもなんでも、、、!!)
4)資金調達も事業計画も何もかも初めて尽くしの私と食べながら🍴飲みながら🍻相談に乗ってくださるとか

1)改修作業に参加
→空き家改修に興味がある!工具を握ってリノベーションに挑戦してみたい!
という方
毎日やっているわけではなく、月に数日いろんな人が集まってやっているので、参加してみたい方は、メール meizanchi0321@gmail.com またはめいざんちInstagramのDMよりご連絡ください。

改修にはいろ〜〜〜んな方々が応援に来てくださってます!!
感謝!!!

2)ソフト面
体力的に改修作業が厳しい方、体質的に埃っぽい現場がNGな方は、ソフト面でご一緒できることもたくさんあります!
・名山史料の収集・整理・保管・展示
・まち歩きガイドツアーづくり
・地域の方へのインタビュー
・オープンに向けた情報発信やイベント企画
などなど。

3)資金面・物品面のご支援も大変ありがたいです!!!
お名前を添えていただけるととてもうれしいです。ご支援いただいた方のお名前をめいざんちに飾らせていただきます。

★改修費用・運営資金のご支援★
【振込先】
①PayPay銀行
かわせみ支店
普通 1227293
門間ゆきの

②鹿児島相互信用金庫
本店
普通 1379775
めいざんち門間ゆきの

このnote記事へのサポートもありがたいです!

★物品のご支援★
Amazon【めいざんちのほしいものリスト】(随時更新)

最後になりましたが

ここまで、長い長い文章にお付き合いいただきありがとうございます。
最後になりましたが、一緒にめいざんちプロジェクトに取り組むパートナー、徳留将樹さん(ニックネームは「とっくん」)を紹介させてください。

とっくん(左)と私。床解体中!

とっくんは、「コミュニティソングライター」という肩書きで、コミュニティ(地域、学校、企業、家族など)で歌づくり・場づくりを通して、人々がそのコミュニティの理解や愛着を深め、一緒にそのコミュニティの歌を創り上げるという取り組みをしています。(▶︎詳しくはとっくんの自己紹介記事)めいざんちはコミュニティソングライターの活動拠点になる予定です。

私は、楽譜も読めず楽器も出来ずでしたが、とっくんの歌づくりワークショップに参加して、名山町での体験やまちへの思いを込めた「名山のうた」をつくりました。(▶︎名山町イルミネーションバザーでのステージの様子

名山新聞の子ども記者にもワークショップをしてもらって創刊2年記念に「名山新聞のうた」もみんなでつくりました。

2023年名山町夏祭で、名山新聞記者たちと「名山新聞のうた」を披露

そんなこんなのご縁で、名山や音楽や、お互いの取組を応援するパートナーとなり、この記事を公開する1週間前、2023年11月3日に入籍いたしました。

💡とっくんは名山町に移住してきてくれました!
💡私は戸籍上「徳留」になり、「徳」の字をいただきました!!(これは私にとってはけっこう大事な意味があります。私と名山町との出会いのきっかけであり、今でも実家のようにお世話になっている居酒屋とくちゃんの女将さん(徳田浩子さん=とくちゃん)に一歩近づいた気分なのです!勝手ながら。)

記事でのご報告・ご紹介となりましたが、共にめいざんちプロジェクトに取り組むとっくん&ゆっきーを、これからも見守り応援いただけましたら幸いです。挙式はしませんが、めいざんちが完成したら、お世話になった皆様とゆっくりとよい時間を過ごせたらと思っております。

スナックめいざんちでお待ちしております

結婚祝い・二人への応援は、是非とも、コミュニティソングライターとっくんへのお仕事依頼でいただけたらうれしいです!きっとすてきな歌ができます!歌を作る過程で自分やコミュニティと向き合うのってとても楽しくて尊い経験です✨

なお、11月18日~12月3日は、めいざんちを会場に、ash DESIGN & CRAFT FAIR 2023 にコミュニティソングライター企画で出展していますので、よかったらめいざんちを見学に、私たちに会いに、遊びにお越しいただけましたら幸いです。▶️出展予定はこちら


さて、本当に、本当に、最後までお読みいただきありがとうございました。

改修工事や新たな拠点作り・運営は初めてのことばかりで不安と緊張は大きいですが、それ以上に、めいざんちプロジェクトを通してたくさんの人に出会うことへのワクワク、めいざんちに子どもから大人までたくさんの人が集う楽しいイメージが膨らんでいます。
至らぬ点があり何かとご不便ご迷惑をおかけしてしまうかもしれませんが、お気づきのことがあればお気軽にご意見いただけましたら幸いです。

応援してくださる方々に感謝し、恩返しできるよう成長して参ります。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします!

めいざんち/名山新聞編集長
門間ゆきの

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