暇な時間が生んだシリコンバレー流タスクボード
長野移住してまず変わったのが、夜仕事をしないこと。
・出勤時間がなくなったので、約2時間~3時間ほど自分の時間ができた。
・環境がいい、雑音がないので、集中できる
・仕事のスピードが上がった
そこで、空いた時間で何をするか?
はまったアニメを使い、パフォーマンスを上げる方法
30歳の時にアイルランドのゴールウェイに滞在していたことがあります。その時に友達になったのが、アイリッシュでゴリゴリのアニメオタク。そして、日本人の友人もアニメオタク。その影響もあり、アニメ(熱いもの)をガッツリ見るようになりました。
ドイツへ移住後、テレビもつまらないので、見るのはアニメがほとんど。「宇宙兄弟」、「イニシャルⅮ」、「HUNTER×HUNTER」、「進撃の巨人」、「ハイキュー」、「ベルセルク」、「銀河英雄伝説」など話題作はすべて見たのでは?というぐらいみました。
見たアニメの主題歌、挿入歌を聴けば記憶がよみがえり、テンションがあがる。そういうプレイリストがあれば、いつでもスイッチが入る。がっつりした作業の時は大体このプレイリスト(現在57曲)を聞いて、作業してます。そうするとかなりパフォーマンスが上がるので、おすすめです!
ドラマ「シリコンバレー(Silicon Valley)」にはまる
話がそれました。空いた時間で何をするか、どう有意義にするか。頭を空っぽにできるぐらいフックのあるものがないのか?と探してみつけたのがドラマ「シリコンバレー」。
IT関係に従事する人であれば、絶対はまるスタートアップのコメディ。2018年の現在、シーズン5まであります。Amazonプライムビデオで視聴可能。
マジ本当におもしろすぎて、ここ二週間ずっと「シリコンバレー」ばかり見ていました。
何がそんなにおもしろいのか?
個性の強いオタクたちが革新的な圧縮アルゴリズムを作り、新しいインターネットを作る物語。例えばコードを書くとき、
インデントの際にスペースか、タブかで彼女と議論。主人公のリチャードはタブ派、軽くなるから。彼女はスペース派。コンパイルしたら一緒でしょ?という彼女。議論になりケンカになり、別れる。
といったように、マニアックなネタが山ほど盛り込まれています。また実際の企業のネタ。例えば、電気自動車のテスラをネタにしたりと。
詳しくはこちらにまとまっています。
シリコンバレーで紹介していたタスク管理を実践
ドラマをみていて、これいいな!と思ったのが開発の時に使っていたタスクボード。
タスク管理の方法はいろいろありますよね。
■人気のWEBサービス
「ふせん」のような感覚で使えるタスク管理ツール「Trello(トレロ)」
Gmailと連動し、何かと使いやすいGoogleが提供する To Do リスト
WEBサービス以外のソフトウェアの場合、Excelで作る。またはガントチャートでプロジェクト管理する…などなど、これまでいろいろと試してみましたが、どれもイマイチしっくりこない。
そもそもネットにつながらないとダメとか、ソフトを立ち上げないとダメとかが面倒。一瞬にして、タスクがわかるものはないか?と探した末に見つけて、作ったのがこちらのタスクボード。
原価たった500円のタスクボード
少し大き目な黒のボード(200円ぐらい)を買い、修正液でラインを引く。文字はWordで印刷してハサミで切る。超簡単に作れます。付箋が翌日落ちたので、ピンで止める。
シンプル、手で触れるタスク管理
まず三つのエリアで分けます。
1.To Do - やること
2.Doing - 作業中
3.Done - 作業完了
次に「1.To Do - やること」に優先順位をつけます。
H:high 、M:middle、L:low
「2.Doing - 作業中」は Today (今日やるもの)というのをつける。
シンプル が一番ですね。シリコンバレーで触発されたタスクボード。使えるように落とし込む時に参考したのはランサーズさんのこちらの記事です。
最後に、時間を持て余すのは幸せの一つ
ぼくは一旦始めるとすべて完結しなければ気が済まないという質があります。
例えば北方謙三さんの小説『大水滸伝』は50巻もあるのですが、3年ぐらいかけて、読破しました(3回ぐらい読み直しています)。50巻のさらに前の物語『楊家将(上下)』『血涙(上下)』もついつい読んでしまうぐらいです。
一旦読み始めると頭の中に水滸伝の世界が構築される。ぼんやりと登場人物がイメージされ、情景が思いうかぶ。そのイメージが頭をリフレッシュしてくれます。頭の中でずっと熱い映画を見ている感じですね。
その世界観が潜在意識と結びつき、いつの間にか価値観となり、クリエイティブに何かを考える時に、いい具合に作用している気がします。
時間があれば、無駄とおもえることもできる
効率とは無縁。勘とか直感、ただ好きなものに触れるようになる。触れる回数が多ければ多いほど、自分の中に引き出しができて、何かを生み出せるようになる。
四川料理プロジェクトは、実は莫大につかった無駄な時間が生んだ結果です。社会的な価値観やセオリーから離れたところにあったものです。
なので、みなさんも無駄でバカなことやってくださいね。きっと面白いものが生まれるはずです!
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