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30年生きてきた人生で、いちばんうれしかったこと。~呪いが解かれた瞬間~

それは今年11月のある日、いつも通っている最寄り駅までの道に「金木犀が咲いている」と気づいたことである。

え、それが30年生きてきた中でいちばんうれしいこと!?!?と思ったあなた。もう少し読み進めてほしい。



私は今年5月に7年間勤めた人材会社を退職し、コーチとしてフリーで活動している。キャリアやプライベートで変化が多かった激動の1年だった。

そんな1年だったけど、いちばん嬉しかったのことは「金木犀が咲いている」と気づけたことだった。

私の中でなにが起こったのかを綴ってみようと思う。


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今年11月のある日、私はゆっくりと身支度をしていると、いつも通り時間がぎりぎりになり、慌てて最寄り駅まで走っていた。

冷たい外の空気を感じながら、向かっていると、金木犀が咲いていることに気づいた。

あたたかみのあるオレンジ色とほのかに香る匂いで気づき、立ち止まった。深呼吸を2回ほどすると、なんだか気持ちもふわっとあがった。

その瞬間、”この心地よい感じ”を目と鼻、そして肌で感じていることが、なんともしあわせだな~と思った。


これがたまらなくうれしかったのである。

「あ、こんなところにしあわせがあった」と感じたのだ。


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これまで私はこの道を3年ほど毎日通って仕事に行っていたが、その日初めて金木犀に気づいた。毎日同じところを通っていたのに今まで一度も気づかなかった。

この3年間は、私はしあわせになるために、この道を通り過ぎて毎日会社に向かっていた。


「毎月の売り上げ目標を達成し続けることがしあわせになる道だ。月末最後に数字を合わせにいくことがしあわせになる道だ。女性管理職として役職をあげて年収をあげていくことがしあわせになる道だ。」

呪文のように唱えていたと思う。

この呪文に私の心からの想いや願いはなく、会社や世間からどう見られるかという中身のないキャリア像をいつの間にか作ってしまっていたことが呪文になっていたのだと思う。



金木犀が咲いていようがいよまいが、私の人生には関係ない。


そんなことよりもその道を駆け抜けた先にあるしあわせを掴むことが大事だった。


そこに私の心はなかった。


そして去年、ついに気づいてしまったのである。


「あれ??わたしはいつまでたってもしあわせになれない。いつになったらしあわせになれるのだろう。」

これからの10.20年。わたしはしあわせを探し続けるのだろうか。

完全にしあわせ迷子になっていた。(しあわせの連呼をしてるからよっぽど焦っていたのだろう。)


もう無限ループをやめたい・・!!


そんなときに出会ったのが「コーチング」だった。

わたしにとってのコーチングの時間は

「私が本当に願っていることはなんだろう、なにを大事にしていきたいのだろう」と自分の心に問う時間となったのだ。

そして、問い続けた結果、


しあわせになりたいはもしかしたら違うのかもしれない。
日常にありふれている幸せに気づくことこそが私にとってはしあわせなんだと思った。


しあわせになるための無限ループから降りる決断し、会社を辞めた。


無限ループから降りて、数か月が経った今年の11月、
これまで毎日通り過ぎていた道にやっと、金木犀が咲いていることに気づき、しあわせを五感で感じたのだ。

こんなところにしあわせはあったのだ。
そんな瞬間がたまらなくうれしかった。



やっと呪いが解かれた瞬間だった。


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もうしあわせになるために頑張るのではなく、当たりまえの日常の中にあるしあわせに気づく自分でありたい。


そんな想いもあり、日々を味わいながら今はコーチをやっている。


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自分にないものを追いかけ続ける人生よりも、自分にあるものに満たされて生きる方が生きやすい。

その方が自分らしさが溢れてくる。

それに気づくと人は自然なエネルギーが湧いてくる。

すると無理のないありのままの自分で過ごすことができる。


あなたの中にすでにあるものはなんだろう。

あなたの心からの願いはなんだろう。

あなたにとってのしあわせはなんだろう。


そんな問いからあなたの人生も動き出す気がしている。


さいごに

▼そんな生き方までも学べるのがTHECOACHAcademyである。(コーチングを学ぶサービス)

▼人生が動き出すきっかけに出会えるのがTHECOACHmeetである。(コーチングを受けるサービス)

▼こちらからわたしのコーチングも受けられます!

あなたの物語が動き出す瞬間にご一緒できるのを楽しみにしてます。


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この記事は「コーチングについて語るアドベントカレンダー」5日目の記事です。ぜひみなさんのコーチングの物語もお読みください!


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