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推しの数の定量的評価【VTuber】

仮定

この記事では、あるTwitterアカウントがフォローしているVTuberの数を、その人の推しの数とみなすことにする。

調査対象

1314人のVTuberのフォロワーを対象とした。対象となるVTuberはUserLocalのランキング上位より選定した。

推しの数の分布

推しが1人のフォロワーは52%、2人以下のフォロワーは64%、5人以下のフォロワーは76%、10人以下のフォロワーは83%、20人以下のフォロワーは90%、50人以下のフォロワーは96%、100人以下のフォロワーは99%である。

推しが100人以下の場合

上のグラフを両対数でプロットしたものを下の図に示す。推しの数が100人より少ない場合、ファンの数は、推しの数$${N}$$に対して$${N^{-1.5}}$$に比例して分布する。(これが何を意味しているか分からないので、有識者の方教えてください。)

推しが100人以上の場合

上のグラフを片対数プロットしたものを下の図に示す。推しが100人以上いるファンの数は、推しの数$${N}$$に対して、$${p^N}$$に比例して分布する。これは幾何分布そのものであり、確率$${p=0.984}$$で推しが一人増えるといえる。
また、推しが100人以下の場合について、幾何分布的な解釈をすれば、100人以上の場合に比べて、推しの数が一人増える確率$${p}$$が低いと解釈できる。

結論

フォローしているVTuberの数が一人のファンが約半分である。また、推しの数が100人に届くか届かないかで、ファン数の分布が異なる。推しが少ないほど、推しが一人増える確率が下がると解釈できる。

VIRTUAL REVIEW LETTERS No.26

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