明星大学映画研究部

明星大学映画研究部。映画鑑賞及び映画制作を主軸に活動。入部者募集。 昨年は短編映画『ル…

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明星大学映画研究部。映画鑑賞及び映画制作を主軸に活動。入部者募集。 昨年は短編映画『ルリビタキ』を制作、上映。 活動日毎週水曜日6限。 連絡は次のアドレスに送られたし。eiken.meisei@gmail.com

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  • 活動日記

    毎週水曜日の映画家研究部が如何なる活動をしているか。 その実態を窺い知れる日記。

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明星大学映画研究部note始動

新生明星大学映画研究部が発足して初めての春を迎えた。 我が所属する映画研究部は約五十年の歴史があるらしい。そんな部活も件の疫病より端を発する"自粛"の波に抗えずに活動の鎮静を余儀なくされた。2023年、私が入学した年。その4月には活動どころか存在の消滅へ向かっていた。しかし現部長A氏の力戦奮闘の甲斐あって10月より再び映画部は始動するに至ったのである。 そしてこの度、新年度を迎えるに際し情報発信の場としてnoteのアカウントを開設した。 昨年度末時点でこの部活は9人(男6(

    • 活動日記『2024年度6月鑑賞録』

      さて、遅れてしまったが六月に鑑賞した映画の記録を書く。五月の鑑賞録は担当が別でわたくしは催促しているが中々上がらない。ご堪忍を。 六月は下記の4本を鑑賞 ・夢二/鈴木清順 ・永遠と一日/テオ・アンゲロプロス ・リアリティのダンス/アレハンドロ・ホドロフスキー ・田園に死す/寺山修司 『夢二』―夢幻美の出力度― 鈴木清順による『夢二』は1991年に公開された。本作は『ツィゴイネルワイゼン』(1980年)、『陽炎座』(1981年)と続く所謂「大正浪漫三部作」の終章に位置し

      • 鑑賞日記『ジャンヌ・モローの欲深き瞳 「エヴァの匂い」について』

        特に大衆におもねるといった企ては毛頭ないが、以前YouTubeで「かぐや様は告らせたい」なるアニメーションの宣伝を目にした。私は元来その様な物に惹かれる質の人種ではないから例の如く何らの気持ちもなくそれは終わろうとしていた。だが、そのキャッチコピーである「恋愛は告白した方が負け」というのは心の琴線に少なからず触れたのだ。 ジャンヌ・モローは名優である。憂いを纏ったその横側に比すべき女優はちょっと思い付かない。悲しみを湛えながらも深い余裕と色気がある。 アンゲロプロス、アント

        • 活動日記『2024年度四月鑑賞録と新作映画について』

          徐々に新しき顔ぶれが増えてきた今日。ただいま大学はGW中にて部活自体も又休業中。先月を回顧してみる記事である。 新作映画について 我が部に所属するH女史がメガホンを取る短編映画である遂に撮影へ動き出そうとしている。昨年度から度々、脚本が送られて私もそれを閲したがた甚だしい出来栄えとしか言う他無い。そしてまた、それは余りに上質且つ詳細なビジョンがある故どの様に取り扱って良いのか惑い中々撮影のフェーズ他に取り掛かれなかった。が、この度脚本も決定稿となり、台本読みも始め、明日は

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          活動日記『2023年度映画鑑賞録』

          先の記事にも書いた通り、2023年度は新生であったからどの様に部活を進めるか模索の段階であった。部員と談合の末、"映画"と名を冠する部活であるから是非映画を観なくてはならないとなり比較的映画の鑑賞本数が多い私に、何か良い映画はないだろうか、という白羽の矢がたった。 その様な経緯から去年度は憚りながら私が下記の映画をチョイスした。 海辺のポーリーヌ/エリック・ロメール サムライ/ジャン=ピエール・メルヴィル バレット・バレエ/塚本晋也 本記事では三本の映画についての雑感を書き記

          活動日記『2023年度映画鑑賞録』