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片手間で教える文章講座2 「ユニバーサル日本語」の構成(紙とWebの違い)

第1回の記事の公開後、周囲から「お金取ったほうがよくない?」とすくなからず言われたが、引き続き無料で書く。なぜなら自分の経験上、この手の記事は無料で公開すると細く長く読まれるわりに、いざ有料にすると10〜20人ほどしか買う人がいない。売り上げで言えば1万円以下だ。

しかし、私の原稿はそんなに安くない。ごく少数のクローズドな購買者に向けた記事を書いて小学5年生のお年玉ぐらいの売上金を得るより、広く世間の人にちょっと役に立つ試供品(=無料記事)を配る広告宣伝をやったほうが、自分にとってトータルではお得なはずだ。きっとそうに違いない。

【↑2023年6月21日追記:そのつもりでずっと無料公開していたんですが、note側から「有料にしませんか」という話が来ました。情報に価値があったということなので、ご了解ください】

文章の構成はこうなっている

というわけで、今回も「ユニバーサル日本語」(=2020年現在の日本語ネイティヴにとって最も読みやすく、文意を容易に伝えられる文章)の作成術をお届けする。

前回は「文」の話をしたが、今回は「段落」(パラグラフ)よりも大きなまとまりについて説明しよう。通常、一定の分量を持つ長い文章は、

文(センテンス) < 段落(パラグラフ) < 節(小見出しまとめ) < 章(チャプター)

から構成されている。まずはそれぞれの性質をまとめてみよう。

段落・節・章

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3,316字

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