『医師が教える疲れが抜けない人の食事法』
どんな本?
副腎疲労からの視点をもとに食事法で疲れを取る方法が書かれた本。
読もうと思ったきっかけ
最近「副腎」について気になっていて、
キーワード検索で「副腎」といれたらヒットした本。
しつこい疲れや、なかなか抜けない疲れは
「副腎」が関係しているらしいと聞いて詳しく知りたかった。
「副腎」と食事法がどう関わるかはわからなかったけど
実際に自分も副腎疲労を経験、克服した医師が書いた本だったので、
読んでみようと思った。
内容
【抜けない疲労感の原因は?】
なかなか抜けない疲労感は「副腎疲労」が原因かもしれない。
副腎は様々なホルモンを作る場所。
体内の炎症を抑えたり、免疫機能の調整、交感神経・副交感神経のバランス調整、体内時計や睡眠リズムの調整、精神安定のサポート、、、
に関係している。
そう聞くと、すごく重要な場所で、そこが疲れてたらなんとなくの不調は治らないはずだ。って思った。副腎という臓器は最近知ったばかりだけど。
ホルモンには生産される優先順位がある。
1、副腎から出るホルモン
2、甲状腺ホルモン
3、性ホルモン
1が最も優先順位が高い。なので1がしっかりしていないと
2、3について治療等をしてもいまいち成果が出にくかったりするらしい。
【抜けない疲労感を取る食事法は?】
15個のルールが紹介されている。ちょっと多いので
・まずは実践していようと思っているもの
①1回の食事で炭水化物、タンパク質、脂質を取る。
(タンパク質が減るとむくみの原因になることもあるみたい。初めて知った)
②減塩しない。油をカットし過ぎない。
(副腎疲労が起きるとナトリウムが水分とともに出ていってしまう)
③ビタミンB群を取る。
(副腎疲労があるとB群が不足しがちになるそうです。効果があるか実感できず、やめたビタミンBのサプリを再開しようかな)
・ここからは初めて知ったこと。
④グルテンフリー、カゼインフリー、シュガーフリーを心がける。
グルテン(小麦)カゼイン(乳製品)、シュガー(白砂糖)をなるべく減らす。
(全く食べないではなく、特別な日など限定して量を減らす。量が多いと体内で炎症を起こす原因になるらしい)
⑤外食やお惣菜をやめる
添加物が入っているから。
(コンビニやスーパーで一応栄養を考えて買ってたけど、よくなかったんだな。。。)
⑥ヒスタミン含有量の多いものを控える。
ヒスタミンはアレルギー症状を起こす原因物質。
(調理されて時間がたった料理にもヒスタミンは発生するので閉店前のお惣菜とかはよくないらしい)
【疲れた人の正しいダイエット】
副腎疲労があると痩せにくいそうです。
副腎疲労がある状態は強いストレスにさらされた状態。
野生動物で言えば、外敵から逃げたり、獲物を取れないような危機的状況。
そうするとエネルギーを少しでも溜めようとしてしまうらしい。。。
まずは食事の改善。そして睡眠。その次にやっと運動。
【しつこい疲れはお腹から】
腸内に細菌が増えすぎて粘膜を傷つけたり、腸壁に微細な穴があいてしまいそこから腸内細菌や毒素などが漏れ出てしまう。そうすると体は炎症を起こし、副腎がホルモンを出し続けるため疲労してしまう。
傷ついてしまった腸にはオメガ3が含まれる良質な油を摂ること。
(皮膚を柔らかく美しくし、傷ついた腸壁の修復にも有効だそうです。オメガ3の効能を初めて知った。。。)
【心の疲れも副腎から】
副腎が疲労してる→腸内環境が良くない事が多い→戦うホルモン(カテコラミン)が過剰生成されてしまう→イライラする
【最新医学から見る疲れと食事】
検査によって自分にあった改善法がわかるらしい。
(機会があったらやってみたい)
感想
疲れがなかなか取れないのは歳のせい?って思ってたけど、
人生100年時代って言われてるのに、
やりたいこともいっぱいあるのに、
同年代でもっとハツラツとしてる人はいるのに、
私ももっと元気に楽しく過ごしたい!って思ってた。
この本を読んで、歳のせいじゃないかも。対処法はまだまだあるかも。
って思えてよかった。
タイトルに「食事法」ってあったから、
面倒なのは続けられないし、制限ばかりでも続けられない。
実践できることは少ないかも。。。って思ってたけど、
本文に
どうしても自炊が難しい人には週2回からスタート。
まずは「洗ったトマトやキャベツに塩を振って丸かじり」から。
次のステップで「フライパンで肉を焼く」とあって、
とってもやる気にさせてくれた!
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