見出し画像

3.26



先日、映画「FALL」を観た。
何気なく選んだ映画だったけれども、サバイバルを生きる彼女たちの懸命な生への活動に少し揺さぶられるものがあった。

人生は儚い 
人生はあまりにも短い 
だから一瞬一瞬を大切に 
人生を噛み締めて生きるべきだ 
その姿勢が、人生の尊さを伝える事になるから

作中で出てきた言葉だ。
日本で暮らしていると、日々のほほんとなる。事件なんてそんなにあるはずもなく、淡々と続く生活がただそこにある。根底を支える平和に疑いの目なんか向けるはずもなく、今日のご飯はどうしようとか明日は何をして過ごそうとかそんなことばかり考える。別にそれを揶揄している訳ではない。

旅行は新興国に行きたくなる。東南アジアとかアフリカに行きたいと思う。行くと、シャワーは水しか出ないしトイレの衛生なんてくそったれだし、バスも時間通りに来ない。

だけれども「今、私生きてる」と思う。
「生かされている」とも思う。

人々は豊かに暮らしていて陽気で、一緒にいて本当に楽しい。バスの中も音楽がガンガンに流れていて、プライバシーとか公共とかいうものが全くないのも愛おしい。誰だってそうあるべきなのだと思う。どんどん惹かれてゆく。

それでもやっぱり日本に帰りたいとも思う。自分ちのベッドが1番で、やっぱり私の世界の中心は香川県の実家だと思う。帰りたくなる。すき家の牛丼のつゆだくだくでパンパンに紅生姜を乗せたやつが食べたくなる。




それはさておき、ピルを飲まないといけないことになった。ピルに対しての知識がそれほどなく、知識のなさからくる不安に苛まれる。ネットで調べたりYouTubeで検索するけれども、どれが正しくてどれが嘘かわからない。

日本の教育に疑問を抱く。
やっぱり性教育とお金(もっぱら税のこと)と政治。この三つが少し大人になった私が義務教育で欲しかったものだ。

歴史の年号とか知らん、ベータとかアルファも知らん、それよりも確定申告のやり方と、今の政治の体制と、ピルって何者なのかを教えてくれ。小さい頃から議論させてくれ。納得感を持って人生の選択をさせてくれ。



午後から大好きな喫茶MGに行った。
私は元来カフェや喫茶店は一人で誰とも喋らず篭りたい派の民族である。一人で作業とか本を読みたいので、「どうぞ話しかけないでください」というオーラをプンプンに放っている。


そんな私が(多分記憶上で)初めて、マスターと喋りたいが故に自らの足で赴いた場所である。コーヒーはサイフォンなのでもたれることがない。滞在中、サービスで次から次へと梅こぶ茶やらお抹茶やらが出てくる。


マスターの人に踏み込みすぎず柔らかく話してくれる感じがすごく心地よくて、気づいたら2時間も滞在していた。マスターのお友達とも会話をして、航空司令官の話やら香川の話やらアフリカの話やらをした。やっぱ海士町ってすごい人がうじゃうじゃいるんだな。ほんのすこし手を伸ばせば、そこらへんに。


新卒一年頑張った記念としてレコードプレーヤーを購入したいと思っている。
ここのマスターは音楽が大好きで秘密の部屋を所持しており(すぐ公開してくれるので別に秘密ではない)、レコードの話をするとすぐに音楽をかけてくれた。今日はEarth wind&fireのSeptemberを。
昔からずっと低音が前に出る音楽が好きだなと思う。主旋律ではなくて、ドラムとかバスとか。その音楽を支えるものたちが好きなんだなと思う。

熱弁するマスター


最後まで見てくれてありがとうございます。
またね!







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?