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アフリカ生活⑦幸せとは?



今日の朝起きたらすっごいモヤモヤしてた。そりゃそうだ、昨日本当に嫌だったもん!ちゃんと思ってること伝えたいけど負の感情を直接相手に伝えるってらまじで勇気いるからどうしようなーって気持ちでいました、結局ちゃんと伝えたんやけどね!

幸せとは?①

その前に、カトリックが多いルワンダでイスラム教を信仰してる方に10分だけお話が聞けるということでインタビューした!その方を少し説明すると家族がムスリムで、今は自分の選択でムスリムになったビーガンムスリムのアーシャという方

「幸せとはなんだと思いますか?」

という問いに対して帰ってきた答えは「I can do what I want to do (自分のやりたいことができること)」というものであった。やー間違いない!マズローの五段階欲求で、最上位にあるものである。

人間の欲求には「生理的欲求」「安全の欲求」「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現の欲求」の5段階がある。


マズローの五段階欲求を自分の拙い言葉で説明すると「生理的欲求」とは衣食住が確保されていること、「安全の欲求」は文字通り安全が確保されていること、「社会的欲求」は人間関係が構築できて愛する人がいるということ、「承認欲求」は相手に認めてもらえること、最後に「自己実現欲求」は自分のやりたいことがやれることです、私は上のレベルに行くにつれて幸せレベルがあがっていくと思っています



私は日本は社会的欲求の部分が抜け落ちている社会だなと思っています、たぶん若者だから上のレベルを自ら獲得しにいったわけではなくて生まれた時からあった。だからこそあるべきもののありがたみがわからないのかなーと、具体的に話すと自己実現欲求や承認欲求を求めすぎて、本当に大切な人、つまり友達や家族、恋人の関係をおろそかにしてはいないだろうかと思うのです

一方で、こちらは社会的欲求が長けている!みんなで助け合い共有しあう生活を送っていて、無意識に取得している。しかし、自己実現欲求という更なる段階に行った時に圧倒的に選択肢の少なさが露呈する。日本だと、医者や薬剤師、教師などたくさんの選択肢があり、夢を叶えるためにどのくらい道を進むべきか迷ってしまうくらい沢山ある。沢山ありすぎてやりたいことわかんなくなって迷うけどね、こちらはなりたい職業があっても学ぶための学校がなかったり、そもそもお金がなかったりする、そう思ってたから、「I can do what I want to do 」って言われた時に、わあお分かっていると思った

そのあとはツアー企画してくれたカナちゃんとはすみんの3人で、ツアーの改善点とか愛の話とか宗教の話した、わたしこういう深い話がだいすき!もっと日本でも信仰宗教とか政治とか経済とか環境問題の話とか真剣に話し合える人がいたらなあと思った、話してくれないよねあんまり!深い話(?)できる人すきだなあって思う、尊敬できる部分があって関わっていきたいなと思う

まずツアーの改善点から!わたし昨日の夜クラブに連れてかれた、夜ご飯の時からずっと行きたくないって言ってたんだけど、みんなが行くということで雰囲気に飲まれてしまって結局行くことになった。初めは、ルワンダの、そしてアフリカのダンスが惚れ惚れするほどexcitingで間近で見れたことに対して来てよかったかもと思ったけど、いざ自分が踊るとなって好きでもない人に触られるのが本当に気持ち悪くなって、途中ずっと帰りたいから帰らせてって言ったのにあまり聞き入れてもらえず、半ば怒ってひとりで帰ってきた。帰ってからシャワー浴びながら泣いてた笑 ツアーだけど、嫌いな人もいるからそこは選択肢があるべきだよねって話をした。ちゃんと謝ってくれて、喧嘩するほど仲がいいとはこのことか!と思った。昨日はモヤモヤモヤモヤしてたけど、感情吐き出すことで自分も軽くなるし相手とも仲良くなれる!本人に対して改善点いうのはすごく勇気がいることだったけど勇気出してよかったー!

愛とは?

あとは愛の話。ルワンダの人と付き合ってるカナちゃんが恋愛って何ー!って言ったことから始まって、たしかにわかんないよなー!って話した。両親がキリスト教を信仰してるはすみんがバイブルにおける愛についてたくさん教えてくれた!まず愛の形には4つある!①兄弟姉妹の愛②夫婦の愛③親子の愛④万物の愛である。ひとつだけ違うものがあって、それが夫婦の愛である。夫婦の愛は、“2人だけのもの”である。誰にも邪魔されることがない、2人だけで育む愛ということで、他の愛とは異なる。バイブルにおいて、人間はまず完璧ではなく、完璧ではない2人がひとつになることで一人前になり子供を産むことが出来る(=神様の立場になれる)らしい、出会ってからこれから愛を創り出していくもので他の愛とは違う、万物の愛は太陽みたいにこっちからビーム出してるみたいな感じかな、ほえーってなった

宗教って?

次に宗教についての話をした。はすみんは両親がキリシタンだけど、今自分がどうするかの決定にもがいている。そんなはすみんと話することで、初めて宗教に触れた気がした。今まで全然知らなかったんだなあと思った。それはそうと、昨日会ってたIPっていう人がムスリム系キリシタンらしい、初めて聞いた単語だった。どういうこと!?これはインタビューせねばと思う。もとの話に戻すと、神は愛でもって地球をつくっていて、聖書は人間の全部を集約したものである。何か起こった時にどうすればよいか、すべてここに詰まっている。てかさ、私たち日本人信仰宗教なくてよく生きてるよな?と思う。海外に行って信仰宗教がないと言うと「は?????」って言われる、それほど海外の人にとって無神論者はクレイジーなんだと思う

わたしが思うにバイブルは“理論”である。日々変わっていくわたしの“経験”に理論を当てはめていくと、それほどもがくことなく効率的に解を得れるのに!また何かあれば、言い方は悪いが神のせいにできるし、効率的にいい人間になれるとも思う。少し前にnoteで日本人は信仰宗教が「ない」ということで何にでもなれると言う意味合いにおいて、幸せだなと思ったけど今思えばやだな!子供の頃から生活で根本的に教えてくれれば、もっと生きづらいこともなかったはずなのに!子供の頃からたくさんの宗教観に触れることはほんとうに大事だと思う!

なぜ日本は宗教の話がタブー化しているのか?みんなで話すに、オウム真理教とかイスラム過激派とかメディアの影響が大きいよなと思う。だからこそ宗教に悪いイメージがついてしまった。日本人の自殺率の高さについて調べてた時もあったけど、この“信仰宗教の有無”はまーーーんじで大きいと思う。あとは人との距離を置く国民性とかもあると思うけどね!

日々の体験について、宗教を学んでるはすみんは理論ベースで生きてるなと思ってて、わたしは経験ベースだ。何事も自分で飛び込んで行って経験して大林的バイブルを少しずつ作っていってるけど、キリスト教とかのバイブルあった方がショートカットできますよな!まあ1番いいのは経験と知識が重なり合った時

あと合わない人っていますよねと思う。そんな時は「愛と赦し」赦しとは相手を咎めないことである、個性と多様性

そのあとはご飯を食べながら3人でぺちゃくちゃ話した。まじ何事も経験だよなと思う。経験積むの何がいいか?世界を捉える色眼鏡が増えるから、何事も自分事として取り入れることができて相手に対する接し方も変わるからです、文面を見てるだけじゃわからないことたっくさんある、だからこそやりたいと思った時に体験した方がいいと思う、これを見てルワンダに行きたいと思った方もう是非行ってみてください!

あと旅に出ると強くなれるよなーって話した。パニックゾーン経験した方がサバイバルスキルがつくので!あとまじ言語大事!英語!世界広がる!これをひしひしと感じている、同じ話聞いてても言語できるかできないかで1吸収できるか10吸収できるか変わる、もっと英語できたらなーってルワンダきて本当に思ってるのでやっぱりセブの語学留学行こうと思う、日本で頑張ろうと思っても大抵のやつ出来ないので

あとね、第一印象と変わったとも言われた!初めは大人しくて全然話さない人、おっとりしててマイペースな人(マイペースは合っている)超ゆったり、あとは意外とギャンブリングな人、なんだかんだいけるっしょ、あんまり心配しない、深く考えないでくる、チャレンジャー、雑っていう感じ、大丈夫かなと思われていた。(間違いない、なんとかるっしょ精神強いからなんでもあまり考えずに飛び込んでる!)けど今はおもしろくてよく話してくれるよね、自分のこと大切にしてる、マイペースなりにもいいところが残ってる、自分の大切なところは大切にしてて感情も大切にしてるなと言ってくれた、あとは誰かと話してる時によくメモしてるんだけどそれもめっちゃいいね!って言ってくれたわーい\( ˆoˆ )/

あと言語化するのがうまい、伝え方が丁寧でうまい、あまり自分の考えを綺麗に整理して伝えられる人いないよ!って言われた。あんまり言われたことなかったけどたしかにふにゃふにゃしてる話の軸を見つけて簡潔に相手に伝えるのは割とやっててできるかも!なんでか?それはもう日記です、毎日自分の感情とかをちゃんと日記に書いて見つめ合ってるから言語化の習慣化していることが理由かなって思います

わたしは日記書く時に思い出せるようにメモしてるんだけど、カナちゃんは写真で、はすみんは絵でそれぞれ違うのがおもしろかった、人ってちゃんと文化や芸術してるなあ!



幸せとは?②


さてさて、長くなってしまったが本題です。今日はカミカゼというKISEKIの幼稚園で働いているカトリックのキリシタンにお話を伺った。ルワンダはほぼほぼキリスト教を信仰している人ばかりで、カミカゼの家族もキリスト教を信仰していたそう!ルワンダでは18歳が大人とカウントされる歳で、18歳のときにキリシタンになることを決めたそうです。

「幸せとはなんだろう?」

「幸せな選択をすると、幸せになれるよ」と言ってもらった。どれだけ小さなことでも大きなことでも、自分が心惹かれる方、幸せだとお思う方にいきなさいと言われた。そうすれば人生が幸せに豊かになりあなた自身が愛に溢れた人間になる。そしてその幸せや愛はだれかに影響する、シェアしなさいと言われた。例えば、どれだけお金持ちの男でもイケメンの男でもそんな表面的なものにとらわれるのではなく、あなたが本当に大切にしたい大事な人を選択するんだよっていわれた、まちがいないねえ

あと先程も言ったが「何事もシェアする」です。悲しいときも嬉しいときも、自分の感情を誰かと共有しなさい。悲しいことは半分に、嬉しいことは2倍になる。でも分けるときは半分までにしなさい、そうしないと自分が傷ついてしまうから。そう、ここルワンダはシェア文化が凄まじい。食べ物だけでなく感情もみんなでシェアする文化がある。あなたが自分の心を大切にして幸せな選択してハッピーだと誰かにシェアすることができるよね、例えばわたしはいまピアスを付けている、だれかにあげようとおもえばそのピアスをあげることができる。でもわたしはいま車を持っていない。だからだれかに車を挙げることは出来ない。だからこそ、まず自分を愛してハッピーにすることで相手にハッピーを届けることができるのよと言ってもらった。ある意味での答えは「自分を愛して幸せにすること」である。


「ルワンダ、あるいはアフリカの人はなんでそんなに幸せそうなの?」

話を聞いてて湧き出てきた問いである。なんでみんな心から笑って幸せそうなんだろう?幸せになるレシピを教えてほしい。

「私たちは幸せが何から来るか知ってる」「人生において優先すべきことをわかっている」っていわれたときに涙が出そうになった。高い給料とか地位ではなく、お互いを愛しているのよと言われた。誰かが困っているときは、助け合うのが当たり前でみんなで生きてるのよって言ってもらった。一緒に勉強し、一緒に教会に行き、多くのものをシェアして、誰も置いてけぼりにしない。若者は多くのsmallhelpinggroupがあると言っていた。例えば、お金がなくて学校に行けない子どもがいるとき、村全体でお金をだして助け合って学校に行けるようにするんだそう、あと「ルワンダ人は忙しくない」日本の人は忙しそうだと、人生において優先すべきことをわかっている、それは時間、幸せ、友情、愛であると言ってた

あとルワンダは「ジェノサイドを経験した」ことも大きいかもしれない。人々が憎しみ合い悲劇が起きた。だからこそジェノサイドの後は、また悲劇を起こさないようにお互いを愛するようになったと言ってくれた。悲劇は必ずしも悲劇ではなく、犠牲があるからこそこの世界はより良くなっていく、犠牲を無駄にしないということをここの人たちはよくわかっていると感じた

日本はどうだろうか?自殺率が高くてうつ病の数も多い、学校でも普通が好まれてみんなと同じように振る舞っている。経済水準と選択肢の多さで言えば豊かかもしれないが大事なものが抜け落ちている気もする。圧倒的にコミュニケーションが少ないと感じる。ルワンダでも自殺はあって、男のほうが割合が高いんだそう。それは男は強いから、あまり共有や協力がしづらいのでは?とおっしゃっていた


急にカミカゼから「なぜ日本人は愛してるって言わないの?」って聞かれた

なんでなんだろう、迷った末、「環境かな」と答えた。子供の頃からあまり愛してるって言われてこなかった、だからわたしもあまり言わないんだよって言ったら、なるほどーと納得してた。そして、「愛してるってもっと言いなさいという言葉を頂いた。日本語に訳したくないのでそのままの言葉でかくと

「LOVE IS FREE, JUST LOVE」
「LOVE IS ALL」


少し前のnoteでアフリカの人たちにインタビューしたけどそんないい回答を得られなかったと嘆いてた。けど理由がわかりました。雰囲気です!タクシーの音楽流れてる運転中にきいたり、大勢でワイワイご飯食べてる中で聞いたりしたから「音楽!」みたいな単語でしか回答を得られなかったけど、ちゃんとインタビュー形式で聞くと本当に素敵な答えが返ってきた、ステキ!カミカゼ、ありがとうございました!


↓カミカゼ🤍かわいい






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