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発表会!

 さる8月18日、今の教室では3回目の発表会が終わった。
やりきった、悔いはないと言い切れるほどみっちり準備をしていた・・・はずもなく。
あのメロディはやっぱり難しかったなあとか、終盤で「うわっ」と思うくらい音程がずれちゃったなあとか、色々悶々と考えながら最後の一音をちょっとフェルマータをかけつつゆっくりと弓を弦から離す頃には

「終わってしまう・・・」

という名残惜しいような気持ちもあったりして。

前日

 土曜日である。夕方に金5アンサンブルの練習がある以外は予定はなく、前日の台風一過の猛暑の中ではお出かけする気にはなれず、
ホルンを吹いてはちょっと本を読んだり
チェロを弾いてはソファでごろごろしたり
実に贅沢な1日を過ごした。
ホルンはスケールから高音域中心のスケールとリップスラー、プログラム曲であるモーツァルトの交響曲25番のハイトーン祭りをひたすら吹きまくり、
チェロはやはりスケールをしつこく(笑)弾いてから発表会の「ユモレスク」をテンポを変えたり主題ごとに区切って繰り返したり、でもなにぶん短い曲なのですぐに煮詰まって休憩したり。
夕方のアンサンブル練習に出かける頃には
「まあ、ちゃんと曲は通るしこれ以上弾き込んでも格別によくなるとは思えない。」という境地(?)であった。

当日!

 発表会は13時に簡単なリハーサルの後14時にぼちぼち開演というスケジュール。
午前中はどうしよう?
 最後の悪あがきとばかりにもう一度じっくり弾いてもよき。

・・・ではあったが
「昨日随分弾いたし、今日はこのまま本番でもいいや。」
などと思ってしまった。

結果、日曜日午前中の「いつものオーケストラ練習」に参加してしまった。
車にはホルンとチェロを積んで。
 実は以前にもレッスンとの兼ね合いでオーケストラの練習にチェロを連れ込んだことは何度かあったので「何?今日はお供がいるの?」という感じであった。
チェロのお兄さんお姉さんたちの貫禄たっぷりな楽器ケースに囲まれてちんまりと鎮座する我がチェロの立ち姿が何とも可愛いというか頼りないというか。

オーケストラは少しだけ早退して途中のコンビニでおにぎりを食べて今度は先生宅へ。レッスン向けに開放してくださっている部屋がまあまあ広いので、サロンコンサートのような発表会であった。
「色をつけて」「テンポの変化を楽しく」「シンコペーションは軽やかに」
色々指摘されたところは大体できた・・・と思う。
ただそれでも音楽的にはやっぱり拙いなあと。
できなかったというよりは、今の私の技術や音楽センスはこんな感じですよということか。

 先生の講評と9月のレッスン予定の調整が終わったら、

7月から復帰したもう一つのオーケストラの練習である。
午前中はモーツァルトでハイトーン祭り、
夜のオーケストラは一転してシェラザードの低音祭り。4番ですから。
別人になった気分である。

こうして丸一日、ホルンとチェロを車に積み、あるいは両方を担いで二つのオーケストラと発表会を渡り歩いた一日であった。

後日(おまけ)

 全ての予定をこなして帰宅した頃には肩はバキバキ、唇はジンジンと痺れだるい状態。とりあえずリップクリームを塗って早々に就寝したのだが、

今日は朝から唇から顎周りがだるい。
唇はというと若干の熱を持って腫れている。
指板を押さえていた左手の指先も何だかじんわりとだるい。
普段あまり練習していないのがバレバレである。

チェロは2週間後のレッスンで次に進むであろう曲があるので、今週からぼちぼち弾いていこう。
ホルンは・・・ぼちぼち(爆笑)。

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