【通信芸大生日記#5】初めて大学へ行った日。
冬期スクーリングを受講してきた。
昨年春の入学式も仕事で行けず、夏期スクーリングもオンラインだったため、今回が初めての通学だった。
楽しみ半分、めんどくささ半分。
めんどくささはすぐに吹き飛び、あっという間の3日間だった。
どんな授業であれ、学校に行くことで、「ああ、自分はたしかに大学生として学んでいるんだ」と背筋がしゃんと伸びる気がした。
そして、これまでは一人ぼっちで勉強していたけれど、同じタイミングで入学した学生がいるんだって知ることも出来た。今どんな授業を履修しているのかとか、レポートの進捗状況がどうなのかとか、そんなことを雑談で話すだけでも楽しい。
もうすぐ1年目が終わるこのタイミングで、まあだいたいこんなペースで勉強続けていくのかあーと、思っていたところで良いターニングポイントになったというか、「よし、これからも頑張ろう!」と、自分を鼓舞することが出来た。
通信で学ぶということは、思った以上に孤独であり、強い意志がなければ勉強を続けることは難しい。
だからこそ、スクーリングの楽しさ、通学の楽しさに気がつくことが出来て良かった。
どんな勉強にも通ずることだろうけれど、なんとなく単位のためにレポートをこなしているだけでは、ただ時間を浪費するだけのように思う。
わざわざ大学に行く意味は何なのか、ここで何を得たいのか、自分はどうなりたいのか。
そんなことを改めて考える良いきっかけにもなった。
学内では卒業制作展がやっていて、たくさんの卒業制作の展示を見ることが出来た。
数年後、自分はどんな作品を生み出しているのか、楽しみでもあり、こんなふうになれるのかなあと不安でもある。
どちらにしても、わたしらしく勉強を続けていきたい。