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6児以上のレジェンド級ママ達と、ちょっと少子化の話

私が今暮らす市は住民が3万人しかいない(東京都千代田区の半分以下!)、小さな田舎なのだけど、子沢山のママ達にちょこちょこ出会います。
人口比の遭遇率が高すぎて、不可解なほど※。

中でも、子どもを6人育てた大先輩ママが3人もいるので「オバ様たち、あっぱれ!」と思ってたら、

ついに今日、30代かナと思っていた小学校の職員さんが、
実は51歳で(皺とか皆無✨なぜ🙄)
子どもを11人育て上げてて(ウチ4人は夫の連れ子、3人は養子。9-11番目のモチベーションどこ🙄)
社会人になったウチ3人は同じ学校で働いてるっていうから、もう心底たまげたのでした。

「当時は週末に習い事のバスケの試合に行くのがねー、大変でねー」って笑ってたけど、いや、もう兄弟で試合できますやん!1人審判付きで!という。

日々、車社会での送迎ロジに頭を悩ませている身としては、3人でもう限界なのに。。(チャイルドシート揃えるだけでGive up)

性格めちゃ明るくて、熊🐻ドアップのトレーナーが似合うビッグママ。
トレーナーにMama bearって書いてあったけど、子どもの数、熊超えてっから!

6児のママ以下全員、子育てのピークは10-15年ほど前なことや、当地ではなくアメリカの別の場所か異国でメインに育ててたので、何がどうしてそんなに子どもを育てられたのか、背景は分かりません。

しかも、コレまた何故か全員、子育て中に並行して保育士や看護士の資格を取っちゃってるので、もっとよく分かりません!
リスキリングまで。ったぁー!

しかしこういう出会いのお陰で最近の私は、日本の異次元の少子化対策政策の中身を聞くたびに「うーん、コレかなぁ」とやや斜めに構えてしまうのでした。
必要な対策が間違っているというよりも、焼け石に水+小粒+既出議論で対応します、感。

次世代育成支援策として、お金に纏わる要素は勿論相当あるはず。
特に保育園から始まる教育費への支援。養育費回収も新しい。

だけど、なんでしょう、レジェンズの「だって子どもが好きなんだもの!」というあっけらかんとした話を聞いていると、
ヒトが「産みたい、育てたい」って思えるのは生活のお勘定を超えた、「自分と身の周りへの信頼があるかないか」に帰結されるような気がしてきちゃうんですよね。
もっとザックリ言えば「きっとなんとかなる」という楽観的観測が持てるかどうか。

2人目あたりで苦しいな、と思ったり、将来の不安を感じてしまっていたら、多分更には産めなかったわけで。

逆に強調される感慨は、日本や韓国を筆頭に各国で進む少子化問題って相当に根深いのネ、ということ。

小手先・目先では勿論うまくいかず、若いカップルの目の前にお金ぶら下げてすら解決しにくいものなんだろう、と。
5年後、10年後の生活展望が明るいものだと思えるか、という奥深さでインパクトを与えないと難しいのかも知れない。

「少子化対策やるなら、社会の空気とか文化が変わるレベルまで。」
多くの識者が言う事を私も思います。

半端ないママさん達に会っては、日々思い知らされるのです。


※補足
レジェンズが結集している、かつ、人口密度に比して子沢山ママ遭遇率が異様に高い当地は、やっぱり子育てしやすい特別な土地柄なんだろうと思う。
決してアメリカ社会一般の現象ではないハズ。
レジェンズも最後の子達を育てたり、孫育てしたりしに、ココに転居してきた。

自然豊かで、安全で(犯罪率や事故率)、コミュニティ活動が盛ん、義務教育の教育水準が特別高くも無いけど低くも無く、住宅価格や保育サービス料が、都会よりは安い。そんな田舎です。