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2020年 前向きに変わった働き方と暮らし方

会社員を辞めて8カ月、2020年も半分が過ぎた。

今年は、私の人生の中でも、かなりの変化に富んだ年。

仕事は、会社員生活から、フリーランスに。家:外=1:9の生活から、家:外=7:3ぐらいの生活に。

働き方にも、暮らし方にも、たくさんの変化があった

大変なことも、悔しいことも、辛いこともあるけれど、総じて、毎日が楽しい。

大事なものを大事にする「働き方」

2019年末に、いわゆる大企業を辞め、しばらくデンマークのフォルケホイスコーレで過ごした後、今年の4月~ 本格的に、フリーランスとして、働き始めた。

業務内容は、事業の方向性を考えることから、広告の企画・コンサル、経理業務、ホテルでの接客・お掃除まで… なんでもやっている。

TOE LIBRARYという、アンティーク家具・雑貨と本に囲まれた小さなホテルで働いています。今は、1日1組限定で宿泊できます。よかったら、癒されに来てください。

業務は多岐に渡っているけれど、会社を辞める時に、これだけは大事にしたいと思っていた価値観は、大事にしながら働けていると思う。

「社会への貢献感を感じていたい」
「自分が正義を感じるものに関わりたい」
「自分のペースを大事にしたい(働く場所や時間に対して)」

▶ 会社を辞めた時のnote
https://note.com/meikomatsuo/n/n53ff2c0a2ab1

ざっくりいうと、好きな人と好きなもののために働けていることが、とても嬉しい。本当に今の働き方が好きだ。

会社の外に出て、やっと自分を認められた

大企業で働いている時は、自分よりも、自分の持っている業務に対して得意な方々がたくさんいて、周囲と比べて、落ち込むことも多かった。

ただ、一歩会社の外に出ると、エクセルで表を1つ作るだけで、「天才」と言ってもらえるような、場所もあることを知った。

ちゃんと自分が役に立てる場所がある

会社にいる間は、自分の成果がどうしても認められなかったけれど、やっと今まで積み上げてきたスキル・実績・在り方を、健全に、自分でも認められるようになった。

自分自身を育ててくれた、上司や先輩・同僚、これまで関わってくださった方々に、本当に感謝している。

▼ 前職で、送別会をしていただいた時の写真

責任感が生まれて、新しい世界がやってきた

ちゃんと自信のベースができたことで、より、仕事できちんと成果が出したいと思えるようになった。自分が出すしかない、と思えるようになった。

いままで、本当に自分は必要なのか?とどこか不安な気持ちを抱えていた心のスペースが、仕事に対する責任感を感じる場所になってきた。

そして、この責任感が、いままでだったら、踏み出さなかった場所に、私を推し進めてくれている

変なプライドや恥ずかしさを手放し、より様々な方に、素直に意見を伺えるようになったと思う。

求める成果を出そうと思ったら、自分ひとりの力では何もできないことも、より深く感じるようになった。

結果、いままでだったら、全く興味がなかった「マネジメント」も意識するようにもなった。

少しずつ自分の業務を誰かにおまかせしたり、どうやったら、他の方におまかせできるようになるかを考えながら、仕事をしている。

これからも成長は続いていくのだけれど、それでも、自分が着実に成長している、と感じられる半年だった。

会社員時代に感じていた「暮らし」への違和感

世の中の動きから、強制的に家での時間が増えたことも影響しているけれど、この半年は、自分の「暮らし」の質を上げることにも取り組めた時間だったと感じている。

会社員時代、会議と会議の間に時間がなく、エクセルを見ながら、コンビニのおにぎりを飲み込むようなランチも多かった。そして、目の前には、大量の空のペットボトル。。

他にも要因はあると思うけれど、そんな食事を続けていた結果、顔にはニキビが繰り返し、体中に湿疹ができてしまった。

▼ 写りたくなかったから、写真がない… 夏休みにベネズエラに行ったとき、子どもが撮ってくれた写真

なんで私の身体はこうなってしまうんだろう?と過敏な自分の身体を責めたことも多かった。

と同時に、自分の身体と大量のゴミを毎日見続けて、本当にこんな暮らし方でいいのだろうか?と違和感を感じる日々が続いた。

とはいえ、身体と自然を優先して、山の中に引っ越して、自給自足の生活を送る?ーーー そんなのいきなり無理。

自分と自然に対して、もう少し優しく暮らせないだろうか?と考え続けていた。

現実的に、暮らしがより良くなりそうな希望

そんな時に、友達に誘われて参加したワークショップで、TSUMUGIというコミュニティに出会った。

自分にも地球にも「善い暮らし」を探求する、生活共同体(コミュニティ)である。

私が参加したのは、TSUMUGIの代表 塚本紗代子(さよちゃん)が主催する、麹の調味料を作るワークショップだった。

その時に教えてもらった、塩麹を使った豆乳スープが簡単なのに、美味しすぎて、感動したのを覚えている。(豆乳1カップに、塩麹をスプーン1杯ぐらい入れるとコーンスープみたいな味になる、、これがかなり美味しい)

▼ ワークショップで作った塩麹と醤油麹。スープが美味しすぎて、ほぼスープに使って終わった(笑)

手づくりの調味料なんて、会社員時代の私には、取り入れるハードルが高すぎる、、と思っていた。

でも、このレシピだったら、忙しい私の生活のなかでも、実践できるかも。
ちょっとは、自分の身体に優しくできそうだ… と希望を感じた。

できることから「善い暮らし」をはじめる

時間は経ち、自分のやりたい仕事と暮らしを実現するために、私は会社を辞めた。

そして、麹のワークショップを主催していた「自分にも地球にも「善い暮らし」を探求するコミュニティ」であるTSUMUGIを運営する側になった。

運営側だけれど、私こそが「善い暮らし」の探求者

効率を重視して、コンビニのコーヒーやお菓子にも引き続きお世話になりつつ、お昼はちょっとだけ頑張って、農家さんから頂いた新鮮な野菜を使って素麺を作る。

こんな感じで、できることから、少しずつ、自分の身体と自然を考える生活を営み始めている。

▼ コミュニティの代表 さよちゃんの料理教室(季節の養生ごはん)には、生徒として、月に1回通い続けている。季節の食材を使って、自分の身体を整える方法を学んでいる。身体のためだけれど、なにより美味しいから、何度も作りたくなる。

一汁三菜を、一人暮らしのキッチンで作ろうとすると、背景はCHAOS。

▼ コミュニティの仲間たちと、小田原にて野菜作りも始めた。畑へのモチベーションは、最初全然なかった(笑)でも、やってみると、土を触るのが楽しい。癒される。そして、ひとつひとつの食べものができるまで、どれだけの手間暇がかかっているのかを改めて感じて、感謝が沸くし、スーパーでの食べものの見方が変わってきた。

私の、自分にも地球にも「善い暮らし」は、まだまだ始まったばかり。もっともっと良くしていけると思う。

ただ、この東京でしばらく暮らすことを前提にしたら、やはりお金は必要で、忙しく働くことも必要になってくる現実もある。

だからこそ、少しずつ。そしてひとりでは確実に挫けるだろうからみんなで、取り組んでいけたらいいな、と思う。

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2020年10月~ TSUMUGIは、限定30人の新たなコミュニティメンバーを募集しています。もし興味があれば、見てみてほしいです。

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選択肢が持てる社会に貢献したい

ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございます。

2020年のここまで、デンマークのフォルケホイスコーレに行き、仕事や暮らし方を変化させてきた今、思うこと。

いま自分が究極何をしたいか?と聞かれたら、選択肢を増やす人でありたいと思う。

例えば… 

「デンマークのフォルケホイスコーレに行く」
自分が何がしたいか?考えたくなったら、ちょっとお休みしたくなったら、立ち止まる選択肢。

「手づくりの塩麹のスープを朝作る」
忙しいなかでも、自分の身体を労わるための選択肢。

どんな選択肢も、小さな選択肢も、知らなければ選べない

だから、私は、まずは自分がいろんな選択肢を知り、自分の人生で実践してみたい。そして、周囲の大切な人たちの、より幸せに生きていけるような選択肢を知るきっかけを作っていきたいな、と思う。

2020年もあと4か月…
この4カ月は、私はどんな選択肢を知り、選んでいくんだろう。全然予想がつかないけど、またここからも、とっても楽しみである。



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