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🇫🇷南仏クライミング 〜サンレジェ〜

Saint Leger du Ventox

マルセイユ空港から車で約2時間弱で行ける南仏の石灰岩のエリア。

Julia Chanourdieが当時9bだったEagle4  (現在は9a+)を登ったり、Adam Ondraが9a+をフラッシュしたり有名課題も多数。


駐車場

路肩に駐車できるところがいくつかあり、狭いダートに入る必要もない。
マニュアルレンタカードライバーには嬉しい。
場所はトポで確認できる。

余談だが、最近のマニュアル車にはヒルスタートアシスト機能がついていて、坂道発進でも後ろに下がらなくて安心。

ちなみにキャンピングカーでの静かな宿泊はいいが、ワイルドキャンプはダメよとトポには書いてあった。


アプローチ

15分程でメインエリアに行けるので、割と楽ちん。

路肩から下って岩場に向かうため、往路が下りで復路が上り。
谷の方から上りでアプローチしている人たちもいたけど、下で車中泊している人たちかな。

鉄梯子パート

ルートの傾向

同じグレードでも結構差がある印象。

コンティニュアスに悪いような課題よりも、1箇所、2箇所のムーブが悪くてその他は安パイパートのようなルートが多い感じがした。

基本的に言えるのは、刻めるホールドが少なくて、1手1手に距離があるルートが多かった。

トポ。表紙ルートも距離感遠めでダブルダイノ決めてきた。


ツアープラン

初めてのエリアということもあり、今後の目標課題を見つけたかった。

時差ボケもあるため、最初はまずいっぱい色々登る。そしてその岩場の特徴を感じる。

(そう心得ているはずなのに、初日から難しいグレードのルートを触ってしまうのだ。)

可視化

自分用計画カレンダー。字、汚いです。



なんとなく説明すると、

①核心ムーブをパートで繋げる。(パートでというのは、足を必要なところに置くところから1手取るまで)

②ルートの上部(後半部分)を繋げる。

③②の2手前がレストポインだったため、そこから上部を繋げる。

④ぜんぶ繋げるトライ前のクリップ場所確認。(毎回ハングドックしてるときに確認していた)

⑤①のさらに2手前からやる。(核心の1手を出すときに持っているホールドを取りに行くところから)


これは数日かけてでもレッドポイントをしたい、目標のルートに限ってのトライの仕方である。

限界まで以上のグレードだったため、全ての準備が整ってからでないと完登できるわけがない。

未来の自分の土壇場力に期待せずに、少しずつ完登に近づけていくために、ステップを踏んで完璧にしていくのだ。

頭の中でやらなければいけないことを組み立てはするが、普段のトライはここまで手厚くはやらない。

全てのルートにそんな時間をかけるのは時間の無駄だし、(いっぱい色々登るのが楽しいし)できることは早くやらないと技術向上もしないし。

さいごに

目標は定まった。
本気トライをして、落ちて、足りないところも理解したはず。
あとは必要だと思ったことを計画したトレーニングをこなすしかない。

おまけ

フランスの若強クライマー

ネットニュースでも見たことがある、強い小学生クライマーがいた。
ハンギングバーでアップをし、上裸で吠えながら、呼吸を意識し登る。

私が見たのはほんの一部だが、そんなクライミングへの向き合い方が大人さながらのパフォーマンスにも繋がっているんだなと思った。

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