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健康寿命を延ばすことは今後さらに大切な事になってくると思います

皆さん、こんにちは。私は地域で中高年の方に向けた健康体操教室を開催させてもらっています。

余談になりますが、私の行っている体操は「プリベンティブエクササイズ」という名称で商標登録しております。

以前、「介護予防体操」という名称で体操教室を開催していましたが、40代から60代の方にお声がけしても「介護予防?いや、まだそこまでの年齢では...」と参加に消極的な方が多く、「介護予防」という言葉にどことなく抵抗を持つ方が多いと感じていました。

そこで、英語で「予防」を意味する「プリベンティブ」を名称に使用しました。

ここ数年、日本は高齢化が社会問題として取り上げられていますが、今後さらに高齢化は進むと予測されています。

また、年金の財源不足からか政府が雇用年齢の引上げを検討するなど、ますます健康寿命に対して意識を向ける必要があると思います。

皆さんご存知のとおり、健康寿命とは介護などを受けず自立した生活を送ることができる期間です。

加齢とともに体力が低下していくのは自然の摂理ですが、少しでもその下り坂を緩やかなものとするために適度なトレーニングが大切です。

筋肉を付けるのは時間がかかりますが、落ちるのは早いです。

欲目ではなく、事実として私の母は80歳になるまで登山を趣味として、すたすたと山に登っていました。

しかし、腰椎圧迫骨折で安静期間を経た後、急に足がふらついて歩くのもおぼつかなくなりました。

安静にしている間にみるみる足が細くなっていきました。筋肉が落ちてしまったのです。

母は自分自身で意識して、毎朝付近を散歩するようになり、圧迫骨折から一年後くらいで日常生活に支障がない程度に歩けるようになりました。

それは何も高齢者に限ったことではありません。

私の幼馴染みは40代半でバイク事故により脚を骨折し、入院生活を余儀なくされました。

手術が上手くいき、骨折は治癒しましたが、事故前のように歩くようになるまで、相当な期間、つらいリハビリをしていました。

歩きづらかったのは痛みというより、脚力が落ちたことだと感じたと幼馴染みは話します。

一昔前は、老化に伴って、筋力トレーニングをしてもあまり効果がないと考えられていましたが、現在の研究では、何歳になっても筋力トレーニングによってある程度筋肉を付け、筋力を増加することは可能だとされています。

11月4日放送、フジテレビ系の「スッキリ」という番組を見られた方もおられると思いますが、そのことを実証されている89歳現役フィットネスインストラクターの方がいらっしゃいます。

「瀧島美香」さん、愛称は「タキミカ」さんです。

ダイエット目的に65歳から本格的にトレーニングを始め、ある日フィットネスジムの方からレッスンを担当してみませんかと声をかけられ、インストラクターとなり、現在に至るそうです。

タキミカさんは凄すぎますが、そこまでではなくとも、将来に備えて体を鍛えておくことに、早すぎる年齢はないと思います。

無理する必要はありません、できる範囲で良いと思います。

生活にちょっとした運動習慣を取り入れて、健康寿命を延ばしましょう。

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