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#推し短歌 推しはこの花の顔(かんばせ)甘い声 ハマって溺れて 今日もシアワセ

    • 同行者

      季節とは、不思議なものだ。 春夏秋冬、日ごとその姿を少しずつ違えながら、そこに暮らすものの記憶を織り込んで、過ぎてゆく。 日々の暮らしの中で起こる、織りきずや織りむらや小さな糸の結び目の様な出来事も、季節という一枚の布が織り上がるための、必要不可欠な要素なのに違いない。 だから次の季節がめぐるたび、ふと目にした日射しの明るさに、日陰の色に、一瞬にして記憶を呼び戻されるのだろう。 たとえそれが、少々奇妙な出来事だったとしても。 今は昔、スマートフォンはおろか、まだ携帯

      • 潮待珈琲店

        「あなた、後どのくらいで着くの?」 「そうだな 、思ったほど道が混んでないみたいだから、30分ってとこかな」 「お父さん、アイス買って」 「はいはい、お昼ごはんの後でね」 「今日は暑くなりそうね。もう一本飲み物を買 ってくれば、よかったかしら」 「園内の自販機か売店で、買えるだろう」 「そうね。…あら、向かいから来る車、何かおかしいわね。蛇行してない?」 「? …やばい!来るぞ!」 「キャーッッ!」 「お父さん! お父さん…」 「 」

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