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「弱さ」 3年 佐藤文太

「弱さ」
商学部商学科 3年 佐藤文太(仙台育英学園高校)

こんにちは。

今回部員ブログを担当させていただきます。商学部商学科3年の佐藤文太です。

まず初めに新型コロナウイルスが猛威を振るう中、日頃より明治大学体育会サッカー部への多大なるご支援、ご声援をいただいております関係者の皆様に深く御礼申し上げます。

私が入学してから2年半が経った。先輩に怒られてばかりで自分のことだけで精一杯の2年間が終了し、また新たな後輩もできた。上級生として自分が後輩たちの手本となっているか「言葉」で「背中」で、伝えることができているか自問自答する毎日に変わっていった。

そんな私の不安はよそに後輩たちは明治の中でたくさんの経験を重ね、どんどん成長していく。その成長に1つでも貢献できているといいなと願うばかりだ。

さて、前置きが長くなってしまったが今年はトップチームの公式戦に出場することができた。しかし、それは一生忘れられない苦い経験になってしまった。

アミノバイタルカップ決勝、今でもすぐに思い出すことができる。

1回戦では応援席からチームを勝たせるために声援を送っていた。しかし、試合に出る準備をしてこなかったわけではない。中日の練習では常に全力で取り組んでいたし、水分、食事もスタメンの選手と変わらないくらい気を遣って「ワンチャン」を待っていた。だからコンディションも万全だった。そんな中、アクシデントもあり準決勝に出場した。公式戦初出場で緊張はしたものの全国大会も出場が決まっており比較的リラックスして試合に臨むことができた。

しかし、試合終了後小さな不安が生まれた。決勝に出場するかもしれないということだ。普通の選手なら嬉しい、やってやるぞという気持ちの方が大きいと思う。私にもその思いがないわけではない。それなのに、自分がミスしたどうしよう、負けてタイトルを逃したら積み重ねてきたものが失われてしまうというネガティブな思いが先をいってしまう。

そうして訪れたアミノバイタルカップ決勝当日、緊張と不安から思うようなパフォーマンスを発揮できずにPK負け。

人間いざという時に本性が出る。

自分の弱さを痛感させられた。

ミスを恐れた安全なプレー選択、チャレンジをしない。大事な場面で自分の限界を越えようとしない。そんな経験は過去に何度もしてきた。

私が高校三年生の時、当時主将だった佐藤亮さんの部員ブログを拝見した。
主将としてチームの中心で戦う熱いブログを見て、自分もこんなかっこいい選手になりたい。そんな気持ちで入部を決意した。しかし、当時憧れていた先輩には遠く及ばないのが現状だ。

明治大学で乗り越えたと思った自分の弱さは結局は乗り越えていなくて、この2年半の間隠し続けただけだったのかもしれない。(隠せていたかどうかも定かではなが。)明治大学体育会サッカー部の素晴らしい環境、仲間に依存して成長しているような感覚に陥っていたのだ。

自分にはまだまだ弱い面がたくさんがある。しかし、弱音を吐いている場合ではない。
今まで逃げていた自分の弱さと向き合い挑戦をする。誤魔化し続けていた自分の弱い部分と向き合い必ずチームの勝利に貢献できる選手になる。そして、この大好きな明治大学体育会サッカー部を優勝に導きたい。

まとまりのない文章でしたが最後までご覧いただきありがとうございました。
今後も明治大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願いします。

次回の3年生の部員ブログ担当は桐朋高校出身の江口雄翔です。
今年はマネージャーの業務に加え、副務も担っている彼は学年、いやチームに欠かせない存在です。今年も素晴らしいブログを書いてくれるでしょう!ぜひ次回もご覧ください。

佐藤文太(3年=仙台育英学園高校)
商学部商学科。GK。

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