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「アンパンマン」1年 貝出悠

「アンパンマン」

政治経済学部政治学科 1年 貝出悠(松本山雅FC u-18)

 まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大防止対策、そしてリーグ戦など開催にご尽力くださっている沢山の方々に深く御礼申し上げます。


 今でもなお多くの子どもの間で絶大な人気を誇る国民的キャラクター「アンパンマン」。アンパンマンの主題歌「アンパンマンマーチ」にこそ私は心を動かされ、生活をする上で私に変化をもたらすきっかけとなった。今回はそんな「アンパンマンマーチ」について書きたいと思う。

 小さい頃は特にアンパンマンが好きだったわけではない。流れていればテレビに目をやりボーッとしているようなその程度だったが、アンパンマンマーチは当たり前のように歌える曲であった。
 ある時、アンパンマンマーチの1番を耳にする機会があった。そこで今までには目も向けていなかったアンパンマンマーチの歌詞というものが、自然に耳に入り込んできた。
“なんのために生まれて なにをして生きるのか”
今までは何も考えずに歌っていたこのフレーズが自分に衝撃として降りかかった。果たして、今の自分はなんのために生まれて、これから何をして生きていけば良いのか。朝にサッカーをし、その後大学に足を運び勉強をしている日々。その中で、自分で何かをやり切ったと思える日もあれば、ダラダラ過ごしてしまう日もある。どんな風に時間を使いどんな日を過ごしていたって同じ1日は1日。これは紛れもない事実である。しかし、自分がどう過ごそうが地球は回っていて、社会は動いている。自分はどれだけちっぽけな人間なのだろうかと考えさせられる。では、これから自分は何をするべきで、将来何になるべきなのだろうか。将来自分の夢であるプロサッカー選手になって多くの人の心を動かせるような選手になれれば、そんなに幸せなことはない。もちろんプロになることはそう簡単なことではなく、特別な選手しかなれないことは十分に理解しているつもりだ。どんなに努力をしていても、これまで自分のことを疑うときもあった。この先の見えない将来が不安になることもあった。自分は何をしているのかと自分を責める時もあった。
 しかし、この曲の中に以下のようなフレーズがあった。
“今を生きることで 熱い心もえる”
これだ。見えない将来ばかりを気にして悩んでいる暇はないのかもしれない。今を真剣に、一瞬一瞬を一生懸命に生きていない人に将来などないぞ。そう言われているような気がした。

 もちろん将来のために計画をたて色々考えるのは重要だが、まずは今を全力で生きよう。一瞬一瞬を大切に過ごそう。そうアンパンマンマーチに気付かされたあの日に、今日の空は似ている。

 拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

 次の一年生のブログは、マネージャーの林菜々香です。
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また、私生活ではとびきりの笑顔で場を和ませてくれるような明るい子です。
ぜひ楽しみにして下さい!

部員ブログ用写真 貝出

貝出悠(1年=松本山雅FC u-18)
政治経済学部政治学科。DF。

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