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「価値基準」 3年 森喜紀


「価値基準」
政治経済学部 3年 森喜紀

こんにちは。
今回部員ブログを担当させていただきます、政治経済学部経済学科3年の森 喜紀です。

まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、最前線で対処されている医療従事者の方々、リーグ戦等の開催にあたりご尽力いただいている関係者の皆様、心より感謝申し上げます。

昨年、新型コロナウイルスが全世界で猛威をふるい、今もなお見えない敵との戦いの日々が続いています。そんな中、私たちが当たり前のようにサッカーをできていることに感謝し、今一度自分の胸に手を当て、考える必要があると思います。

さて、早いもので、この部員ブログを書くのも3回目になります。あっという間に上級生になり、何を書こうか迷ったのですが、私が今学期受講している授業の内容を踏まえながら書いていこうと思います。少々長いですが、読んでいただけると幸いです。

私は、「労働経済学」という授業を受講しています。どういう内容かというと、「働く」という活動は、現代社会における最も基本的で重要な活動の1つであり、その「働く」という活動を、経済学的な観点から接近し分析するのが労働経済学です。

では、この内容とサッカーとでは一体何が繋がるのか、これだけではまだよく分からないと思います。なのでもう少し、説明していきたいと思います。

労働と雇用、この言葉はよく耳にすると思います。サッカーで例えるなら、私たち選手は商品であり、その価値は、個人によって異なります。そして、クラブのフロントは企業であり、その選手に見合った価値を給料として支払います。選手は日々練習を重ね、試合に出て活躍する(労働)。そこには、雇用が生まれてくる。また、監督は商品でもあり、企業でもあります。何が言いたいかというと、選手としての価値は、試合に出て結果を残すことで上げることができ、逆に出なければ、価値はどんどん下がっていきます。その為、監督やフロントの信頼を勝ち取ることが必要不可欠です。

私たちの監督である栗田さんが、選手たちによく「プロに行きたいのは、サッカーがしたいのか、それともそれを仕事にしたいのか」とよく選手に問う時があります。正直最初は、サッカーがしたいからと思っていました。しかし、ただサッカーをしたいだけなら、他にもいくらでも場所はあるし、それだけの理由では、選手生命も短く、競争の激しい世界では生き残っていけません。だからこそ、明治の部員は、就職活動も行い、自己分析をし、自分がどういう人間なのか理解した上で、自らの道について熟考を重ねます。

目標(ゴール)から逆算し、具体的な計画を立てて成長していく中で、自分に足りないものは補い、自分の武器や特徴を削るのではなく、それをいかに個性として、周りの足りないものをそれと同等に持ってくるのかが大切です。そして、サッカーだけでなく、人間的な内面(人間性)も持ち合わせることで、人としての選手としての価値が大きくなると思います。

その価値とは、日々の生活、練習で積み重ねられていき、いざというときに発揮される。上級生にになれば、自分の課題や求められているものは自ずと理解している。それをいかに実直にやるかが重要で、上手くいかないこともたくさんある。その壁にもがき苦しんだ先に成功があり、自分としての価値も高められていく。

ここに来てもう3年目になる。もちろん焦りもあるが、信頼され、勝たせられる選手になるためにも、一つ一つ実直に取り組んでいきたいと思う。


まとまりのない文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございました。今後とも、明治大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願いします。

次の3年生部員ブログの担当は、帝京高校出身の赤井シャーロッド裕貴です。

全てのスケールが規格外で、フィジカルで相手を圧倒する明治のモンスターです!実は根は真面目で頑張り屋な性格である彼は、面白い視点から書いてくれると思います!

次回の部員ブログもお楽しみに!

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森喜紀 (3年=埼玉県立浦和西高校)
政治経済学部経済学科 FW

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