「You'll never walk alone」 3年 福田心之助
「You'll never walk alone」
文学部3年 福田心之助 (北海道コンサドーレ札幌U-18)
こんにちは。
今回部員ブログを担当させていただきます、文学部史学地理学科 西洋史学専攻3年の福田心之助です。
まず初めに、新型コロナウイルス感染拡大に対し、ご尽力いただいている医療従事者の方々、またこのような状況下でもリーグ戦やILその他大会を開催するにあたりご尽力していただいているすべての方々に感謝申し上げます。
「You'll never walk alone」
この曲を聴いたことはあるだろうか。
サッカーをやっていたり、サッカーに興味がある人は聴いたことがあるだろう。
【リバプール】「You'll never walk alone(和訳付)」
この曲はイングランドのサッカークラブチーム「リヴァプール」というチームのホームスタジアムでの愛唱歌である。現在ではJリーグの「FC東京」でも歌われている。
この曲は元々ミュージカルの為に作成された楽曲である。だがこの楽曲の歌詞がとてもサッカー選手とサポーターとの間柄を繋ぐ内容のものであった為、スタジアム内で歌われることとなったと言われている。
試合の前と試合の後にサポーターが勝ち負けに関係なく大合唱をするのである。
まだサッカーを始めたての幼い頃に父と2人でなにげなくテレビでやっていたリヴァプールの試合を見ていた。その時に画面越しから流れた「You"ll never walk alone」は当時の自分には衝撃だった。画面越しからでもわかるスタジアムの雰囲気と迫力に圧倒された。
その瞬間に思ったことがある。
「俺もいつかこのスタジアムに立ってサッカーがしたい。」
そして自分の勉強机の四隅に書いたのである。
そう思いサッカー人生がスタートした。
そこから歌詞を自分で調べたりCDを買ってもらったりした。試合の行き帰りにはいつも車の中で聴いてモチベーションを上げていた。
試合に勝っても負けても車の中には「You'll never walk alone」が掛かっていた。
いつしか自分の中にこのメロディが染み渡っていた。
ここまでこの曲と共にサッカー人生を歩んできている。
上手くいかない時、苦しいとき、下を向きそうになった時、心のなかで歌詞を歌い自分を奮い立たせる。
そしてもう一度あの瞬間に戻って原点に戻り自分はどこを目指して何になりたいのかを思い出す。
歌詞の中にこのような部分がある。
「君は1人ぼっちではない。
1人ぼっちでは歩かないんだ。」
現在21歳になり、大学生生活も残り1年と数ヶ月。
ここまで沢山の人の支えの中で生きていたと歌詞をつたって実感することがある。
ここまでサッカーを続けられる環境を作るためにたくさんの苦労させてしまっている家族がいなければサッカーはできていないし、大学にも通えていない。自分が苦しいときもいつもそばには家族がいて自分は1人ではなかったということを実感する。
更にここまで来れたのも携わってきた多くの指導者の方々がいなければ高いレベルでサッカーができていない。
そして何百人と関わってサッカーをしてきたチームメイトや同期の仲間。刺激し合えるチームメイトがいなければ自分はここまで成長できていなかったと思もう。大切な宝物である。
このような自分に携わった人々のおかげで今の自分がいる。1人ぼっちではサッカーを続けることも、そもそもなにもできていないかもしれない。
だからこそ全ての人に「感謝」を伝えたい。
明治大学体育会サッカー部ではよく使われる言葉がある。
「感謝を表現しよう」
挨拶、言動、顔つき、立ち振る舞い、試合の勝ち負けに関係なくサッカーに対する姿勢。明治大学のサッカーを見てくれる方々、応援してくださる方々への感謝を表す方法は様々である。
この感謝を表現できるのが明治大学の体育会サッカー部の選手である。
そして最大の感謝を伝える地点は、あの頃に描いた自分がピッチに立って「You'll never walk alone 」 の中でサッカーをしている姿を今まで携わった人々への自分なりの感謝の1つにしようと思う。
拙い文章でしたが、最後までご覧いただきありがとうございます。
これからも明治大学体育会サッカー部のピッチ内外での立ち振る舞いやサッカーに取り組む姿勢に注目しご支援、ご声援のほどよろしくお願い致します!!
次の3年生の部員ブログは桐蔭学園高校出身のゴールキーパー遠藤雅己です。先輩、同期、後輩誰からも親しみやすい心の広い持ち主。けど彼が一番親しみやすいのは多分僕。普段は優しい彼が内に秘めた熱いブログに期待してください!!
福田心之助(3年=北海道コンサドーレ札幌U-18)
文学部史学地理学科 西洋史学専攻 DF
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