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2021年12月「読んだ!」マンガまとめ

こんにちは。マンガライターのちゃんめいです。

元々マンガが大好きなのですが、マンガライターとして活動を始めてから読む量が尋常じゃなく増えました。出来ることなら全て記事にしたいけれど現実的になかなか難しいので、毎月読んだマンガを備忘録的にこちらのnoteにてまとめています。

あらすじや一言感想をメインにまとめているので、しっかりした or 丁寧なレビューが読みたい方にとってはかなり薄く感じるかもしれませんが、もし良ければ読んでいってくださいませ。新たなマンガとの出会いになりますように〜!

▼ 2021年11月版はこちら

▼ 2021年10月版はこちら

▼ 2021年9月版はこちら

偽物協会(1巻)

“普通”の枠からはみ出してしまった偽物たちが集う偽物協会を舞台にした笑って泣ける日常コメディ。生きていく上でいつの間にか強いられる普通に苦しむ人に寄り添ってくれる素敵な作品。生きるのに疲れてる人にも読める絵にしたいという思いから線を少なくしているそう。

インスタントライフ(3巻)

「3分間だけ生き返る」という都市伝説を通して、生と死の間で揺れ動く人々のドラマを描いた作品。蘇った3分間の命が紡ぐ、想像もしないような感動や驚き、悲しみといった衝撃的なストーリー展開が本作の魅力。3巻が完結巻で、作者の江戸川先生からコメントいただいた記事がこちら。

黄泉のツガイ(新連載)

『鋼の錬金術師』や『銀の匙』などで知られる荒川弘先生の新連載『黄泉のツガイ』。12月10日発売の「月刊少年ガンガン」1月号からスタートしたのだが、荒川弘先生が同誌に新連載をスタートさせるのはなんと約11年ぶり。とにかく最高でした。1話から世界観、ストーリー何もかも読者を惹きつけてやまない...。Real Sound ブックさんで書評を書かせていただいたので、詳しく知りたい方はぜひ上記の記事を読んでみてくださいませ。

ギフテッド(新連載)

少女マンガ雑誌「なかよし」でスタートした『ギフテッド』。『金田一少年の事件簿』『BLOODY MONDAY』など、数々のメガヒット作品を手掛けた原作者・天樹征丸(樹林伸)先生が原作を務め、作画は次世代マンガ家を発掘するオーディションプロジェクトで応募総数115人の中からその圧倒的な画力が評価され、見事優勝を勝ち取った雨宮理真先生が担当!...という巨弾新連載。散りばめられた緻密な伏線、そして重厚なテーマのもと深く練られたストーリー展開が魅力で、子どもから大人まで楽しめる本格ミステリーとなっていて面白い。

片喰と黄金(1〜6巻)

今年の10月に、ウルトラジャンプ(集英社)からコミックDAYS(講談社)に移籍した『片喰と黄金』。19世紀にカリフォルニアで始まったゴールドラッシュをテーマに一攫千金を狙うアイルランドの少女・アメリアと青年・コナーの旅を描いたアドベンチャーもの。ストーリーはもちろんだけど、アメリアの意志の強さ、そしてコナーとの関係性、全てが最高で本当に大好き。あと、作中にジョン万次郎さんが登場するんだけど、それをきっかけに彼のあまりにもドラマチックな人生を知り、彼こそ大河ドラマになるべきでは?!と思っていたら署名活動のページがあった…。ので早速ネット署名したったという思い出。

20世紀のアフタヌーン ~由利編集長のはなし~(読み切り)

アフタヌーン二代目編集長・由利耕一さんの軌跡を沙村広明先生が描いた読み切り作品。思わず胸が熱くなる実話の数々、あとところどころに光る沙村先生のワーディングセンスが最高です。あと、編集者さんと作家さんって何ものにも代えがたい、何だか不思議なか関係性だなぁと。マンガ好きの方にはぜひ読んでほしい読み切り作品。

code:ノストラ(新連載)

今月「ヤングマガジン」でスタートした新連載『code:ノストラ』。何かと立ち回りが下手で人生損してばかりの主人公が、ある日突然犯罪に巻き込まれ銃で撃たれ、その結果謎の脳を移植されチート能力を手にする...という電脳アクションもの。原作は安童夕馬(樹林伸)先生。え、『ギフテッド』原作担当して『code:ノストラ』も!!!???あと、連載開始と同時に「Kollektion」にて48時間限定でNFTアートを販売したことで話題の作品。ちなみに発売後12時間で完売したとのこと。すごい。

こんな感じで古参アピできるので、気になる方は2話掲載のタイミングでぜひ。

凪のお暇(9巻)

「大丈夫、あなたは選ぶことを選べる 選ばれた子だから」 凪の母・夕さんのセリフに思わずぐっときてしまった。思い返せば最初は、人生をまっさらにリセットするためにお暇をいただくアラサー女性のヒューマンドラマって感じだったけど、最近は毒親にも切り込む社会派ドラマのような一面があってすごく好き。最新刊が待ち遠しい作品の一つ。

パリピ孔明(1〜7巻)

現代日本に転生した、三国志でお馴染みの諸葛亮孔明が歌手を目指す英子の軍師になって彼女をプロデュースしていくお話。「コミックDAYS」から連載をスタートさせ、その後「週刊ヤングマガジン」に移籍したモンスター作品。2022年4月にあの「PAWORKS」でアニメ化が決定したと聞き、改めて購入して読み直したんだけど、歴史マンガでもあり思い悩む人の背中を押してくれるエンパワーメント系マンガでもあり、本当に最高なのでみんな読んでほしい...。

タコピーの原罪

ハッピー星人タコピーが、色々と重い事情を抱えた少女・しずかちゃんを救うためにあれこれ奔走する話。ほんのり『おやすみプンプン』風味。とにかく救いのない話なのになぜか毎週読んでしまう怪作。

不遇職【鑑定士】が実は最強だった~奈落で鍛えた最強の【神眼】で無双する~(1〜4巻)

「マガポケ」連載作品。主人公・アインが世界樹の精霊・ユーリから授かった「神眼」によって、本来持っている「鑑定スキル」をパワーアップさせて戦うお話。清々しいほどのチートっぷりなので、読めば読むほどスッキリする。

転生貴族、鑑定スキルで成り上がる~弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた~(1〜5巻)

ひょんなことから弱小領地の貴族に転生した主人公・アルスが「鑑定スキル」を用いて優秀な能力を持つ人物を見つけ出し、家臣を増やしていくお話。目的を達成するためにどんなスキルを持つ人を仲間にするのか...。チーム作り的な面でも学びになる作品。こちらの取材企画を担当させていただいたことがきっかけで「鑑定スキル」に因んだ2作品を一気読みしました。

ツイステッド・シスターズ(1巻)

『ランド』で第25回手塚治虫文化賞(朝日新聞社主催)のマンガ大賞を受賞した山下和美先生の最新作。父の危篤がきっかけで疎遠だった腹違いの四姉妹が再集結する。この四姉妹っていうのがなかなか複雑で、毒姉2人、純粋無垢な妹1人、その間に挟まれる主人公を中心に物語が展開する。"ファミリーコメディ"と銘打たれているけど、とても深くて厚みのある物語だからコメディよりももっと適切な良い言葉がある気がする...!とても面白かった。

2021年12月雑記

今年も今日で終わり。この時期になるとベストマンガ系コンテンツがたくさんリリースされるので、それをきっかけに読み逃したマンガと出会えたりして、なんだか楽しくて忙しい時期ですよね。

私も僭越ながら、Real Sound ブックさんにて「2021年コミックBEST10」を紹介させていただいたので良かったらぜひ。

ーー2021年はとにかく「自分」で選択して、動き続けた年でした。「自分」がこう思うから、信じているから、やりたいから。そんな純粋な衝動のまま、動き続けた結果、素敵な師・仲間・仕事にたくさん恵まれました。2022年は、今年の私を信じて、期待して一緒にお仕事をしてくれた方々に恩を返せるような、とにかく期待を超える仕事をしたい。

というわけで2022年はさらに執筆媒体を増やす、プラス学びに時間(+お金)を投資します。執筆媒体の方は記事がリリースされたらTwitterで告知するので読んでいただけたらとっても嬉しいです。そして、学びについてですが...。そもそもライター業は独学と各執筆媒体の編集さんからの指導でここまでやってきました。でも、期待を超える仕事をする、そして「マンガライター」として新たにやりたいことができた今、私の場合このままでは駄目だなと今年の秋頃からずーっと悩んでいたのですがなんと『書く仕事がしたい』でお馴染み佐藤友美さんがライター講座を開講するということで、2022年1月から参加します。

・取材力の向上
・企画力を磨く
・エモーショナルとロジカルが両立するライティングを身につける

この3軸をゴールに佐藤友美さんから沢山学びます!この記事を読んでいらっしゃる方で、もし佐藤友美さんのライター講座に参加される方がいらっしゃいましたらよろしくお願いします🙇‍♀️

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