尾崎まゆみ

歌人。歌集『微熱海域』『酸つぱい月』 『真珠鎖骨』『時の孔雀』『明媚な闇』『奇麗な指』…

尾崎まゆみ

歌人。歌集『微熱海域』『酸つぱい月』 『真珠鎖骨』『時の孔雀』『明媚な闇』『奇麗な指』。現代短歌文庫「尾崎まゆみ歌集」 『レダの靴を履いて、塚本邦雄の歌と歩く』。共著『塚本邦雄論集』を出版。神戸新聞カルチャー、NHK文化センター神戸などの短歌講座。神戸新聞文芸短歌、伊丹歌壇選者。

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『レダの靴を履いて 塚本邦雄の歌と歩く』書肆侃侃房、重版!

『レダの靴を履いて 塚本邦雄の歌と歩く』尾崎まゆみ 書肆侃侃房2019年刊行 2023年5月 重版となりました㊗️ 今回は 渡辺祐真(スケザネ)さん✨に 素晴らしい帯文をいただきました。スケザネさんありがとうございます。 成原亜美さんの装丁。 皆さまありがとうございました。 そして 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

    • 『ことば遊び悦閲覧』

      『ことば遊び悦覧記』塚本邦雄著 回文、折句、アラベスク などのコレクション 言葉と文字の饗宴、 かなりマニアックで、楽しめます 初版は1980年 河出書房新社 もうすぐ新装復刊 きづかさやよせさにしざひもお 『閑吟集』189 逆さに読むと おもひざしにさせよやさかづき 思ひ差しに差せよや盃 こんな感じのことば遊びの宝庫です

      • 3月は、菅原百合絵歌集『たましひの薄衣』を紹介しました。 目が合ひて逸らせばやがて舟と舟ゆきかふやうにさざなみ来たる 相聞の雰囲気、感情の細やかな揺れをたおやかに描きながら境界線に揺れをもたらす。短歌はいいなと思わせてくれる 素敵な歌集です。

        • 歌を恋うということ    尾崎まゆみ 「シジフォスの日日」有沢螢 書評 

          玲瓏98号掲載の書評です。 有沢螢様へこれまでの感謝を込めて公開いたします。 歌を恋うということ              尾崎まゆみ 「シジフォスの日日」有沢螢 短歌研究社 2017年12月8日刊 「椋鳥のお母さんは病気です」大きプレート枕辺にあり  ふっくらとした面差しが浄瑠璃寺の吉祥天女のごとく、まなざしは母の温もり。土砂降りの雨のなかわざわざタクシーに乗る私に、傘を差しかけて見送ってくださった気配り。そんな有沢さんとの出会いを思いながら、白い扉に大きなプレート

        『レダの靴を履いて 塚本邦雄の歌と歩く』書肆侃侃房、重版!

        • 『ことば遊び悦閲覧』

        • 3月は、菅原百合絵歌集『たましひの薄衣』を紹介しました。 目が合ひて逸らせばやがて舟と舟ゆきかふやうにさざなみ来たる 相聞の雰囲気、感情の細やかな揺れをたおやかに描きながら境界線に揺れをもたらす。短歌はいいなと思わせてくれる 素敵な歌集です。

        • 歌を恋うということ    尾崎まゆみ 「シジフォスの日日」有沢螢 書評 

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        • 短歌、尾崎まゆみ
          2本

        記事

          レダの靴を履いて  

          著作をまとめました。 2023年1月現在 ☪️歌集 在庫切れ 『微熱海域』書肆季節社 『酸つぱい月』砂子屋書房 『真珠鎖骨』短歌研究社 『時の孔雀』角川書店 出版社に在庫あり 『明媚な闇』短歌研究社 『奇麗な指』砂子屋書房 Amazonなど 2022年8月刊 『ゴダールの悪夢』書肆侃侃房 ☪️歌集、アンソロジー ⭐️『現代の歌人140』新書館 出版社に在庫あり ⭐️セレクション歌人『尾崎まゆみ歌集』 邑書林『酸つぱい月』完本 ⭐️『尾崎まゆみ歌集』砂子屋書房  

          レダの靴を履いて  

          2022年発表の短歌、評論、書評など覚書

          ★短歌 ○旋律      角川短歌二〇二二年一月号  ○月光庭園      角川短歌二〇二二年三月号  ○情熱の花         短歌研究2022年5月号 ○さにづらふ    玲瓏108 ○睡蓮          現代短歌新聞  2022年7月号 ○美須賀から吹揚へ    本阿弥書店「歌壇」2022年9月号 ○夜想曲  読売新聞東京版夕刊2022年9月9 ★評論、書評など ○2021年の収穫  ねむらない樹 8  2022年2月 ○『森鴎外の百首』坂井修一

          2022年発表の短歌、評論、書評など覚書

          はなびらは光の領土とおもいつつ奪いたし目を閉じれば奪う 大森静佳『ヘクタール』 文藝春秋 ひかりの歌が眩しくて 巻頭歌が、素敵。 暑いけれどうれしい一日になりました。

          はなびらは光の領土とおもいつつ奪いたし目を閉じれば奪う 大森静佳『ヘクタール』 文藝春秋 ひかりの歌が眩しくて 巻頭歌が、素敵。 暑いけれどうれしい一日になりました。

          蓮池に空より斜めの日は射して折れ茎一本一本の濃さ 今井恵子『運ぶ眼、運ばれる眼 』現代短歌社 見るを意識した作品が魅力的。 空からのひかりが折れ茎をくっきりと見せてくれていますね。

          蓮池に空より斜めの日は射して折れ茎一本一本の濃さ 今井恵子『運ぶ眼、運ばれる眼 』現代短歌社 見るを意識した作品が魅力的。 空からのひかりが折れ茎をくっきりと見せてくれていますね。

          尾崎まゆみ、著作まとめ

          著作をまとめました。 ☪️歌集 在庫切れ 『微熱海域』書肆季節社 『酸つぱい月』砂子屋書房 『真珠鎖骨』短歌研究社 『時の孔雀』角川書店 出版社に在庫あり 『明媚な闇』短歌研究社 『奇麗な指』砂子屋書房 ☪️歌集、アンソロジー ⭐️『現代の歌人140』新書館 出版社に在庫あり ⭐️セレクション歌人『尾崎まゆみ歌集』 邑書林『酸つぱい月』完本 ⭐️『尾崎まゆみ歌集』砂子屋書房    『微熱海域』『真珠鎖骨』完本  「山中智恵子ノート」「葛原妙子ノート」 ☪️エッセイ

          尾崎まゆみ、著作まとめ

          玲瓏103号「金そして銀に輝く」

          2020年、塚本邦雄生誕百年の節目に、岡井隆さんが逝去されるという偶然。 玲瓏103号に寄稿した追悼文をここにも 転載しておきます。 玲瓏にはこの追悼文とともに 岡井隆さんの素敵な写真が4葉、載せられているので、玲瓏会員が身近にいらっしゃる方は、本誌をご覧になってみてください。 とてもチャーミングな写真ばかり、塚本家に大切に保存されていたようです。 玲瓏103号 岡井隆さん追悼 銀そして金にかがやく   尾崎まゆみ そして花そのものは銀そして金にかがやく、

          玲瓏103号「金そして銀に輝く」

          短詩型を楽しむ 

          短歌、俳句、川柳、詩の参加形 イベントを開催いたします。 よろしくお願いいたします。 http://mjsk.html.xdomain.jp/ パネラー四人の主な著作です。 ● 平居謙  批評『高橋新吉研究』(思潮社)   詩集『燃える樹々(JUJU)』(人間社✕草原詩社) ● わたなべじゅんこ 句集『junk_words@』 評論集『歩けば俳人』 ● 湊圭伍 句集『そら耳のつづきを』(書肆侃侃房) アンソロジー 小池正博編『はじめまして現代川柳』(書肆侃侃房) ●

          短詩型を楽しむ 

          今年の桜は奇麗でした。 さくらばな溢れて街のうらうらに小鳥小鳥の声のとびたつ  尾崎まゆみ

          今年の桜は奇麗でした。 さくらばな溢れて街のうらうらに小鳥小鳥の声のとびたつ  尾崎まゆみ