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【漫画原作アイデア】『16の使者たち』シナリオ・設定まとめ

1タイトル
『16の使者たち』

2ジャンル
本格歴史ミステリー

3ターゲット読者層
10〜20代男性

4あらすじ
歴史の真実が知りたい。将来は考古学者になり歴史の謎を暴くことを夢見る少年、武藤秀樹は、正月の初詣のために伊勢神宮を訪れていた。自分の夢が叶うことを強く願った瞬間、秀樹は7300年前の日本にタイムスリップしていた。そこで彼が目にしたのは、歴史の通説とはかけ離れた想像を遥かに超える世界だった。秀樹は歴史の真実を暴くため、大洪水後の世界で懸命に生きる人々と共に旅し、共に戦うことになる。そして彼が辿り着いた衝撃の真実とは?

5登場人物
武藤秀樹
東京の進学校に通う高校2年生。弓道部に所属し、その腕前は全国一の実力を誇る。歴史が大好きで、普段から書籍やインターネットで歴史に関する記述を読み漁っている。夢は考古学者になり歴史の真実を暴くこと。視力が悪く、眼鏡がないと弓矢の的どころか文字も読めなくなるのが欠点。

■アマテラス
太陽の紋章を司る女神。世界へ進出した後は、祭司王としてスサノオと共に中東に「スーサ」という国を作る。普段は冷静沈着でクールな性格だが、気性の荒いスサノオには手を焼いており、たまに溜め込んだ怒りを爆発させることがある。

■スサノオ
アマテラスの弟であり、スーサを治める統治王。破天荒な性格でしかもプレイボーイ。何でも自分の思い通りにならないと気に食わない性分で、思い通りにならないことがあると、泣きじゃくって大暴れするという短所を持つ。だが戦闘力はアマテラス以上。よくアマテラスとくだらないことで口論になるのは日常茶飯事。

■イザナギ
アマテラス、スサノオ、ツクヨミの実父。ガタイがよく、黒い口髭をたくわえている。おおらかな性格で、めったに怒ることがない。奥さんの尻に敷かれるタイプ。文明崩壊後の地球に降り立ち、東の果ての小国アシアを足掛かりに人類の文明復興を目指す。

■イザナミ
イザナギの妻。イザナギとは違い気が強い女性で、常に自信に満ち溢れている。恋愛にも積極的で、最初にプロポーズしたのはイザナギではなく彼女の方。リーダーシップもあり、気の弱いイザナギに代わって民を統治している。

6設定・用語
■全球戦争
1万2000年前に起きた大戦争。それにより世界は滅亡するが、大戦争以前に存在した超古代文明の叡智やテクノロジーの一部は、わずかに生き残った人類に受け継がれた。

■アシア国
現在の日本。この時代の日本は現代のような完全な島国ではなく、海面が低かったため大陸と地続きになっていた。

■アカホヤの大噴火 
約7300年前に実際に九州で起きた鬼界カルデラ大噴火。人類史上最大規模の噴火の一つであり、この大噴火により西日本は壊滅した。

7脚本
第一話
・歴史の真実が知りたい・考古学者になることを夢見る少年、武藤秀樹は、冬休みを利用して伊勢神宮に初詣に来ていた・外宮参拝後に内宮で最後の参拝を終わらせようとする秀樹・目を閉じて両手を合わせ、日本の最高神アマテラスに強く願った・「考古学者になれますように」「そしていつか、僕が歴史の真実を暴いてみせます!」・願いと同時に、夢を叶えるための決意表明も心の中でつぶやいた・すると不思議なことが起きた・周囲の参拝客のざわざわした話し声が聞こえなくなった・その代わり、秀樹の頭の中に女性の美しい声が鳴り響いた・「全てをお見せします」・秀樹が反応する間もなく、突然周囲の話し声が再び聞こえ始めた・しかし、何かがおかしかった・先ほどと違い、周囲の声には悲鳴や叫び声も混じっていた・異変に気づいた秀樹がゆっくり目を開けると、そこには衝撃の光景が広がっていた・そこはなぜか、伊勢神宮の内宮ではなく、どこかの海岸だった・なぜ自分がそんな場所に移動したか全く理解できずにいた秀樹・さらに驚くべきことは、目の前に広がる海の向こうから、バカでかい黒煙が空に立ち昇っていた・周囲はパニックになり逃げ惑う人たちで溢れていた・群衆の中の一人が「噴火だー!!!」と叫んでいるのを聞き、秀樹はようやく火山が噴火したことに気づいた・しかし秀樹には、他にも奇妙なことがあった・周囲の人間の服装が、明らかに現代のそれではなかった・装飾があったり、女性はアクセサリーをつけていたりとオシャレをしていることは分かったが、どう見ても現代ファッションではなかった・そう、それはまるで秀樹が今まで何度も歴史の教科書で見てきた縄文人の服装に近かった・まさかと思う秀樹・しかしその直後、馬に乗り颯爽と現れた謎の女性に視線を奪われる・彼女は周囲の人々から「アマテラス様」と呼ばれていた・自分の耳を疑う秀樹・アマテラスとは何者なのか?・そしてここは本当に縄文時代の日本なのか?・謎が謎を呼ぶ衝撃の歴史冒険ファンタジーがついに開幕する!

第二話
・アマテラスと呼ばれた謎の女性は、部下たちに命令して、人々を火山灰が降り注ぐ範囲外へ避難させようとしていた・状況を全く理解できない秀樹は、とりあえず黙ってアマテラスについて行くことにした・案の定、周囲の避難民たちは、秀樹の場違いな服装を不審な目で見ていた・秀樹は注目を集めて恥ずかしいと思うのと同時に、脳みそをフル回転させていた・ここは本当に縄文時代の頃の日本なのか?・だとしたらなぜ自分はタイムスリップしてしまったのか?・そして今いる場所は日本のどこなのか?・さらに気になることがもう一つある・先ほど民衆から「アマテラス様」と呼ばれていたあの女性は、本当にあの太陽神のアマテラスのことなのか?・秀樹の認識では、アマテラスとは古事記に出てくる神道の最高神であり太陽神・あくまで神話の中の登場人物であり、実在する人物ではないはずだ・そして、さらに衝撃的な光景が秀樹を待ち受けていた・歩き始めて1時間は経ったと思った頃、目の前に謎の円形の機械が現れた・それはどう見ても現代テクノロジーの産物と思えるものだった・いや、こんな不思議な見た目の機械は、現代でも見たことがない・見た目はまるで、神社で毎年6月に行う茅の輪くぐりの輪のようだった・そして人々は、アマテラスとその部下に誘導されながら、その輪っかを順番にくぐっていた・さらに衝撃的なのが、輪をくぐったら当然反対側に出ると思うところが、なぜか人間が輪をくぐった瞬間にその姿が消えたのだ・周囲の人々は、その謎のテクノロジーを目にしても決して動揺せず、まるで使い慣れているかのように輪をくぐっていた・ここが本当に縄文時代の日本なら、こんな謎のオーバーテクノロジーが存在するはずがない・ますます頭が混乱してきた秀樹は、列の最後尾で輪をくぐる番が来るのを不安な気持ちで待っていた・そしてとうとう自分の番がやって来た・輪をくぐるのを躊躇していると、馬に乗ったアマテラスが秀樹に声をかけてきた・その時秀樹は、伊勢神宮で聞こえた謎の女性の声と、アマテラスの声が同じであることに気づいた・もしかしたら、自分をこの時代に導いたのは彼女ではないかと考えた秀樹は、何とかアマテラスに事情を説明してもらおうとした・しかし、なぜかアマテラスは知らないの一点張りで、むしろ逆に秀樹のことを警戒し始めていた・アマテラスは秀樹のことを、大陸から渡って来た渡来人ではないかと疑っていた・アマテラスは部下に命じて秀樹の身柄を拘束した・下手に抵抗すると逆効果だと考えた秀樹は、おとなしく彼女らに捕まることにした・そしてアマテラスたちに連れられて謎の輪をくぐると、そこからはもう火山の噴煙は見えず、先程とは全く別の場所に移動していた・秀樹は前に観たSFアニメの中で、スターゲイトという名の似たような形のテクノロジーが登場していたことを思い出した・まさかこの時代にスターゲイトが実在したのか?・アマテラスとその部下たちは、目の前にある原始的な建物の中に入り、何やら会議をし始めた・議題は例の火山の噴火の被害範囲がどれくらいになるか?、そして民をどこまで避難させればいいか?についてだった・秀樹は建物内の柱に縄で縛られて身動きが取れない状態だった・ようやく落ち着いて今のこの状況を頭の中で分析できるようになった秀樹・タイムスリップして早々にトラブルに巻き込まれた秀樹は、これまでに蓄積させた歴史の知識をフル活用して、この原始の時代を生き抜くことができるのか?

第三話
・秀樹は、自分が今いるこの場所が縄文時代の日本だとすると、先程海の向こうに見えた噴煙はおそらく7300年前に起きた「アカホヤの大噴火」だと推測する・秀樹の記憶が正しければ、アカホヤの大噴火の際に日本全土に降り注いだ火山灰は、東北の青森あたりには届いていなかったはず・先ほど見た謎のオーバーテクノロジーがスターゲイトだとすれば、それを使って東北に避難すれば人々は助かると秀樹は考えた・そのことをアマテラスたちに伝える秀樹・最初は半信半疑だったアマテラスたち・だが火山灰による被害拡大を阻止するため、アマテラスは人々をスターゲイトで東北に移動させると決意する・しかし、事はそう上手くは運ばなかった・アマテラスたちは、日本のどこにどれだけの縄文人が分布しているか完全に把握していなかったため、山奥や海岸沿いなどの人目につきにくい場所で暮らしていた人たちは、火山灰による健康被害でその多くが命を落とした・秀樹は、この大噴火で1万人もの縄文人が亡くなったと歴史の資料に書かれていたことを思い出した・被害が特に深刻だったのは西日本だった・火山灰の堆積によって、西日本はほぼ壊滅状態だった・東北に避難したアマテラスは、秀樹が民の非難誘導を手伝ってくれたことに感謝していた・仮にも秀樹は、この時代では得体の知れない渡来人と思われていたにも関わらず、アマテラスはそんな彼に心から感謝していた・秀樹は、縄文人の懐の深さを実感した・歴史本ではよく「縄文時代には争い事がなかった」「日本人は海外から入ってくる文化や人を排除せずに快く受け入れた」と書かれているが、その記述が間違っていなかったと感じ始めていた秀樹・夜になると、秀樹はアマテラスに事情を全て打ち明けた・アマテラスは、秀樹の突拍子もない話を頷きながら黙って最後まで聞いていた・聞き終わったアマテラスは、秀樹が伊勢神宮で聞いた謎の声は自分ではないと否定した・だがアマテラスは、秀樹が元いた時代に戻る方法が分かるまで、自分が面倒を見ようと言ってくれた・ようやく不審者という疑いが晴れた秀樹は、アマテラスという強力な助っ人を得ることに成功した・果たして、秀樹は無事に元の時代に戻ることができるのか?

第四話
・翌日目が覚めた秀樹は、アマテラスに連れられて東北ではない別の場所に向かった・そこにはアマテラスの両親であり、当時の日本(アマテラスによれば日本ではなくアシア国)を統治していた二人の王、イザナギとイザナミがいた・アマテラスは二人の王に、未来からやって来た秀樹の知識を使えば、アシア国をかつてないほど繁栄した超大国に育て上げることができると進言した・最初は反対されると疑っていた秀樹だが、意外にも二人の王はその案に興味津々で、秀樹のことをもっと知ろうとしていた・昨晩アマテラスに話したことと同じ内容のことを二人に伝えた秀樹・今度は逆に秀樹が質問する番だった・アマテラスやイザナギ、イザナミは何者なのか?スターゲイトのようなオーバーテクノロジーをどこで手に入れたのか?・イザナギによれば、アマテラスやイザナギ、イザナミの名は、本名ではなく役職名だという・大昔に実在したアマテラスやイザナギなどの、天から降りて来た神々の名前を、今ではその者の地位や役職を示す名前として、代々受け継いで使ってきたらしい・天から降りて来た神々とは一体何のことか疑問に思う秀樹・すると、そこに大柄でガラの悪そうな一人の男がズカズカと部屋に入って来た・彼はアマテラスの弟スサノオだった・スサノオは、アカホヤの大噴火でほぼ全ての土地が壊滅したアシア国を捨て去って、民と部下を率いて大陸に引っ越すと言い出した・イザナギとイザナミはその提案に反対したが、スサノオは次の日には部下と民を率いて、アシア国の領域を出て大陸に向かった・破天荒な弟が一人で民をまとめられるはずがないと考えたアマテラスは、スサノオを追って国を飛び出した・その流れで秀樹もアマテラスに従って大陸に向かうことになる・秀樹は内心、アマテラスについて行けば隠された歴史の真実を暴けるかもしれないと期待していた・その後、アマテラスとスサノオに感化され、イザナギとイザナミの子である14人の王子たちが同じように世界各地に散らばった・こうして、アマテラスとスサノオを含めた16人の王子たちが世界中に進出し、各地で文明を築くことになる・そして偶然なのか必然なのか、縄文時代にタイムスリップした歴史大好き少年秀樹は、はたして人類の歴史の隠された真実を暴くことができるのか?・ついに、隠された歴史をめぐる史上最大の大冒険が今始まった!

第五話
・アマテラスとその弟スサノオと共に、ユーラシア大陸に渡る秀樹・てっきり地続きになっているところを歩いて渡ると思った秀樹は、アマテラスが用意した衝撃的な移動手段に度肝を抜かれる・その移動手段はなんと宇宙船だった・秀樹はよくオカルト番組で紹介されていたアダムスキー型UFOを思い出した・アマテラスとスサノオは、引き連れていた100人ほどの部下と民を一人残らず宇宙船に乗せた・こんな小型の宇宙船に全員が乗るはずがないと疑問に思った秀樹だったが、中に入ってみると、そこは宇宙船の見た目とは裏腹に、とても広い操縦室らしき空間が広がっていた・まるで「ハリー・ポッター」に出てくる魔法みたいだと感じた秀樹の脳内には、ますます疑問が増えていた・スターゲイトといいこの宇宙船といい、この原始世界でなぜこのようなオーバーテクノロジーが存在するのか?・その疑問をアマテラスにぶつける秀樹・アマテラスはその理由を直に見せるといい、宇宙船をどこかに移動させた・アマテラスは、宇宙船を操縦して世界各地に残る戦争の爪痕を秀樹に見せた・そこには、破壊された集落や核弾頭でも落ちたかのような巨大な穴、真っ黒に焼けこげた人間の死体のようなものなど、まるでハルマゲドンでも起きたかのような凄惨な光景が広がっていた・秀樹の知る限りでは、縄文時代以前にこれほど大規模な戦争が起きていたなんて聞いたことがなかった・そしてアマテラスは静かに語り始めた・かつて全世界を巻き込んだ巨大な争い、全球戦争について

第六話
・かつてこの世界には、アトランティスとレムリアという二つの超古代文明が存在していた・しかし、人類の愛のレベルをテクノロジーのレベルが超えたことで、人類は神や自然と繋がる力を失い、やがて争いに発展した・神々は堕落した人類を滅ぼすため、大洪水を起こした・そして戦争と大洪水により、人類は一部の生き残りを残してそのほとんどが死滅した・その話に衝撃を受ける秀樹・まさか、よく都市伝説で語られる超古代文明の話が真実だったとは・秀樹は、人類史の中に存在する「空白の10万年」の話を思い出した・ホモサピエンスが誕生した10万年前から、人類が農耕を始めた1万年前までの10万年間で、人類がどんな生活を送っていたかは全く分かっていない・つまり、かつて人類が築いた超古代文明は、その空白の10万年の間に滅亡し、今自分がいるのは、戦争と大洪水で人類の文明が一度滅んだ後の世界であることに気づいた秀樹・アマテラスによれば、アシア国で使っているスターゲイトや宇宙船は、滅亡した超古代文明が残した置き土産だという・その後秀樹は、持っていたスマホで宇宙船の写真を一枚撮影した

第七話
・それから中東のどこかにたどり着いたアマテラスとスサノオは、そこにスーサという国をつくった・それから周辺に住む民族との戦いや交流など、様々な出来事が起き、目まぐるしく日々が過ぎていった・秀樹は得意の弓矢でアマテラスたちをサポートした・歴史の波に身を任せて神話の神々と共に戦えることを喜びに感じるようになった秀樹・しかし時は容赦なく流れていき、秀樹は歳をとっていった・やがてスーサを守る立派な戦士に成長した秀樹は、スーサと貿易していたとある騎馬民族の女性と結婚した・やがて秀樹の子孫たちは、スーサを出て各地で文明を築き始める・それが後に、メソポタミア文明やエジプト文明などに発展することになる・天寿を全うした秀樹は、アマテラスやスサノオ、そして妻と孫たちに看取られながら静かに息を引き取った・光に包まれた秀樹・すると目の前に光の存在が現れた・彼女は一言だけこう言った・「言っただろう?全てを見せると」・その瞬間、秀樹は伊勢神宮の内宮で意識を取り戻した・周りの景色は初詣の参拝客でごった返していたあの時の風景に戻っていた・秀樹は一瞬混乱しそうになったが、これは夢でも偶然起きたことでもなく、きっと神様が自分に真実の歴史を見せてくれたんだと解釈すると、不思議と納得した秀樹・しかしスマホの写真アプリを確認すると、宇宙船の写真はおろか、その後に何度もアマテラスやスーサの民たちと撮った写真が一枚も記録に残っていなかった・あれはやはり夢だったのか……?・そう考えを改めた秀樹は、不思議な気持ちを抱えながら新たな一年を迎える朝日の中に、再び歩み始めたのだった
〈第一章 『世界創世編』 完〉

8ラストまでの展開
①日本統一編
大学に進学し、本格的に考古学者への道を歩み始めた秀樹。だがある日突然、再び古代の日本へタイムスリップしてしまう。しかしそこは、以前体験した時代から約5000年後の世界だった。新たに出会う個性豊かな神々たち。日本統一をめぐって勃発する新たな戦い。そこでの出来事は、秀樹が知る歴史の通説からははるかにかけ離れた驚きの連続だった。そしてついに明かされるタイムスリップの真実。さらに時代は、神武天皇即位の時まで大きく飛躍する。

②倭国大乱編
大学を卒業し、ついに国の機関の研究員として考古学の仕事に携わることになった秀樹。秀樹はタイムスリップの体験談を同僚たちに語ってみせたが、誰もその話を信じようとはしなかった。しかし秀樹と同僚たちは、ある時突然、神武天皇即位後の混沌とした古代日本にタイムスリップしてしまう。そこは日本史上最も謎に包まれた時代、卑弥呼率いる邪馬台国が存在した時代だった。ついに隠された歴史の真実に辿り着く秀樹。しかしその時、日本各地で争いが多発し、朝廷と「鬼」と呼ばれる渡来人との間で、かつてないほどの大規模な戦闘が勃発する。このままでは日本が崩壊し、歴史を大きく変えてしまう。秀樹たちは日本の未来を守るため、持てる知識の全てを使い、この戦いを止めようと日本各地を奔走する。衝撃の本格歴史ミステリーがここについに完結する。

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