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同人誌即売会の偵察をしに行った話

(前回の続き)

 同人誌を作るとなると、どこで頒布しようかという話になる。まず思い浮かんだのは同人誌即売会。古のオタクなので、同人誌を頒布する=同人誌即売会に参加すると思っている節がある。
 私が積極的に活動していた10代後半の時、地元の個人(サークル)主催オールジャンル即売会(50〜200サークル程度)→企業主催の地方開催オールジャンル即売会(300〜500サークル程度)→COMIC CITY(1000サークル以上)と少しずつ参加するイベントの規模を大きくしていった。2018年、数億年(オタク的単位)ぶりに同人界に戻ってきて、どこのイベントに参加するかリサーチすると、どうも東京在住の私はCOMIC CITYに参加するのが手っ取り早いようだった。ただ、Twitterで繋がって同じようにドラクエで同人活動をしているフォロワーさんたちが参加しているのかは謎だった。できれば同じイベントに参加したいと思っていた。しかし皆さん、「Twinkle Mirage」という聞いたことのないイベントに参加しているようだった。
 知っている方はもうお気付きかと思うが、Twinkle MirageはスクエニオンリーイベントでTOKYO FESというオンリー集合体イベントの1つであり、主催はCOMIC CITYを開催する赤ブーブー通信社だった。

 ということは私が目指すべきイベントはここということが判明した。調べた当時、幸いにも近々東京ビッグサイトで開催される予定になっていた。私は今の同人誌即売会の偵察を兼ねて、久しぶりに同人誌を買いに出かけることにした。

 一般参加の入場が始まる前には着いていたが、東京ビッグサイトの周囲には行列ができていた。会場への入場列だった。結構長かったのを記憶している。結局会場に入れたのは開始から30分くらい経っていたと思う。あらかじめTwitterで繋がりがあった方のサークルNo.は控えていたので、会場マップを見て目的地へ向かった。
 途中のサークルブースを見ると、雰囲気的には昔と大幅に違うとは感じなかった。昔と違うのはグッズだろうか。昔はアクリルスタンドやアクリルキーホルダーなんてなかったと思う。後から知ったが、今はオリジナルのアクリルグッズを手軽な値段で作ることができる。しかもきれいにできてしまうから、グッズを作る時は版権的に要注意だけれども…。
 目的のドラクエ2、3辺りの島へ着くと、Twitterフォローしてる方へ差し入れをしつつ(把握されていたかどうかはわからないけれど、一応名乗った)、本を買って回った。久しぶりすぎて結構買った気がする。とりあえずトートバッグはめちゃくちゃ重かった。

 いた時間は短かったが、久しぶりの同人誌即売会は楽しかった。独特の雰囲気についていけるのかと思っていたが、ブランクがあっても案外平気だった。
 実は一番心配していたのは年齢層だった。サークル活動するのはせいぜい20代後半くらいまでか、なんて勝手に思っていた。しかし、私の活動するドラクエ2、3辺りのサークルの年齢層はそんなに若くなかった(失礼)!そりゃそうだ。ゲーム自体が発売されてから30年以上経っているわけだし、同年代くらいの人が多いのは納得できる。
 そんなわけで実際に同人誌即売会へ行ってみて、自分がサークル参加をする勇気が出た。しばらくして、私はTwinkle Mirageにサークル参加登録をしたのだった。

(続く!)

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