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転職すると決めたぜ!

今、わたしが勤務している会社はクソである。ニッチな業界で、もともと酷い業界なのだが、まだ底があったのか、と驚いている。給与水準は悪くないのだが、これだったら、節約生活をして、もう少し給与の低い仕事でもいいや、と思ってしまった。

まず、上司が天文学的に無能。契約満了前に三人が一斉退職して、わたしが入社できたのだと知った。会議のときの発言もうすっぺらで、だんだん耐えられなくなってきた。この上司はこの業界の経験が四年程度しかないらしく、基礎的なことが頭に入っておらず、話が通じない。ちなみにわたしは十年なので、この人の先輩だった。

この五十代のおじさんにとって、今の仕事はセカンドキャリアで定年退職までやり過ごせればいい、という感じ。職場環境も改善しないし、業務のことも頓珍漢なことをペラペラと話す。中身がゼロで、話している本人も自分で何を言っているのかわかっていないのだろう。自分たちの部署を守ろう、という気概もないので、まったく信用できない。

転職活動をして、せっかく就職できたのだから、三年は頑張ろう。できれば、管理職になるまで頑張ろう、と思っていたのだが、そんな気持ちも消え失せた。萎えて、もう出社自体もつらくなっている。プライドの高い上司も面倒だが、無知で無能だと反発することすらできない。

会社でゴミみたいなやり取りをしているとき、わたしの後ろに天使が降り立ち、ささやいた。

「あんたさ、転職してもいいよ」

その考えが降ってきて、気持ちがぐっと楽になった。この職場はわたしに相応しくない。何様だと言われようと、わたしには合わないのだ、と自分で認めたら、楽になった。しかし、この転職は失敗ではない。前の仕事はさらに退屈で、さらに薄給だったのだから。

1月入社なので、有給休暇が付与されるのは、7月以降になるだろう。今から情報収集を始め、そのあたりから応募活動を始めれば、2024年には違う職場に行くこともできなくはないはず。

そのように考えていたのだが、すでに耐えられなくなってきたので、転職活動を始めてしまった。

一社、書類選考を無事通過。来週、面接だが、4か月前までやっていたので、それほどプレッシャーではない。まずい。転職慣れしている!(笑)

同じ業界でも、我慢できる環境とそうでない環境がある。改善するための努力をしろなんて言われても、知ったことではない。余計な仕事が増えるだけではないか。

そして、組織の構造的な問題もわかってきた。これは社長の指針であり、変化することは絶対にない。去るべきは、わたしのほうなのだ。

ただ、組織って結局辞めない人、続ける人が大きな仕事をしていくことになる。辞めない人が有能であるとは限らないのだが、組織なんてそんなものなんだよな。

苦痛で仕方がない仕事をするぐらいなら、週6日働いたっていいやと思ってしまった。やっぱり、仕事をあきらめて、余暇のために生きるなんてできない。どちらも充実させたいなんて贅沢は言わない。くだらない奴らに自尊心を削らせてはいけない。

まあ、働いていれば、人間、何とかなる。そのことを知っているわたしは、なんだかんだで強いのではないか。

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