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わたしのきらいな言葉「劣化した女性を活用しよう!」

煽情的なタイトルに気分を害された方もいるだろう。

ごめんなさい。

今日はわたしの嫌いな言葉について列挙していきたい。

1.劣化

ここ十年ぐらいだと思うが、容貌や容色が衰えた芸能人に対して、「劣化」という言葉が使われるようになってきた。人は「物」じゃないから、老いることはあっても劣化することは絶対にない。非常に下劣な表現だと思う。現実の世界で、「あの人、劣化したよね」はまだ聞いたことはないが、人間に対して「劣化」という評価や判断をする、あまりに教養のない人間は、もう人間ではなく猿だと判断するよ。

2.活用

活用してもいいのは、「物」だけ。動詞と形容詞も活用していいよ。でも、人間は活用するなよ。高齢者活用、女性活用、外国人活用、障碍者活用。人間を「物」のように扱うな。

派遣の人を雇うときは間接雇用のため、人件費ではなく外注費として経理処理できる。こういうところから、人権感覚が鈍ってきたのだろうか。

3.スペック

もともと、パソコンのスペックの良し悪しといった機械やコンピュータに対する性能や仕様を指していたはずが、これも人間に使われている。ハイスぺ男子とかって、本当に品がない。人間は生き物なのだから、仕様も性能もないはず。

番外編

あと、自分のアカウントに「さん」を付けている人も、ちょっと気になる。『サザエさん』みたいな感覚なのかしら。

「お局様」も気になる。大体、パワー(権力)のない若い女性が、パワーのない長期間勤務の女性を揶揄しているケースが多く、見ていて痛々しい。(両方とも弱くて搾取されているだけだから)出世するルートのない一般職の長期勤務の女性が多少意地悪くなっても仕方がないだろう。組織の制度、それによる歪みをもっと考察してみてもよいのでは? と思う。

まとめ

とにもかくにも、人間に対して「物」に対して使われる言葉を使うべきではないと思う。他者の人間性を認められない人間の人間性は失われ、結局、その人自身が「物」に成り下がってしまうのではないだろうか。

言霊を甘く見てはいけないよ。


チップをいただけたら、さらに頑張れそうな気がします(笑)とはいえ、読んでいただけるだけで、ありがたいです。またのご来店をお待ちしております!