#映画感想文169『人質 韓国トップスター誘拐事件』(2021)
映画『人質 韓国トップスター誘拐事件(原題:Hostage: Missing Celebrity)』を映画館で観てきた。
監督・脚本は、ピル・カムソン、主演はファン・ジョンミン、2021年製作、94分の韓国映画である。
ファン・ジョンミンが、映画スターであるファン・ジョンミンを演じている。いわゆる輩(やから)、反社会勢力のチンピラに、誘拐され、監禁され、脱出を試みる物語である。
恐ろしかったのは誘拐組織の主犯格を演じたキム・ジェボムである。犯罪者としての手際と段取りの良さ、サイコパスとしてのふるまい、警察にふっかけ交渉をするシーンなどが、本当に怖かった。ただ、韓国の人がみんな歯列矯正するとは聞いたことがあるが、犯罪者でもあんなに真っ白できれいな歯をしているものなのだろうか。終盤の格闘シーンで、そんなことが気になってしまった。
普通の商店街のような道でのカーチェイスのシーンなんかは、手に汗握るものがあった。爆破シーンもふんだんにあり、映画的快楽が存分に詰まっている。
(ただ、実は、わたしがファン・ジョンミンのことをよく知らなかったので、スターという設定が宙ぶらりん状態で見てしまったような気もする。観る側としてちょっと緊迫感に欠けていたような…。もっと韓国映画を見なきゃいかんね)
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