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どうせダメ出しがあるから、資料作成は6割程度で上司に見せた方がいい

上司に指示をされ、資料や書類を作ることがある。言われた通りに作ったとしても、ダメ出し、「なんか、イメージしていたのと違う」みたいなことを言われることがある。そりゃ、あんたが言っていないからだよ、をぐっと飲みこむ。

二十代の頃に働いていたブラック企業のワンマン社長はまさに朝令暮改で、朝の指示が夕方には取り消されることもあり、「作業していなくてよかった!」という謎のガッツポーズをする日もあった。

上司や社長のむちゃぶり、単なる衝動的な思いつきのざっくりとしたオーダーに応えるのも会社員の務め、それこそが会社員の仕事である。しかし、そこで全力を尽くしたり、根を詰めてはいけない。100%の力を出して「やっぱ、この資料、いらないわ」とか言われると、わたしは普通にムッとして、わずかに残されていた一日のゴキゲンも一瞬で砕け散る。

なので、最近は6割ぐらいで作成途中であることを言いわけして見せるようにしている。年々、完成度の低いものを見せても平気になりつつあるのは加齢によって厚かましくなっただけではなく、上司の思い付きに真剣に付き合うとこちらが馬鹿を見るということがわかってきたからだと思う。ボツになるのも採用されるのも、上司が勝手に決めること。わたしは製作者だけれど責任者ではないからね、という感じ。

あと、「この資料作成にこれほどまでに時間をかけるのが果たして正解なのか」とか考えながらやっていると、作業が雑になる。納得していない社員のパフォーマンスは落ちる。もちろん、時間をかければかけるほどよくなるかもしれないが、時間コストを見越して指示を出してほしいと思う。美しすぎるパワポに内容がないとか、あるあるではないか。まあ、無駄働きさせられても、勤務時間内なら給料もらえるし、その時間とお金のコストを負うのは経営者だから、別にいいんだけれどね。社員のモチベーションも落ち、パフォーマンスも落ちるけれど、その損失に関しては知ったこっちゃないよ。

だから新人諸君、会社員なんか適当にやりたまえ。君がいてもいなくても会社は進む。何なら君も会社なんかなくても十分生きていける。それぐらいの気持ちで働こうではないか。働かせていただいているなんて思ったらいかんよ。

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